「菊池電車」と愛されている熊本電鉄(本社熊本市)のお爺さん電車。北熊本駅と上熊本駅間を結び、その愛くるしい見た目から「青ガエル」の愛称で鉄道ファンに長い間親しまれている1957年に製造された元東急の5000系車両。1985年に東急電鉄から譲渡された。車両の寿命は約30年といわれているが、58年もの長い間現役で走り続けているのは全国でこの1台だけ。
熊本電鉄の車両群。両端は6000系、中央は〝青ガエル”
(青ガエル)
(自転車も一緒に)
(走る青ガエル)
(北熊本駅で青ガエル)
お爺さん電車の「青ガエル」老齢のため、今年限りで現役を引退することが決まっていたが、先日、熊本電鉄から「ラストラン」を2月14日に決めたと発表された。
これからの数日、菊池線を走る全国最後の電車「青ガエル」に乗るために、たくさんの鉄道ファン「撮り鉄」が、写真を撮ろうと全国から訪れてくることだろう。「丸みを帯びた下ぶくれの顔に〝愛嬌がある、かわいい”、レトロで雰囲気がある車両。引退するまでにもう1度乗りたい」と、ラストランの日には全国の鉄道ファンが大勢、熊本を訪れることだろう。
これからの運航予定は、1月10日から2月7日までの毎週日曜日と、同月13日、14日。14日は夕方からの9往復、それ以外は1日28往復する。
私の毎朝の散歩コースは坪井川の遊水公園。1周すると約5.5キロ。遊水公園のへりを取り巻くように元気に走る「青ガエル」との毎朝のご面会が楽しみでならなかった。だが、それも後しばらく。味気ない朝の散歩となりそうな気になる。
「撮り鉄」ではないが、「青ガエル」最後の雄姿と消えてゆく車内風景をカメラに収めるために、次の日曜日はあけておきます。