普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

何とかしては問題だらけの日本学術会議

2022-05-06 08:51:42 | 政治

戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でも世論に流されずにお互いに自分の頭で考えましょう。 

 自民党の自民党の女性が国会で日本学術会議に就いて発言しようとすると共産党の「き」も言わないのに共産党から発言を止めろのヤジ。と言うツイッターにでていました。

 こう言うややこしい時は何時ものように、その道の雄の池上一夫さんの意見をお借りしました。

・日本学術会議はもともとは、戦後、総理府の管轄で発足したが、戦後という状況下で総理府の管轄力は弱く、七期も連続して務めたF氏を中心に、ある政党に完全に支配された状態が続いた。特に1956年に日本学士院を分離して、文部省に鞍替えさせた後は、あたかも学者の自主団体であるかの如く、選挙運動などにおいても、完全に政党に牛耳られる事態が続いた。

・このF氏とは福島要一、「ある政党」とは共産党である。当時は修士以上の研究者は誰でも投票できたため、全国の共産党支持者を動員して33年間(1期は落選)も会員を続けたのだ。

・このように死に体になった学術会議を抜本改革する(最終的には民営化する)ことが菅首相のねらいだと思われるが、政府見解が1983年の国会答弁と2018年以降で食い違っているので、学術会議の対抗措置としては行政訴訟が本筋だろう。本来はまず学術会議の制度設計を議論すべきで、いきなり人事に手を突っ込んだ菅首相(もとは安倍首相)のやり方が荒っぽいという批判はありうるが、政府や自民党の動きをみると、この程度のリスクは承知の上だったのだろう。

・wikipediaによるの福島要一さんの略歴。環境問題、反戦平和運動、大学自治問題などに熱心で、日本学術会議会員を40年近く務めその中核にあった。

・当時の左派系のマスコミの報道。「実情がわかってきた日本学術会議への菅政権の「恐怖の人事」。日本学術会議の会員候補6名を菅首相が任命拒否したことが、いまだに大きな問題になっている。批判を浴びて政権側も巻き返しを図っているようで、学術会議という組織の問題点を指摘する論調もネットなどでは目立つ。学術会議に問題があるのならそれは改善すべきだが、それは今回の問題に対する議論のすり替えだろう。 

・右派系の新聞の報道。日本学術会議は共産党と反日派の巣窟だった野党の追及が仇となり、日に日に明らかになるその素性。

「私の意見」

・世論の反対を無視している福島要一さんを切るか日本学術会議の廃止。

・あとは彼を中心に会費持ち寄りで自由な運営をする。

・当然のように立憲民主、共産、左派系のマスコミの批判はあるが、自民党、維新、読売、産経は賛成を追い風に政府は強引に推進する。

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戦前の子供の四季

2022-05-05 08:34:36 | 教育

戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でも世論に流されずにお互いに自分の頭で考えましょう。

 今日は子供の日なので表記のことを書いてみましたのでご参考までに。

 私の子供時代は現在の北九州市の一部となっている旧八幡市、戦災と戦後の開発から逃れて、今でも残っていますが表通りから引っ込んだ路地裏状態の小さなコミュニティーで過ごしました。
 その頃国道では市内電車とバス、馬車と牛車が走り、市道、県道では馬車と牛車だけ、子供たちが走り回って遊んでも安全てずが、唯一の危険は馬や牛の糞を踏みそうこと。
 電機製品は電灯のほかは何も無し、掃除、洗濯、料理と母親の苦労は大変なものでした。
 ラジオは物好きの父が鉱石ラジオを作る程度、子供にとってはそれに代わる楽しみと言えば本を読む事くらい。
 でも今になって見ると下記のように子供時代からの読書の習慣の大切さに気づきます。遊びの中心は勉強など全く無縁の小学生以下で、今で言う(余り競争の厳しくない)旧制の高校生や中学生が時々遊びに加わり、自然と遊びの伝承が出来ていたようです。

雪遊び:当時は北九州でも良く雪が降りました。遊びは今と同じ雪だるま、雪合戦など、それに雪を踏み固めてのスケート遊び、と言っても勢いを付けて雪の上を滑るだけ。

子供の節句:どの家も貧乏で雛飾りも鯉のぼりも殆ど見かけませんでしたが、家では雛まつりでは甘酒、端午の節句には柏餅や粽(ちまき)が作られ、菖蒲の束を屋根を置き、風呂(私の家は特に貧乏で勿論銭湯ですが)には菖蒲を入れれるのが習慣で、どちらかと言えば男の子の祭に重点が置かれたようです。

