久しぶりに柳美里の本を読破した。作品名は「仮面の国」で小説ではなくて、ある雑誌に1997年から1年余り連載した「社会時評」をまとめたものである。私にとってはとても難解で240ページの本であるがなかなか読みこなすのが大変で読み切るのに一か月近くかかってしまった。テーマは彼女自身のサイン会中止、須磨区少年殺人事件、子どもへの虐待殺人、伊丹十三氏の自殺などについてのマスコミの報道姿勢や評論家のコメントについて彼女の視点から批評している。
私はその中で印象的で同意できるのは「子どもへの虐待殺人」の虐待に関する報道があまりに小さすぎることです。作品の時代から20年たっているがあまり変わっていないと思います。それと虐待が明らかに殺人なのに保護責任者遺棄致死罪になって刑が軽いのも体感的に思える。最近では児童相談所や虐待を認識をしていながら命を救えないのが残念にならないと思う。難解な作品だったが彼女がしっかりと弱者の立場をわかる作家であるとわかりました。
私はその中で印象的で同意できるのは「子どもへの虐待殺人」の虐待に関する報道があまりに小さすぎることです。作品の時代から20年たっているがあまり変わっていないと思います。それと虐待が明らかに殺人なのに保護責任者遺棄致死罪になって刑が軽いのも体感的に思える。最近では児童相談所や虐待を認識をしていながら命を救えないのが残念にならないと思う。難解な作品だったが彼女がしっかりと弱者の立場をわかる作家であるとわかりました。
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