機能的で平等感のある職場ですか(笑)
ある意味で理想の学校なのです、か。
教務って大変だよね。ご苦労様。
個人的な意見ですからね(笑)
力ある人材を学校現場に送り込むシステムが疲弊し機能不全に陥りかかっているのに、業務管理における負担軽減の責務が「校長」にあった、ということにもやもやがあります。
(今回の司法判断は高校での事例ですが、大阪府知事は上訴しない意向らしいですから、概ね小中学にも、判例として適用されることになりますよね、多分。)
小学校でのケースを少し考えてみましょう。
カリキュラム管理は教務主任にならないとあまり意識できないと思いますが、学年により指導時間数が違うから、週あたりの持ち時間も違いますよね。
学校の大きさや困難校かどうかなどの条件により、担任以外の「担任外」「加配」と呼ばれる「授業時間を減らしてもらえる」先生がいて「専科の先生」といわれることもありますよね。
同じ年で同じ時に採用されたらほぼ「給与」は同じ(校種では高校が一番高い)ですが、「受け持つ時間数」(小学校は最大30時間、)は違いますよね。
また、特別支援を必要とする子どもたちのクラス(支援学級や通級学級)の担任の時間数も違います。
その中で、授業準備や校務(事務処理)のための時間、いわゆる「空き時間」を勤務時間内に確保します。
この「空き時間」を同じだけすべての先生に分けることはとても難しいのです。あなたの言うように無理なのだと思います。
もし「空き時間の均等化」「週持ち時間の均等化」「出張、欠勤の代行者の確保」ができる体制になっている小学校は、機能的であると言えますが、「私は高学年苦手です。」「低学年なんか無理」「◯◯(書写、音楽、体育、図工)は苦手です。」などという人が一人でもいたら、そんな体制は作れません。(高圧的な職務命令をださない限り 笑)
また、担任の先生は入ってくれる先生を選べればいいのですが、そうした希望がかなうだけのスキルを持っている人材が「担任外」にいなかったら、学級経営の心配がふえるということになってしまいます。
学校の大きさにより「担任外」の先生がいない学校もあります。
学年主任が機能すれば、学年だけでもうまくいくのですが、大学生の支援員や(代替)講師の先生たちのお世話でいっぱいいっぱいなので、正規採用の先生は、常に不安との狭間にいることになります。
近年は学年主任以外は新規採用と講師という組み合わせも普通にあることだし、若い先生が主任になるのが不安だから長期で講師をされていた先生を採用試験免除の「期限付き正規採用」にして「学年主任」にするなどの苦肉の策を行っているということも聞いたことがあります。(主任は正規採用でないとできない法律があるようです。)
「担任外がすべて担えばいい」という「担任限定」の「やや、学級経営に不安のある先生」の意見や「個人的、家庭的な状況を心情に訴えるベテラン」などの意見を情状酌量すれば、若手独身の先生に皺寄せが行き、若手とベテランの乖離が始まります。
こうした「学校マネージメント」を「大企業出身の社会人校長」に担わそうとする試みもあるようですが、あまり成功例は知りません。カリキュラム編成や時数管理など、採用試験では滅多にでないはずです。
学校ではなくむしろそうした方々の力がいかされるのは、「教育行政」の現場だと思います。
広島県の教育長は注目できますね。コロナ禍でのネットワーク活用や、最近の「高校入試内申書廃止」の提案などトップダウンで有効なアプローチだと思います。
千葉で始まった「通知簿の廃止」の動きが小学校で広がり、広島での高校入試の「内申書廃止」の動きが広まれば、中学校の有り様も変化するだろうし、「大学入試の改革」もやっと機能すると思います。
ただ、個人的には大学入試科目に情報が入ったことは疑問❓️ですが。