新入生の歓迎遠足:学校では恒例の様に、今の新日鉄の中核工場のある、当時は白砂青松の中原(なかばる)の海岸へ遠足に行きました。交通不便のお蔭で当時の子供たちも片道2時間の道を良く歩いたものです。
 子供たちは親から作って貰ったお握りを風呂敷で包んで、時代劇で見る侍のように斜めに背負って行きました。(卒業近くではリュックを使う生徒もいました。)
 貧乏な私の家ではその時のおやつ代として5銭貰うのが決まりで、私は4銭で森永キャラメルのハーフサイズを2個と、残りの1銭で飴玉を買うのが楽しみでした。

螢狩り:当時はどこの川でも蛍が見られました。子供たちは蚊帳の中に放された蛍を見ながら寝ました。私も姉から習って藁細工の蛍籠を作ったものですが、草履、独楽の紐作りなどと同じようにもう忘れてしまいました。
  考えて見ますと昔の子供遊びの伝承の大半は私たちの世代から消えてしまったようで残念です。

夏休み:勉強は宿題をするだけの子供たちは、毎日歩いて3~40分の所にある、灌漑用にせき止めた川の深みへ泳ぎに行きました。時には大きい子に連れられて、お握り持参で2時間以上もかけて海岸へ海水浴に行きました。

七夕:子供たちは各戸で買った笹竹に総動員で飾りを競い合いました。
 それが終わると小さい子も年上の子から教えて貰いながら、七夕の笹竹を使って竹馬を作りました。その残りの部分は竹トンボや凧作りの「ひご」になりました。

起業祭:新日鉄の前身の八幡製鉄の運転開始記念日で、旧八幡市では最大のイベントで、親戚が皆寄り集まります。母は来客用に甘酒作りでおお忙し。市から配られた万国旗を各戸の軒下に張り回され、町の目抜き通りは万国旗の旗の波で埋めつくされます。学校も午前中で終わり子供たちは親に連れられて、中央会場の見せ物小屋や露天商を見に行きます。祭が終わると子供たちはその万国旗の旗を除けて、その紐(紡績糸と呼んでいました)を凧上げ用に取って置いたものです。

正月:年末には正月用にどの家でも餅つき。朝起きると枕元に新しい下駄が置いてありました。時にはそれが着物や洋服になることもありました。どの家も他の祝祭日と同様に日の丸掲揚。学校では皆が低頭する中を白手袋の校長が恭しく教育勅語を読み、全員で「年の始めの例(ためし)とて」を歌うと子供ながらも何だか正月気分になったものです。当時はまだ各戸に年始廻りのため名詞受けが置いてあり、学校から帰った子供たちは自分の名を書いた玩具の名刺を入れて廻るのを楽しみにしていました。
 家や広場では(これだけは男女混合で、つまり他の遊びは男女別)双六やカルタ取りや百人一首。入学前の子供たちもそれで自然に覚えた仮名を知っているのを大人から褒められるのに調子に乗って取札の数を競ったものです。
 外では子供たちは一張羅の着物や服を着て、七夕の笹竹から作った竹馬で遊んだり、その竹から取った「ひご」を使って作った凧を、起業祭の時の糸で揚げてその高さを競ったものです。

 今から考えると自分から考えて竹馬や凧を作った昭和初期の子供、カルタでお覚えたひらがなついた大人の本が読めるようになる、勿論教科書など先生に習う前から読める一部の生徒

 テレビがあり、(苛めの手段ともなる)スマホを持ち、小学校でも英語、プログラミングもおしつけられる今の子と昔の子とどちらが幸福?

   今文芸春秋で活躍している藤原正彦さんは小学校で重点を置くのは、一二も国語三四が無くて五に国語と言っているのですが。

 それと自分で考えて遊びの道具を作りだす子供の未来!!!

 少し考えさせられることもあると思われせんか?

