おっさん先生と愉快な仲間のぶろぐ

先生って楽しい仕事だと思い続けることができたしあわせな爺っさまのつぶやきです。

ランタンのリメイクしてみました。

2022-06-17 22:46:21 | Weblog
 ベトナムで戦争があった頃、神戸の三宮にはガード下と言われる場所がありました。(今でもあるようですが、当時の面影はなく、今はすっかりお洒落な神戸の雰囲気の場所なので、過去形です。)

 沖縄のソーキそばを初めて食べたのもそこだったし、ジッパーでなくボタンで前を止めるジーパンがあることを知ったのもその場所でした。

 タバコも吸えないのに、ジッポーのオイルライターやスイスのアーミナイフが格好良く思えて、アルバイトしてはせっせと買い出しに三ノ宮まで通っていました。

 そこにはもうひとつ、特別な店がありました。米軍払い下げの負傷者や死者を包んでいた(と店員さんが教えてくれた)シュラフや衣服、壊れた軍用品を売る店がありました。

 そこで、アルバイトで貯めた資金で買えたのはランタンでした。ガソリンで使えるとか聞いてたのですが、白灯油でとてもきれいに輝いてました。

 黄色く激しく燃えるランタンの灯火を見つめることで「戦争」にむきあっているように思っていたのです。

 すでに、何回かの、引っ越しでガラスが割れて使えなくなっていたのですが、思い出してリメイクしてみました。新しい光を見ながら、もう一度「戦争」を考えています。






LEDなので、輝きは違いますが、50年ぶりの輝きです。

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