夏目漱石の作品を読んだ。「虞美人草」です。これは恋愛小説です、あらすじを述べてしまうとネタバレになってしまうので詳細は書けないですが、主人公の小野の恩人の井上家、同期生の甲野家、宗近家の3家族の男女が織りなす愛憎劇がとても面白く読めた。夏目漱石の独特の難解な引用文もあるが前回読んだ「草枕」より読みやすさがあります。ただ、400ページ弱の長編小説なので読み切るのは苦戦しました。中盤まで読まないと3家族の人物らの相関関係がわかりにくので事前にネットで人物相関図を調べて頭の中に入れておくことをお勧めします。