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⑤松浪先生のお言葉

2020年04月25日 | 「はね駒」松浪先生のお言葉

「はね駒」4月18日の続き。

この日は、治療の礼を言うために訪れた弘次郎と、心の内を話す松浪先生の台詞が多く、先生の見せ場がタップリ!先生のキリスト教に入った経緯や、キリスト教について語られました。


徳川幕府が崩れていくのを見た時、純粋に信じていたもんが無くなり、これからどうしよう・・と思っていた時に出会ったのがキリスト教でした。

同じ人間でありながら上下をつけて、主人だ家来だと言ってること自体がおかしい。お互いの為にお互いの幸せを守るために生きる、それが本当の人間の生き方だと思います。それを教えてくれたのが、キリスト教の「神を恐れて人を恐れず」の精神でした。それを知った時、急に目の前が開ける思いがして、これで生きていけると思いました。

お茶を入れる松浪先生に、「茶坊主みたいなことをするのか」とバカにする弘次郎に対して

人間として互いに思いやり、助け合い、正しく生きてゆく知恵を学ぶ、これが我が東北女学校の顕学の精神です。男子に比べて今までおろそかにされていた女子の教育を、そういう精神でやっています。

子供を生み育てる女性に、男子に劣らず豊かな教養を身に着けてもらいたい願いを込めて、幅広く厳しい教育を行っています。いい加減な思いで入学したものは脱落していくんです。そういう学校です。わかっていただけますか?

お礼を言って帰る、弘次郎。おりんちゃんは入学のための試験を受けることを許されました。


いつもながら、穏やかに優しく誰にもわかりやすく、真心をこめて話す先生の、少しだけ含羞も見える先生の話し方に、ウットリ~ 放送当時、20代だった私はどんな風に感じて観ていたのかな?と思いました。少なくとも、東北女学校の厳しくも正しい顕学の精神は、脳内には残らなかったと思うわ。

入学をしても、学ぶことはとても厳しそうな東北女学校・・ 

なのに、おりんのおじさん、周りの人々との試験前日や当日のドタバタを見ていると、呆れかえるしかない。もっと、よく話せばわかるやろ!何故そこで必要な事を言わない、聴こうとしない。早合点ばっかりの人々に、もうイラァ~~っとしました 笑えるより呆れました。ここは真面目に見るなってことなのね。松浪先生の美しい言葉の一言一言に比べて、あまりに違いすぎますわ💦

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