11日に放送された「二人のビッグショー」を、また見直していたのですが
★付き人コントで、姿の見えない付き人を呼ぶスター
(志)おい!付き人、沢田!
(J)ハイ! (キャァ~~ファンの嬌声が)
(志)お前、何やってんだよ。
(J)今、廊下で弁当食ってたんです。
(志)弁当食ってた? 俺はメシも食わないで頑張ってんのに
何やってるんだよ!
(J)だって、腹減って・・
(志)お前は俺の付き人!いつも側にいるの!
先日 とある場所で、これとは正反対だったジュリーのエピソードを教えて頂いていました。超売れていた時のジュリーのエピソードに、とっても感動しました。
了解をいただいたので、一部を簡単に紹介させていただきます。
ジュリーが還暦を迎えた頃にネット上で見つけた、ジュリーのヘアメイクさんのアシスタントをしていた美容師さんのブログだそうです。おそらく1978~1979年頃のエピソードです。
沢田さんが 還暦を迎えられた。偶然 目にしたテレビの特集で放送していたのを見て感動した。
沢田さんが自然に解き放つ空気は正に正真正銘のアーティストのそれで今まで出会ったどのアーティストとも違っていた。
売れていた。とにかく売れていた。その売れるという事を楽しみ、日々の生活で 仕事として割り切りながらもスターの品格は 見失っていなかった。
毎日 毎日 同じ曲ばかり歌って飽きないのだろうか?それが 本当のアーティストの姿なのだろうか?等と本当に 生意気な事を思っていた。
そして、何故かあの日の お昼のお弁当の事を思いだす。いつもの楽屋で スタッフと 〇〇さん 自分とで お弁当を食べていた。あの頃、沢田さんには直轄のマネージャーが三人いて、その下に ミュージシャン希望の付き人の 男の子が一人いた。
皆で一緒に同じお弁当を食べるのだが、沢田さんは ダイエット中だった。弁当の中を覗き 付き人の男の子を呼んだ。『これ、多いから半分食べてや。』『はい、ありがとうございます!』男の子は 嬉しそうに言った。
スターである。紛れも無いスターである。好きな物だけ食べて、捨てても誰も何も思わないだろう、それを付き人に先に取らせて 残り物を食べている姿を今でも時々思いだす。
他にはTVの収録時間が長時間に及ぶと、マネージャーや付き人達が居眠りを初めても、長くなりそうやから休みながらやってや~と、居眠りをするスタッフを微笑んでみていた。自分はメイクが崩れるから、決して眠らなかったなど。そのプロ根性と心の広さ優しさに、何にも言えないほど深い感銘をうけました。
さすがジュリーとか何とかじゃない、これは ご自身の生まれ持っての資質に毎日の精進がさらにその精神的な包容力を高めていったのでしょう。ジュリーの持つ全てが美しいです。
当時の付き人の西沢守さんは、今はアルゼンチンタンゴの歌手として活躍されているそうです。1980年に歌手と俳優でデビューした時は、ジュリーの付き人だったので注目して見ていました。朝ドラ「なっちゃんの写真館」に出演した時には、もちろん見ました。
※「なっちゃんの写真館」は写真家の立木義浩さん(ジュリーもモデルで撮られていました)の実家がモデルでしたが、調べてみたらなんと3月に破産したそうで・・💦 かつては、すごく人気の写真館と聞いていましたが、時代の流れですね・・
ついでに脚本家は「はね駒」と同じ寺内小春さん。新人のヒロインとその友人役の萬田久子さんの演技が拙かった記憶が有ります。💦