ホルトのき(カフェ・喫茶店/逗子)
*マイペースもここまで極めれば「天晴れ」でしょう(爆)
この記事を文面通りに解釈されると、お店をボロクソに貶していると思われるかも知れないので先に断っておきますが、決してそのようなつもりはありません。
下手するともう30年近く営業している、自宅の一角を改装したタイプの喫茶店です。場所はマックの裏手、
サンルイ島 と
Harry's Bar が入っているビルの隣り。
私が銀行員やってたうん年前は、夜かなり遅くまで開いていたので頻繁に利用していたお店です。
いつの間にか時間が前にシフトして、早朝から夕刻までの営業となってしまったため、ずっと足が遠のいていました。
が、色々と家庭の事情で立て込んでいた8月初め、平日の15:00近くという中途半端な時間(会社を早退したため)に久々の訪問を果たしました。傘を持っていないのに急な大雨に見舞われ、マックよりはいいだろうと飛び込んだ―が正解ですが。
普通の民家の引き戸を開けて入ります。
写真を見ていただくと分かる通り、普段は堂々と洗濯物なんぞを干している気配…。
此方、2Fが自宅らしいんですが、入口がお店と同じなんですよね。
扉を開けると、左手にトイレ、その先が階段で、上がったところが玄関という作りらしい。
カウンター席と、大きな窓に沿ってテーブルとベンチシートにクッションを置いた4人掛けの席が3つというこぢんまりとした店内。
定食屋みたいに天井近くにTVが備えられていて、当日はママさん(この呼び方がピッタリ)がお店のベンチシートに寝そべって高校野球を観戦中でした。
私を見ても特に焦ることもなく「いらっしゃ~い」と起き上がり、メニューとお水を出してくれました。
カウンターに入り、私がオーダーしたモカフロスティをチャッチャと作ると、「今年はヨタ高(横浜商業の愛称です^^;)がさっさと負けちゃってガッカリよねぇ」と言いつつ、(一応客である)私がいるのに再びTVの前でゴロン(爆)。
ほどなく旦那様と思われるおじさんが「ただいま」と言って入ってくると、「きんぴら作っといたけど食べる?」。
おじさんは(一応客である)私を一瞥しつつも、気にもとめずといった態でカウンターに座り、なんときんぴらをおかずにご飯を食べ始めたのです(爆・爆)。
で、ママさんは旦那がお食事中、ずーっと飼い猫の話をしていました(2人で)。なんていうか、フツーの家庭の団欒風景ですよ。
「猫って抜け目ないわよぉ。クーラーが一番効く場所選んで昼寝するんだから」なんてタイミングで、私が「そうそう。人の邪魔になるとか、そういう遠慮は全然しないんですよね」と言ったりすれば「でしょ~!?」で井戸端会議成立です。
察するところ、此方のオーナー夫妻にとってお店は「自宅のリビング」なんでしょう。外から人が入ってくればお金を貰って何か作ってあげる、という感覚なのだと思います。
これで商売になっちゃうんなら、それなりに素晴らしいことではないかと、私ちょっと羨ましくなってしまいました。
だって、ある程度儲かっているから30年も営業しているわけですよね? ひょっとすると「湘南スタイル」を極めたお店と言えるのかも。
普通にこういうお店があるから逗子に住むのはやめられないんだよ
いかにも2ちゃんねるの「行ってはいけない店」で名前を上げられそうなお店なので、人には薦めませんが、私は嫌いじゃないです。
カウンターの上をもうちょっと整理して、クッションのカバーを取り替えてくれれば、とりあえず文句はありません。
□逗子市逗子1-5-20
□046-873-5925
※営業時間は不明(モーニングやってます)