#5:昭和の名曲・“美空ひばり”を歌い継ぎます(NHK放送日:1989年6月27日)
1989年6月24日に逝去された美空ひばりを偲び、予定を変更して行われた、美空ひばりを歌い継ぐ歌唱ショー。【出演】森進一、沢田研二、欧陽菲菲、神野美伽、坂本冬美、原田悠里、大月みやこ
6月24日に美空ひばりさんが亡くなったばかりで、予定を変更して 美空ひばりさんの曲を歌い継ぎます。ジュリーならば、歌う曲はもちろんこれと思いました。やっぱりね!
【歌唱曲】 ♪真赤な太陽/沢田研二
(真赤な太陽は、1967年5月発売。当時のひばりさんのバックバンドを、「ブルーシャトー」が大ヒット中のブルーコメッツが勤めたことが話題になりました。ひばりさんは、着物から一転 ミニスカート姿で歌い、子どもだった私でも記憶に残っているひばりさんのヒット曲。GS人気が日本中を席巻し始め、ザ・タイガースがトップの人気者に躍り出ようという頃。私はジュリーのファンになる直前でした。)
杉浦アナは司会にはあまり慣れていないのか、けっこうカミカミです。
(杉浦)お仕事を離れると別の方のファンという事もありますでしょ。
(坂本)私はトシちゃんのファンでした。ミーハーなんです。
(神野)私は12~3年前、子供の時にお会いして、ジュリーにサインをいただきました。やっぱりミーハーなんですよ。その時、金粉を振りまいたみたいに周りが、キラキラキラキラしているんですよ。あ、こういうのがスターっていうんだなって、幼心に思いました。
(杉浦)冬美さんは?
(坂本)私はTVでしか見たことが無かったいんですけど、勝手にしやがれで必ず帽子を投げるところがあるんですよね。あれは毎日投げて、毎日買いに行くのかなと つまらないことを思っていました。(笑)
(杉浦)実は客席でね、マネージャーさんが拾ってらしたそうですよ。
(坂本)あ、そうなんですか(笑)
(杉浦)今日は客席にジュリーファンが沢山いらしゃってると思うんですけど(拍手) 今日は変わった新曲をね、聴いていただきたいと思うんです。アルファベットでMuda、これ ちょっと発音して。
(坂本)ムダ!
(神野)ムーダ!
(杉浦)伸ばしてムーダって読むんですよね。この意味を沢田さんに
聴いてみたら、そんな話無駄じゃないかっていうムダと、雰囲気のムードっていう言葉がありますね。その二つの言葉を合わせた沢田さん流の言葉なんです。じゃ、3人で(声を合わせて)
ムーダ!!
(衣装や歌詞に、当時のバブルの影響を感じますわ)
(バンドがkris Kringl、前回のCO-COLOから変わりました。そういや、こんなバンドもありましたね~ 長い事、すっかり忘れていましたけれど・・)
(杉浦アナ)ステージいっぱいの大熱演、久しぶりに派手なジュリーが戻ってきた感じで、嬉しくなってしまいました。あのあたりでは半分踊っている人もいましたけど、沢田研二さんの ムーダを聴いていただきました。
(以上)
アナの「久しぶりに派手なジュリーが戻ってきた感じ」に、ジュリーはどんなんだったかな・・。TVに、あんまり出ていなかったのは間違いありません。
思い出したのは、以前にもブログに書いたことがあるけど「Muda」の、タタミ1畳くらいもある大きさのデカイポスターが、まだ古くて暗かった京浜東北線の、大井町の連絡通路に貼ってありました。
おお!ジュリ~♪ ちゃんとレコード会社が宣伝してくれてるやん!さすがに都会やな!(田舎にポスターなんか貼って無い)嬉しくなって、帰りにまた見よう~(^^♪と喜んでいたら、帰る時間には、ドデカイポスターは姿を消していました(-_-;) ドロボー・・・
私だってポスター欲しい。けど、多くの人にジュリーを見て貰う方がもっといい。あまり売れていない地味な状況なら、なおさらです。ジュリーの為に、掲示期間が終わるまで待って欲しかった。
「Donot feed the animal. 動物にえさを与えるな」
それにしても暗い狭い通路に貼られて大迫力を醸しだしていた、このポスターが伝える意味が よくわかりませんでした。何がいいたいの、檻に入れられた囚われの猛獣、餌を与えるな。
アナの「伸ばしてムーダって読むんですよね。この意味を沢田さんに聴いてみたら、そんな話無駄じゃないかっていうムダと、雰囲気のムードっていう言葉がありますね。その二つの言葉を合わせた沢田さん流の言葉なんです。」ふーむ、色々と考えを巡らせておりますが、この曲をTVで見たのも ほんの数回だと思います。