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立憲民主はまた共産党と組んで大丈夫か。

2022-05-04 10:47:13 | 政治

戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でも世論に流されずにお互いに自分の頭で考えましょう

   例によって読売新聞の大文字の報道です。憲法の主張与野党訴え・参院選向け熱帯びる。自民、維新、国民は憲法改正の立場。立民と共産党は都内の改憲反対派の集会に出席。共産の志位さんは「危機に乗じて憲法9条を改憲し、日本を危険な道に引き込み、国民の暮らしを押しつぶす。こんな道は力を合わせて止めよう」と語ったそうです。

共産党の主張です。

   憲法の全条項を守り憲法を生かす政治に転換する、というのが共産党の基本的な立場だ。世論調査をみても「選挙で重視する政策課題は何か」というと、憲法改正は一貫して各項目中で最下位だ。国民は改憲を優先課題とは考えていない。国民が望んでいないのに憲法審査会を開くことで世論を喚起しようというのは考え方が逆立ちしている。憲法審は憲法改正原案の発議が任務の委員会だから動かすべきではない。

現実の世論調査です。

共同通信の世論調査

・「憲法改正」が、必要24%、どちらかといえば必要44%

読売新聞の世論調査

・「憲法改正」が、60%、反対38%

衰退の一歩をたどる朝日新聞の世論調査です。

 改憲必要45%、不要44%

    立憲民主と共産党は一般国民はどの世論調査を信ずると思いますか。

   同党の大先輩の野坂参三さんは独りこんな憲法では国が守れないと国会で大演説をしました。それが出来ずに日本は自ら選んで米国の軍事保護国になりました。

    世論調査によれば憲法改正はウクライナ問題に関連して日本国民の関心の最上位になっています。

立憲民主の考えです。

   日本国憲法9条は、平和主義の理念に基づき、個別的自衛権の行使を容認する一方、日本が攻撃されていない場合の集団的自衛権行使は認めていない。この解釈は、自衛権行使の限界が明確で、内容的にも適切なものである。また、この解釈は、政府みずからが幾多の国会答弁などを通じて積み重ね、規範性を持つまで定着したものである。
集団的自衛権の一部の行使を容認した閣議決定及び安全保障法制は、憲法違反であり、憲法によって制約される当事者である内閣が、みずから積み重ねてきた解釈を論理的整合性なく変更するものであり、立憲主義に反する。

「日本が攻撃されていない場合の集団的自衛権行使は認めていない」とあります。文章としても可笑しいですが、日本が攻撃される可能性が出てきたら見直すと言わんばかり。某国が日本を攻撃またはその大きな可能性がでて来た時はどうします。自衛隊と日本に駐屯する米軍の兵隊。陸上までは何とかなっても海上、空から飛んでくるミサイルなどなど。勿論仮想敵は中國、ロシヤ。米国のバイデンさんが乗り出すとしても。それまでに日本全体は大被害がでるのは確実。

   立憲民主は共産党と組んで前回の選挙で大きく後退しました。それでも共産党と組んで街での反改憲の動き。未だ反省はないのですかね。

 もし本当にもし、共産党支配の中國が台湾攻撃を始めたら。(これから先は私は書けませんので)立憲民主の人達は良く考えてください。

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日本の憲法とその問題点について若い方への申し送り

2022-05-03 08:51:37 | 憲法

戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でも世論に流されずにお互いに自分の頭で考えましょう。

 今日は憲法記念日なので私が前々から考えていたことを書きます。

 昨日の共同通信の世論調査の結果と同社の纏めに就いての批判がツイッターに出ていました。

 調査の結果です。

 ・「憲法改正」が、必要24%、どちらかといえば必要44%と、68%が賛成も記事では無視。 自衛隊明記の9条改正は、賛成67%、反対30%。 緊急事態条項創設は、賛成69%、反対30%。

・それに就いていの共同通信社の纏めです。9条改正の必要性は「ある」50%、「ない」48%と賛否が拮抗した。岸田文雄首相が自民党総裁任期中に目指す改憲の機運は、国民の間で「高まっていない」が「どちらかといえば」を含め計70%に上った。

