<2014年3月ネタ絶賛消化中>
【2016年6月に当時の日付で記事を編集しています】
毎月恒例となったビコローレ、3月はなんと週イチで足を運ぶこととなりました。お料理はもちろん、毎回楽しみなのがソムリエさんが厳選してくれるワイン。3/5、14、21のディナーでいただいたもののうち、特に印象的だった4本をご紹介します。
■Damiano Ciolli Silene
シレーネ
カンティーネ・チョッリは、質より量が求められていたこの地域において、クオリティを第一とするこだわりを貫き、ラツィオの土着品種チェザネーゼ・ダッフィーレ100%のワイン2種のみを造っている。
チェザネーゼの特徴であるフローラルで豊潤なアロマを最大限に引き出したシレーネと、1953年にアルベレッロで植樹され、今や1本の樹に6房しか実を結ばない古い畑の葡萄を用いたチルシウム。「良いワインというのは、伝統、葡萄、テロワール、この3つの要素が組み合わさって生まれる」という当主ダミアーノの言葉通り、両キュヴェともこの地でチェザネーゼを育ててきたチョッリ家の誇りと、チェザネーゼとオレヴァーノ・ロマーノの相互作用がもたらした個性に溢れている。
野生の赤いベリーやチェリー、オレンジピールのフローラルな香りに、地中海のハーブの香味やオリエンタルなスパイスが仄かに感じられる。甘くエレガントな口当たりに続くのは、ジューシーで瑞々しい赤い果実。各要素の緻密なハーモニーが素晴らしく、チェザネーゼの芳醇な魅力が優しくピュアに表現されている。
(インポーター資料より)
産地:ラツィォ/イタリア
生産者:
チョッリ
品種:チェザネーゼ・ダッフィーレ100%
一緒にいただいたお料理はイカスミとトマトのリバーシブルパスタ。ホタルイカの肝の濃厚ソースには白ワインよりスパイシーな赤の方が合う。
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14/03/05のダイアリー *トラットリア ビコローレ ヨコハマ
Azienda Agricola Altura Rosso Saverio 2011
ロッソ サヴェリオ 2011
自然と史跡に恵まれたリゾート地 ジリオ島(トスカーナ州)で造られる赤ワイン。複数の赤葡萄品種に加え、白葡萄もブレンドした「曲者」で、一言で語れない複雑味が特徴です。
プラムやブルーベリー、熟した苺を思わせる凝縮した果実味。ほのかな甘みとシルキーなタンニン、豊かなミネラル感。ミントの清々しさとシナモンのようにスパイシーな余韻。。。とにかく凄い。虜になる美味しさ。
※インポーター
ラ・シーヌさんのHPにワイナリーについての詳しい紹介がUPされています。
合田玲英のフィールド・ノートVol.20
産地:ジリオ島(トスカーナ)/イタリア
生産者:
アルトゥーラ(フランチェスコ・カルファーニャ)
品種:かなり多くの赤葡萄品種に加え、白葡萄(トンデ)をブレンド
ちなみに「かなり多くの赤葡萄品種」とは、、、
カナイオーロ、サンジョヴェーゼ、チリエジョーロ、グルナッシュ、アレアティコ、「スペインのブドウ」と呼ばれるもの、マンモーロ、コリント・ネーロ、ネーロ・カラブレーゼ、トレッビアーノ・ネーロ、マルヴァジーア、ピッツテッロ、モスカテッリーノ、モスカッテッローネ(白及び赤)、ビアンコーネ・ジャッロ、エンポーロ、グレカニコ、プロカニコ、その他! だそうです(驚)。
一緒にいただいたお料理は仔牛のグリル トリュフとマルサラソース。
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トラットリア ビコローレ ヨコハマ/140314
Costaripa Rosamara Garda Classico Chiaretto 2012
ロザマーラ ガルダ クラシコ キアレット 2012
イタリア最大の湖、ガルダ湖畔のカンティーナ コスタリパ で造られるフルーティーなロゼ。ラクリマ(涙・雫)という、葡萄の重みで自然に染み出た果汁のみを使う珍しい手法を導入し、雲のようにフワッと美味しさが口の中に広がる繊細なスタイルを実現しました。
「日本の春」にぴったりな淡い桜色。フランボワーズや山桃の甘い香り、フレッシュな果実感と爽やかな酸味、程よいミネラルが上品に広がります。もうすっかり気に入って、2月末~4月初めの訪問のたびにオーダーしました。
産地:ロンバルディア/イタリア
生産者:コスタリパ
品種:グロペッロ、マルツェミーノ、サンジョヴェーゼ、バルベーラ
Costaripa Spumante Brut Metodo Classico
スプマンテ ブリュット メトッド クラシコ
すっかり虜となったロザマーラ。「同じ造り手の泡も入りましたよ」とソムリエさんに言われて即オーダー。フランチャコルタD.O.C.G.こそ名乗れないものの、手づみによる厳選された葡萄を使い、動瓶はもちろん澱引きも手作業で行われているそうです。熟成は24ヶ月。
淡いレモンイエロー。グラスに注いだとたん、ライムや青りんごを思わせる爽やかな香りが繊細な泡と共に立ち上ります。瑞々しい果実感と控えめな酸味、シルキーで滑らかな発泡が長く続くエレガントなスプマンテ。
ボトルのレリーフ、クラウンのラベルも素敵。
産地:ロンバルディア/イタリア
生産者:コスタリパ
品種:シャルドネ100%
Costaripa
カンティーナは観光地として知られるガルダ湖畔 モニガ・デル・ガルダと呼ばれる小さな村にあります。湖を見下ろす緩やかな東向きの斜面 、河川の小石が堆積した美しい畑は、コスタリパ(緩やかな丘陵)という名前にふさわしい場所として知られています。
創業は1936年。ヴェネツィアのヴェッツォラ家がボルドーから醸造家と農耕学者を招き、この地でワイン造りが始められ、1940年代にモニガ・デル・カルダの基礎が確立されました。現当主のマッティア・ヴェッツオーラ氏は、フランチャコルタの生産者として名高い「ベラヴィスタ社」や某名門シャンパンメゾンのエノロゴを務める実力派です。
「最も大切なことは、葡萄が持つ力を最大限に引き出す為に、栽培、醸造ともに出来るだけ自然に任せること。すなわち、愛情を持って葡萄を見守ること」
マッティアはこの地域のワインは軽快かつ繊細で絹のようだと表現します。ちなみに大の親日家としても知られ、緑茶が好きで自宅には畳の部屋もあるのだとか。
※2009年に東京で行われた試飲会の際にはマッティア氏が来日されたようです。
コスタリパ社 マッティア氏来日!&試飲会
ワインといっしょにいただいたお料理はこちら
Cyber-shot DSC-TX55
デジカメで撮影した写真をスライドショーでご覧いただけます(画像下の右端ボタンをクリックすると拡大表示)
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トラットリア ビコローレ ヨコハマ/140321
★店舗情報/
トラットリア ビコローレ ヨコハマ