[民主党政権のこれから]
鳩山さんが遂に小沢さんを道連れにして辞職し、民主党と政権は大きな転換期を迎えています。
持続的な政権交代論者の私はその民主党と対極にある自民党の今後を考えて見ました。
菅さんが代表候補に立候補することを明らかにしていますが、彼が首相になった時のポイントは如何に党内の紛糾を避けながら、小沢さんの影響力を減らせるかに掛かっています。
・詰まり彼の影響下にある人をどれだけ閣僚や幹事長など重要ポストに就けるか
・小沢流のばら蒔き政策を真面目なものに変えて行くか、
一部のマスコミは小沢さんの影響が少なくなるので、新政権はばら蒔き政策を見直すのではないかと言っていますが、果たしてどうでしょうか。
それと今となっては民主党政権の大きな癌になりかけている普天間基地移転問題をどう処理するかが、大きな問題となっています。
何しろ日米間の合意では「誰が首相でも合意履行を」普天間で米高官と米国から言われるのは当然だし、「8月末まで」とした移設先に関する具体案策定の実務的な協議を開始しなければならないのですから。
[自民党のこれから]
自民党としては野党となった今は、これらの新政権の動きを待つしかありませんが、それに対する党の体制は整っているのでしょうか。
自民党は、首相と民主党の小沢幹事長の「政治とカネ」の問題や米軍普天間飛行場移設問題で政府・与党への攻勢を強めてきました。
然し、
・首相交代により、民主党の支持率が回復しかねない
・「新しい首相と内閣ができればムードが変わる。非常に厳しい戦いになる」
・「正直痛い。鳩山首相のままの方が良かったという意見が多い」
との懸念が相次いでいるそうです。
参照:自民「痛い。鳩山首相のままの方がよかった」
今後は「政治と金」で民主党を追及するにしても迫力がなくなるし、普天間問題のこじれの最大の責任者の鳩山さんがいなくなるし、ばら蒔き公約を批判しようにもその黒幕の小沢さんが辞めているし、民主党が公約の修正をしてくれば、批判のしようがないし、結局は鳩山さんと小沢さんの影響下でやって来た過去のことの批判しか出来ないようです。
上記の報道をした読売新聞も参院選で目標としていた「与党の過半数割れ」「改選第1党」も不可能ではないとの手応えを感じつつあったが、戦略の見直しを迫られるのは必至だ。と指摘しています。
[一般国民の自民党への反応]
テレビなどの市民の反応も「鳩山さんはもっと頑張るべきだった」と言う人がかなり居ましたし、野党が言う「衆議院解散で国民の信を問え」の要求にも、賛成、反対がほぼ同数のようです。
仮にこれがテレビ局の編集だとしても、鳩山さんがあれほどの大失敗をしても、やはりかなりの数の人がまだ民主党政権に幾分の期待をしていることを、自民党は安全サイドの面からその事実を受け止めて、それに如何に応えるかを考えて置くべきだと思います。
民主党に対する国民の期待の理由の一つは、政権交代の対象の自民党や長く続いた自民党政権への批判、不安、飽きから だ と言う事もも自民党は忘れてはいけないと思います。
最近の(鳩山政権の批判の最前線に立つ)産経の世論調査結果でも、
・支持政党:民主党17.7(19.8) 自民党16.5(14.2) (括弧内は前回の数字)
・日本の指導者として最も期待するのは:前原誠司10.3、舛添要一9.8、岡田克也8.1、渡辺喜美7.7、菅直人6.4、石破茂6.2、小泉進次郎5.2、蓮舫4.3、小沢一郎2.1、石原伸晃1.1、谷垣禎一 0.6
が示すように自民党に必ずしも信頼されていない、谷垣さんは殆ど信頼されていないことを示しています。
この世論調査には、後の調査の数字が示すように多分にミーハー的なところもありますが、それにしても鳩山政権が大チョンボをした今でも、最大野党の谷垣さんへの支持が他の人とはケタ違いの僅かの0.6%の数字の意味するところを良く考えるべきだと思います。
[自民党は自党自身のことも考えるべき]
外野からみて、自民党は鳩山政権は8カ月の間何をしたのかと攻撃をしていますが、そのその8カ月の間自民党自身は何をして来たのでしょう。
「みんなでやろうぜ」の合言葉に反する与謝野さんや舛添さんの党内刷新を拒否されての離党に対する除名処分だけ。
党内に残った若手議員の同じ主張は全て不発。
唯一変わったのは河野太郎さん副幹事長登用と定年制による党の若返りだけです。 (正確に言えば外野にはそのようにしか見えません。)
後のやったことは、鳩山政権の諸施策に対する攻撃。
それと政権の敵失とそれによる政権と民主党の支持率の低下をひたする祈る(ように見える)
国民は自民党の古い体質と自民党政権のやり方について批判し、不安を抱き、そして飽いてしまっているのに。
これらの事実と谷垣さんへの支持が0.6%の数字が関連しているような気がするのですが。
唯一つ傍目で見て活躍しているのは、一年生議員の小泉進次郎さんです、国会での彼の質疑のかっこよさ、街頭の演説で彼に熱狂する人達。
これも軽薄なテレビ、軽薄な一般市民と言う見方もありますが、彼の活躍を追うテレビや一般市民は無意識の内に最大野党のあるべき姿を期待しているのかも知れません。
石破茂さんの考え
私の尊敬する政治家の一人の石破茂さんはそのブログで次のように書かれています。
(鳩山政権の)ような政権を作った責任は間違いなく我が自民党にあります。
自民党が国民に愛想をつかされた昨夏、民主党が掲げた「政権交代」とのフレーズはまさしく悪魔的な魅力に満ちていました。(中略)
長きにわたって政権を与えられていながら、いつのまにかそれに対する感謝と怖れを忘れ、真実を語る勇気も、真心も失ってしまったのではないでしょうか。安全保障や財政の危機を招いた責任も、専ら我が党が負うべきです。
国民が審判を降すに当たって問われているのは民主党ではなく、我が自民党なのだと強く思っています。
強いて言えば石破さんのような要職におられる人が、その考えを何故谷垣さんまで反映出来ないのかとも思はないこともありません。
自民党は鳩山政権が方向を誤らないように、攻撃はしても良いし、しなければ成りませんが、石破さんの言うように、自民党は参院選勝利のためにも、もう一度自党自身の在り方を見直す必要があると思うのですが。
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「自民の古い体質」という安易な言葉ですませてしまうのも同じ思考ですね。
谷垣氏は目立たないだけで誠意のある政治家だと思いますが。
何はともあれ、夏の参院選は民主が惨敗するでしょう。
本当の意味での政界編成はこれからです。そして政権選択の衆院選を実施しなければいけない状況に追い込まれると予想します。
来年には民主党は存在しないかもしれません。
これは、期待出来ないと思います。
もし転換するのであれば、子供手当ての騒動の時にすでに転換しているでしょう。
個人的にオハイオ氏の仰る財政再建を支持したい所ですが、日本でそれをやると非難ごうごう
雨あられでしょう。
で、ある以上国民新党のおもいっきり国民に甘美な政策をとって行き着くところまで行き着くしか手は無いと個人的には思って降ります。
しかし今日は
ブログ主様の今回のエントリーと多少ずれた
コメントを致してしまいました
申し訳ありません。
(まあ、何時ものことかもしれませぬがねw)
無党派の多くの人は、毅然とした保守の再生を願っていると思います。
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