 明らかにツイッターの批判のほうが正しいと思います。

今日の読売新聞の社説です。

激動期に対応する憲法改正論議を。自衛隊明記を先延ばしするな。

 戦争放棄の前提となった諸国民を信頼するだけでは平和を維持できないことは明白。然し憲法学者は自衛隊は違憲の疑い。

「私の意見」何かある時だけ審判のように口をだす憲法学者。そんな暇があるな下記のように日本語として片言だらけの憲法を普通の日本文にしたら良いのに。

 私の憲法に就いて前から書いた「憲法から仄かに匂う加齢臭」川柳から見た前文と第9条の投稿と今回補足する私の意見の意見です。

 憲法が発効してから半世紀以上になるのに手つかずのまま。私流に言えば平和憲法の名の空気にどっぷりつかって思考停止状態。川柳の言う加齢臭が匂うのも当然です。
「川柳の眼でみた憲法」
 川柳は上5~8、中7、下5でなっています。
 だから大きな会になるほど句を拾って貰うために一字ごとに最新の注意を払います。
 多くの句を選ぶ人達は「てにおは」の間違い、論理の矛盾などあれは喜んで没にするからです。
 それで同じような眼で憲法の最大の問題の前文と第9条の就いて見てみました。
【前文】
  日本国民は、(、不要)(一部省略)恒久の平和を念願し平和を愛する諸国民の公正と信義に(を)信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。
【第9条】
 日本国民は、(、不要)正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、 武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、(、これ不要)を保持しない。国の交戦権はこれを、(、これを不要)認めない。
 なお前文、第9条以外でも憲法全文を通じて何故か「****、これを--」のように普通の日本語では使わない文章ばかりです。
 詰まり川柳や俳句・短歌で言えば没になる文章ばかりです。
 このような片言の憲法を持っているのは日本人として恥ずかしいと思うのですが。憲法学者はどう思っているのでしょう。

今回追記:今でも憲法学者は無言のまま。何かある時だけ審判のように口をだす。
 私は念のためにネットで大日本帝国憲法を見ました。
 現在の憲法と大違いなのは
・一項目に一つの事柄だけ、上記のような説明はなし
・漢文調だが正しい日本語
 まさに川柳の見本のような昔の憲法。
 これがどうしていまの片言で説明だらけの憲法になったのかについては、15年7月4日の読売新聞夕刊の記事で直ぐ判ります。
 当時の吉田外相の懐刀だった白州次郎は46年2月、GHQから日本国憲法の原案が日本側に渡された場に吉田とともに立ち会った。「GHQから英語の原案をもとに制定作業」を急ぐよう伝えられ、当時の幣原喜重郎内閣は大混乱に陥った。しびれを切らしたGHQは、「一晩で最終案」を作るよう要求し、白洲も、外務省職員と作業にあたった。その日の手記には「『今に見ていろ』ト云フ気持抑え切レス ヒソカニ涙ス」と書き残し、後年「新憲法は米国側から『下し置かれた』もの」と述懐している。(原文のまま)
 一晩でGHQの原案をそのまま総動員で翻訳するのですから私が書いたように片言の日本語になったのでしょう。本来ならGHQの原案と対比すれば良いのてすが、素人のブロクでは手の出しようが有りません。
 当時の幣原内閣の新憲法発効のための全員の涙の署名は良く知られています。その後首相になった吉田さんの9条に就いての説明に共産党の野坂参三さんが「要するに当憲法第二章(第九条)は、我が国の自衛権を放棄して民族の独立を危うくする危険がある。それ故に我が党は、民族独立の為にこの憲法に反対しなければならない。」(第九十回帝国議会速記録)と当然の発言したことも良く知られています。

