9カ月ほど待ってやっと借りることができた本「消滅世界」(村田 沙耶香)を、いつものように一気読みしてしまった。
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消滅世界
ネタばれするので、詳細は述べられないが、村田 沙耶香さんの異常な世界観の作風が存分に出ていて、面白かった。愉快という面白いでなくて、興味深い面白さのほうである。
少子高齢化や不倫、児童虐待が話題になっている最近ですが、この本ようなシステムができたら、そのような問題も生じない。ただ、生殖と性欲,結婚、家族が、あまりにも合理的に分離する世界は、味気なくて、淋しい感じがします。
もっとも、人間以外のすべての生物は生殖のみに生きているわけで、それ以外のことのほうが生きるための重要な要素になっている人間の方か異常とも言えなくはないと思ってしまう。
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消滅世界
ネタばれするので、詳細は述べられないが、村田 沙耶香さんの異常な世界観の作風が存分に出ていて、面白かった。愉快という面白いでなくて、興味深い面白さのほうである。
少子高齢化や不倫、児童虐待が話題になっている最近ですが、この本ようなシステムができたら、そのような問題も生じない。ただ、生殖と性欲,結婚、家族が、あまりにも合理的に分離する世界は、味気なくて、淋しい感じがします。
もっとも、人間以外のすべての生物は生殖のみに生きているわけで、それ以外のことのほうが生きるための重要な要素になっている人間の方か異常とも言えなくはないと思ってしまう。