良く問題発言をする河野太郎さんが、また自民党内で物議を醸しているようです。
河野太郎氏「青木さんわざと倒れた」…すぐ撤回
自民党の青木幹雄・前参院議員会長が夏の参院選への出馬を断念したことをめぐり、18日の同党役員会の議論が一時、険悪になった。
複数の出席者によると、口火を切ったのは、河野太郎幹事長代理。以前から青木氏について「長老議員を公認するなら何も変わらない」などと批判していたが、この日は「青木さんは(長男に)世襲させるために公募をせず、最後にわざと倒れるという芝居じみたことをやった」といった趣旨の発言をしたという。
他の出席者から「青木さんに失礼だ。取り消せ」ととがめられ、河野氏は発言を撤回した。
[河野さんへ]
河野さんの発言の一番の問題は河野さんが世襲禁止(私は世襲を受ける人の人物次第だと思うのですが)に拘るあまり、参院選を前にして倒れた青木さんの無念さへの同情のかけらもないどころか、上記のような批判的な発言をしたことです。
日本では、特に政治の世界では「浪花節的な義理人情」の気風が戦後半世紀を過ぎた今もまだ残っていると思います。
他人の不幸に付け込んで批判するなど、国民、特に政治の世界、それも(河野さんの批判する)古い体質を引きずっている自民党では、人間ではないと取られても仕方がないと思います。
河野さんは自分の冷酷に聞こえる発言で自分への警戒感を持つ党内の(若手を含めた)政治家が増えたかもしれないことに気付くべきだと思います。
河野さんは党内の若返りや刷新の声に押されて幹事長代理と言う要職につきました。
小沢さんではありませんが、「政治は数」の世界だそうです。
河野さんは自分の意志を貫くためには、自分を支持する人の数を集めるしかありません。
だから他人におもねる必要はありませんが、自分の発言で支持者や同志を失うことのないように何時も気をつけて置くべきだと思います。
私は自民党に対しても、河野さんの言動に対して全面的に賛成の立場ではありませんが、それでも恒久的政権交代を願う立場から、自民党の将来を担う河野さんが是非大成して貰いたいと思っています。
河野さん独特の鋭い論法も良いですが、(もし自分が温かい人柄だと思っているのなら)他人に対するその気持ちを何時も示すことも忘れないで下さい。
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