9月4日の⇒「ナンバ一番」のブログで、ナンバ一番が閉店したのは何故?という疑問に対してナンバ一番に関係したという方より、コメントを頂きました。画像に詳しい説明もいただきました。
<Kisaragiさんより>ナンバ一番に関係した者です。
昭和43年有馬温泉の満月城が火災を起こし、消防法が厳しくなりました。ナンバ一番の建物が古く消防法に適合しなくなり、昭和44年9月に閉店して改装を一時、経営者は考えましたが、採算が取れないと判断して、従業員は解雇されました。
写真の「お知らせ」の看板内容は、改装の間お休みすると言う内容です。「ホステス500名募集」の看板は近くに大きなジュニアと言うナイトクラブ?が開店するに当たり、ホステスの面接会場にナンバ一番閉店後に会場を貸した時の物です。昭和45年くらいだったと思います。
どうも詳しく有難うございましたm(__)m 昭和45年、1970年にはGSの人気は退潮していたとはいえ、まだ客は呼べそうなのに閉店は何故?と思っていました。
ネットで検索をしたら、「出演者のギャラが高騰したので閉店した。」という説を見つけたので、そうなのかと思っていました。そのまま信じてしまってはいけませんでしたね。有馬温泉の満月城の火災は、兵庫県民なので、うっすら覚えています。
ナンバ一番の建築の、ゆっくりとカーブしたフォルムは、おそらく昭和初期か大正時代かもしれません。昭和45年の消防法に適合しないのは頷けます。同じ理由で、貴重な建築物などが沢山 取り壊されたのだろうと思いました。
ゆったりした曲線に優雅さを感じさせる建物は、今でも残されていたら、名建築と言われていたのかも・・ 日劇の丸い建物と言い、建築の辿った歴史と日本の文化を伝えていたものを無くすとは、もったいない!と心からそう思います。