一昨日(25日)突然病状が悪化した。朝起きると右胸が痛み、当初は筋肉痛かと思ったがどうやら内臓が原因らしかった。日曜日でなければ迷わずに医師に頼るところだがどこも休診なので、それまで常用していた鎮痛剤を目一杯飲んで誤魔化そうとした。しかし全然治まらず夕刻には38℃台まで体温が上がった。この時点で初めてこれが肺炎だと確信した。
食道癌を患って以来、頻繁に肺炎を起こすようになった。食道の癌が肺まで浸潤しており、放射線治療の際にそこに穴を開けてしまったらしい。ステントの装着によってこの穴が塞がっていると思っていたが小さな穴が残っているようだ。
苦痛の原因が肺炎と分かれば対処方法は全然異なったものになる。食道癌の苦痛は鎮痛剤で誤魔化すことしかできないが、肺炎であれば抗生物質によって治療できる。治療可能な苦痛を対症療法で誤魔化したり苦痛に耐えることは全く不合理だ。市販の抗生物質を入手しようとして薬局に電話をしたところ、そこから医師を経由して紹介状を得、病院の救急外来での受診が可能になった。診断結果はやはり肺炎であり、数日前から発症していたとのことだった。
思い当たる節がある。22日(火)頃から体調不良だったからだ。私はこれをいつもの癌による痛みと誤解して鎮痛剤で押さえようとした。私がそう思い込んだのは病気のシグナルが隠されていたからだ。肺炎に罹れば高熱が出る。ところが24日まではせいぜい微熱程度だった.だから肺炎の可能性を考慮しなかった。これが薬の落とし穴だ。鎮痛剤が熱を下げていたために発熱という警鐘が私に届かなかった。
私の誤解もある。総合感冒薬に代表されるように、市販薬は様々な成分をブレンドしている。だから多少的外れであってもそれなりに効く。その一方で医師が処方する薬はピンポイントで効く。私は常用している薬を鎮痛剤と思い込んでいたが実は鎮痛解熱剤でありそれが肺炎による発熱を抑制していた。
私が薬を避けようとする理由は主に3つある。①薬に対する耐性が高まり徐々に効きにくくなる②副作用③発熱・痛みなどのセンサー機能の低下、だ。
今回肺炎に気付かなかったのは発熱が抑えられたからだ。今のところ露呈はしていないが、痛みを抑えることによる弊害はいつ現れても不思議ではない。だから私のような治療不可能な患者以外はこんなその場凌ぎの薬に頼るべきではない。今回のケースでは治療可能な病気の兆候が抑えられてしまったために対応が遅れて悪化させてしまった。対症療法薬の多くは症状を知覚しにくくするだけであり警報器の電源を切ってしまうようなものだ。知覚されにくくなった病気は音も立てず沈黙したまま進行する。鎮痛剤(実は鎮痛解熱剤)を常用していなければもっと早い時期に肺炎であることに気付いて早期治療をしていただろう。対症療法薬は病を沈黙させるだけであり病気の進行を妨げない。独裁者による言論弾圧のようなものだから効果は持続しない。
食道癌を患って以来、頻繁に肺炎を起こすようになった。食道の癌が肺まで浸潤しており、放射線治療の際にそこに穴を開けてしまったらしい。ステントの装着によってこの穴が塞がっていると思っていたが小さな穴が残っているようだ。
苦痛の原因が肺炎と分かれば対処方法は全然異なったものになる。食道癌の苦痛は鎮痛剤で誤魔化すことしかできないが、肺炎であれば抗生物質によって治療できる。治療可能な苦痛を対症療法で誤魔化したり苦痛に耐えることは全く不合理だ。市販の抗生物質を入手しようとして薬局に電話をしたところ、そこから医師を経由して紹介状を得、病院の救急外来での受診が可能になった。診断結果はやはり肺炎であり、数日前から発症していたとのことだった。
思い当たる節がある。22日(火)頃から体調不良だったからだ。私はこれをいつもの癌による痛みと誤解して鎮痛剤で押さえようとした。私がそう思い込んだのは病気のシグナルが隠されていたからだ。肺炎に罹れば高熱が出る。ところが24日まではせいぜい微熱程度だった.だから肺炎の可能性を考慮しなかった。これが薬の落とし穴だ。鎮痛剤が熱を下げていたために発熱という警鐘が私に届かなかった。
私の誤解もある。総合感冒薬に代表されるように、市販薬は様々な成分をブレンドしている。だから多少的外れであってもそれなりに効く。その一方で医師が処方する薬はピンポイントで効く。私は常用している薬を鎮痛剤と思い込んでいたが実は鎮痛解熱剤でありそれが肺炎による発熱を抑制していた。
私が薬を避けようとする理由は主に3つある。①薬に対する耐性が高まり徐々に効きにくくなる②副作用③発熱・痛みなどのセンサー機能の低下、だ。
今回肺炎に気付かなかったのは発熱が抑えられたからだ。今のところ露呈はしていないが、痛みを抑えることによる弊害はいつ現れても不思議ではない。だから私のような治療不可能な患者以外はこんなその場凌ぎの薬に頼るべきではない。今回のケースでは治療可能な病気の兆候が抑えられてしまったために対応が遅れて悪化させてしまった。対症療法薬の多くは症状を知覚しにくくするだけであり警報器の電源を切ってしまうようなものだ。知覚されにくくなった病気は音も立てず沈黙したまま進行する。鎮痛剤(実は鎮痛解熱剤)を常用していなければもっと早い時期に肺炎であることに気付いて早期治療をしていただろう。対症療法薬は病を沈黙させるだけであり病気の進行を妨げない。独裁者による言論弾圧のようなものだから効果は持続しない。