今回追記:今の共産党は野坂参三さんのような人は居ないのですかね。
 こうなったのは日本軍から一時はフィリピンから追い出されたマッカーサー司令官の日本軍の再建を恐れた原案、それを飲まざるを得ない日本の政治家の占領軍の意向への今流行語に成っている「忖度」です。それ以降日本の政治家の米国への忖度は今も続いています。
 その涙の日本国「憲法から仄かに匂う加齢臭」がしても手着かず放置されているのは何故でしょう。そんな事は嫌と言うほど知っている憲法学者はどう思っているのでしょう。
 憲法学者が合憲か意見かについて審判をしても、日本国憲法はどういるべきかと書いた本の出版の広告など一度も見た事は有りません。どうしたのでしょうね。
「米国の軍事保護国になった日本」
 総理になった佐藤栄作さんが九条に関連して首相の時大英断をしました。日米同盟の締結です。九条のため軍備を持てないので国防を総て米国に頼ることを決めたのです。戦前・戦後を知る私から言えば日本はいざと言うときはお願いするしかない米国の「軍事保護国」になったのです。戦前の怖い日本にもどるのを恐れる米国もそれを受け入れました。(その現れは東京のど真ん中の米軍の横田基地、喉元の横須賀の米国の海軍の基地の存在です。)
 米国の軍事保護国になった日本は何か事あるたびに米国の意向を忖度するしか有りませんでした。米国から見放されたら9条のお蔭で無防備になるからです。
 これ以降の起こる事柄の殆どに関して日本の米国への忖度の歴史です。
 それで軍備の資金の総てを復興へつぎ込め大躍進をしたと言われています。
 お蔭で日本は「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と言われる程大躍進を遂げました。
 安倍さんを引き連れた小泉さんは「世界第二の経済力」をバックにして九条の「国際紛争を解決する手段として武力を使わずに」拉致された何人かを日本に連れ帰りました。
 ハーグの紛争で多くの他の国は軍隊を派遣しましたが九条の国日本は多額の資金を提供しました。しかし同国から何も感謝の言葉が無かったのが大きな話題に。それと米国から「Show the flag」と言われた小泉さんはイラク紛争のときに地域の人達給水をする自衛隊を派遣しました。戦中の経験のある私から見れば、そしてイラクの反対勢力の立場から言えば九条違反の戦争に加担したのです。そして今イラク文書の多くの戦闘の字の存在が問題になっています。護憲派の言う「九条があるから今まで平和だった」と言うのは国内だけ通用する言葉です。戦時中の経験のある私から見れば飛行機で米軍の兵士や武器を輸送すると言うのは国明らかな戦闘行為です。好運が重なって死者も障害者もでなかっだけです。
「外交に経済力も使えず米国にに頼る他ない日本」
 前に書いた「ジャパン・アズ・ナンバーワン」の元となつた企業の力を恐れた米国は日本と年次改革要望書を相互に取り交わすことで日本の企業の力を弱めることを計画しました。だから現実は要望書は日本へだけの一方通行。小泉さんは米国の意向を忖度して今まで日本を支えてきた「従来の企業活動による社会貢献、技術や従業員や大切にする、そのチームワークと企業への忠誠心による自主管理活動」から「企業や従業員は株主のもの、チームワークより成果主義」の考えを持ち込みました。
そして現状を見るように米国の政策は大成功。企業倫理を忘れた数々の不祥事件の続発、虎の子の技術の流出、コストとしか見られない非正規社員の増大、貧富の格差増大、貧困者対策のための費用増大、企業倫理を忘れた企業内不祥事の続発などなど、日本の経済力も大きく落ちました。日本にとって拙いことに中国が世界第二位の経済力を持つまでに台頭と日本との格差の増大です。

今回追記:岸田さんの言う「新しい資本主義」は上記のような歴史の反省が無ければ空論に終わってしまいます。
 今となってはかっての小泉さんのように拉致された何人かを連れ帰った時のように、中国と大差のつ一部た経済力は使えません。北朝鮮もそれを見越して日本は蚊帳の外だと軽蔑しています。
 日本に残るのは何時どう変わるかわからない米国ファーストのトランプさん頼み。

今回追記:今は何を考えているか判らないバイデンさん頼み。
「諸国民の公正と信義に信頼して、安全と生存を保持」どころか拉致被害者さえも助けられない日本です。
「改めて憲法の前文を見る」
「国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」は良いのですが、護憲論者は拉致問題の解決の具体策を提案すべきと思うのですが。
 前文の「諸国民の公正と信義に信頼」諸国民の代表で日本が唯一の頼りの国連は重要事項の決定に米国、ロシヤ、中国などの拒否権で止まってしまう。それで国連が公正と思いますか。

今回追記:私の心配が当たってウクライナ問題でロシヤの拒否権で何もできない国連。
「諸国民の公正と信義に信頼」はEUの国なら何とか通じますが、日本周辺のロシヤ、北朝鮮、韓国、中国、台湾の内日本が信頼できる国はどの国ですか。

今回追記:心配性の私の心配がまた当たりました。ロシヤを支持する日本人はゼロ

 安倍政権は憲法改正に熱心ですが、外交的配慮で上記の国のことが言えず、いきなり九条改正だけ言うので話が通じません。野党もそれが判っていて憲法改正反対ぱかり。何故か思考停止の憲法学者と護憲論者。平和憲法の空気にどっぷりとは嵌まったままの日本。

