普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

何とかしては問題だらけの日本学術会議

2022-05-06 08:51:42 | 政治

戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でも世論に流されずにお互いに自分の頭で考えましょう。 

 自民党の自民党の女性が国会で日本学術会議に就いて発言しようとすると共産党の「き」も言わないのに共産党から発言を止めろのヤジ。と言うツイッターにでていました。

 こう言うややこしい時は何時ものように、その道の雄の池上一夫さんの意見をお借りしました。

・日本学術会議はもともとは、戦後、総理府の管轄で発足したが、戦後という状況下で総理府の管轄力は弱く、七期も連続して務めたF氏を中心に、ある政党に完全に支配された状態が続いた。特に1956年に日本学士院を分離して、文部省に鞍替えさせた後は、あたかも学者の自主団体であるかの如く、選挙運動などにおいても、完全に政党に牛耳られる事態が続いた。

・このF氏とは福島要一、「ある政党」とは共産党である。当時は修士以上の研究者は誰でも投票できたため、全国の共産党支持者を動員して33年間(1期は落選)も会員を続けたのだ。

・このように死に体になった学術会議を抜本改革する(最終的には民営化する)ことが菅首相のねらいだと思われるが、政府見解が1983年の国会答弁と2018年以降で食い違っているので、学術会議の対抗措置としては行政訴訟が本筋だろう。本来はまず学術会議の制度設計を議論すべきで、いきなり人事に手を突っ込んだ菅首相(もとは安倍首相)のやり方が荒っぽいという批判はありうるが、政府や自民党の動きをみると、この程度のリスクは承知の上だったのだろう。

・wikipediaによるの福島要一さんの略歴。環境問題、反戦平和運動、大学自治問題などに熱心で、日本学術会議会員を40年近く務めその中核にあった。

・当時の左派系のマスコミの報道。「実情がわかってきた日本学術会議への菅政権の「恐怖の人事」。日本学術会議の会員候補6名を菅首相が任命拒否したことが、いまだに大きな問題になっている。批判を浴びて政権側も巻き返しを図っているようで、学術会議という組織の問題点を指摘する論調もネットなどでは目立つ。学術会議に問題があるのならそれは改善すべきだが、それは今回の問題に対する議論のすり替えだろう。 

・右派系の新聞の報道。日本学術会議は共産党と反日派の巣窟だった野党の追及が仇となり、日に日に明らかになるその素性。

「私の意見」

・世論の反対を無視している福島要一さんを切るか日本学術会議の廃止。

・あとは彼を中心に会費持ち寄りで自由な運営をする。

・当然のように立憲民主、共産、左派系のマスコミの批判はあるが、自民党、維新、読売、産経は賛成を追い風に政府は強引に推進する。

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