昨日は、二十四節季の一つ小寒(しょうかん)だった。
暦の上では、この日から節分(立春の前日)までを「寒(かん。寒中・寒の内とも)」と言い、この日を「寒の入り」とも言う。この季節は最も寒さの厳しい時期だというが、今年は、少し様子が違う。例年に比べ暖かい日が続いている。熊本では日中の最高気温が18℃を超え、3月中旬か4月初旬のような日があった。
今日、気象庁が発表した向こう1か月間の天候の予想は
「この先、東日本・西日本周辺では冬型の気圧配置が弱く、日本付近には南から暖かく湿った空気が流れ込みやすい。」「2月上旬にかけて気温は東日本と沖縄・奄美で平年より高く、西日本で平年並みか平年より高くなる。北日本は平年同様、寒気の影響を受けやすいため、2月上旬にかけての気温は平年並みを見込んでいる」。
冬は暖かいに越したことはないが、やはり例年通りの寒い日が懐かしい。
暖冬の影響が各地で起きている。東北地方の湖では氷が張らず、ワカサギ釣りができないという。スキー場では雪が少なく営業もままならないと悲鳴があがる。桜や梅などの花が各地で開いている。狂い咲きとでもいおうか。野菜の出来も異常だそうだ。出来すぎて廃棄する農家もある。
この日から年賀に変わり寒中見舞いを出し始める。
「喪中につき年頭のご挨拶は失礼させていただきます」と、年末に何通かの「喪中欠礼」のはがきをいただいた。年とともにだんだんと増えている。知人友人もそれなりに年を取ったせいだろう。明日は我が身となんだか寂しくなってくる。
「喪中欠礼」の手紙をいただいた方々に、心込めて「寒中見舞い」送ることとしよう。おかげさまで元気で新しい年を迎えることができましたと、一言付け加えることも忘れまい。