今回追記:最初に書いたように憲法改正論議が政府にも民間にも出て来たことは良いことです。強いて言えば遅すぎること
「平和ぼけの若い人たちを出した政治家、憲法学者の責任」
 これまで書いた4月30日に読売新聞の憲法に関する世論調査の結果がでました。
 憲法を改正したが良い51%(前回49%)。国民投票ではどのような改正安は没は確実。
 その中紹介された20歳男性の意見。憲法は理想だ。他国と自国を護る安全装置。戦争放棄は維持すべき。他国の戦争に巻き込まれず、敵対国の攻撃材料にもならず、友好国に不安も与えない。(文のまま)
 彼は日本が日米同盟と言う米国の武力に頼って何とか今までやって来たと言う現実を忘れています。憲法の精神から言えば、米国の武力に頼る必要は全くない筈です。
 憲法の発足時は原子爆弾投下は戦争犯罪、戦犯裁判は国際法違反だと誰でも知っていても言えない時代でしたが、今は少なくともネットや言論誌で言える時代になりました。
 今こそ憲法の基本的な考えの前文から見直し時期に来ていると思います。
 ここまで書いた当時の5月2日に読売が自衛隊が合憲か否かに就いて憲法学者の意見問うた所殆どが違憲の判断の記事が出ました。読売は自社で改憲の案を出しているのですから、違憲とすればどうしたら良いか、九条と前文の理想と現実の背理をどうすれば良いかまで訊くへきでした。
 問題は政治家、憲法学者が米国押しつけの(当然米国に有利な)憲法を半世紀以上も「憲法から仄かに匂う加齢臭」で出るまで碌に論議もせず放って置くから前述の若い人の空理空論が出てくるのです。

今回追記:最初に紹介したように憲法見直しの意見がでたことは良いことです。然し憲法学者は依然として無言。前記のように審判の立場になれば口をだす憲法学者。

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日本は情報機関を作り国内外に発信すること

2022-05-01 12:10:01 | 報道

戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でも世論に流されずにお互いに自分の頭で考えましょう。
   今日は憲法記念日と言うことでNHKで特別番組がありました。予想したように綺麗ごとの話ばかり。第一に敗戦後に出来た憲法ですから占領軍から英文の原稿を一日で日本語で翻訳しろと言われて出来た片言まじりの憲法。出演者でそれに触れた人はゼロ。勿論出演した首相はそんなことを言われないのが当然ですが。その憲法に野党の代表は皆賛成??共産党の大先輩の野坂参三さんが「憲法第九条は、我が国の自衛権を放棄して民族の独立を危うくする危険がある。それ故に我が党は、民族独立の為にこの憲法に反対しなければならない。」と当然の発言したことも良く知られています。今日はその後輩の志位さんも憲法に大賛成。
 もう少し野党から憲法の中身、誤字、脱字など批判が盛り上がっても、戦勝国だけ持つ拒否権の国連の批判をしても視聴者や他国から批判は出なかったと思いますし、日本憲法の持つ危うさが判ることも、国のために良いことだと思います。
 もう一つ日本に他国から核攻撃のあったとき米国が対応するか否かの話が出ました。
 現実はウクライナに対するソ連の攻撃に一歩引いている米国。それと同じで日本に対する核攻撃の可能性があったとき米国の対応の問題が出ましたが、おそらく米国の対応もウクライナと同様。
 米国の日本への核爆弾投下は推測ですが米軍の攻撃に対する日本軍の反撃。最初は要地への焼夷弾投下にもめげない日本人。その間にも大きく消耗する米軍兵士。遂に最後の手段としての核爆弾の投下。遂に日本の降服。
 増してロシヤ、中国も核兵器を保持。米国の核の使用は米国に大きな損害がでないかぎり限りなく少ないと思います。
 本来なら日本はどうすれば良いか。ウクライナの首相のように情報戦に強ければ良いのですが。安倍一次内閣の時、情報機関を持つと表明したのをつぶされて以降、情報戦略は略ゼロ。
 私が言う安倍さん支持の三雑誌も内弁慶。反日韓国も言いたいやりたい放題。その中で韓国の実際を書いた勇気ある何人かの韓国人。
 私は遅まき過ぎすが国に何らかの情報機関を作り、国内外に発信すること。前記の3雑誌も少なくとも協力して海外、少なくとも韓国むけの情報を発信するべきと思うのですが。

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