一年生担任ではじめての面談ですか。
想定外の相談があったときにどうすればいいのかということですね。
ベタですが、結論から言えば、自分の考えを素直に誠実に伝える事が一番大事だということです。
保護者から、学習障害への不安を伝えられ、そのあたりの知識をしっかり持ってなかったため、「構音障害」という言葉が出て来た時、どう答えれば、いいのか分からなかったとしても、これから一緒に考えたいということを思っていたのなら、そのことを伝えられてたら、これからスタートできますよね。
そのための面談ではないのかな?
どのような学習障害なのかとか、どう接すればいいのかとか保護者に聞いた方がいいのか、みんなと同じように接する方がいいのか、特別に手をかけた方がいいのか、手がかかる子どもだとは少し感じていたけどって感じなら、迷う場面ですね。
あなたは、はじめての一年生の担任だし、保護者の方がか何をあなたに求めているかがわからないわけですよね。
突然面談の中でのことだし、先輩からよく聞かされてきた「初めての面談の印象で保護者の担任へのイメージが決まる」なんて言葉が頭をよぎったのかな。
一緒に考えて行きたいという姿勢がこちらにあるということを伝えられたか不安な気持ちになるのは、あなたが誠実だからです。教師という仕事に「慣れ」は禁物ですよね
いわゆるグレーの子どもで、保護者は発達障害に関しての意識が高く、通常学級でどんな支援をしてくれるのかを確かめたいという状況なのかなと思います。
自分の子どもに担任の先生はどんなことをしてくれるかと要求してきたと感じるか、担任の先生の子どもたちへの接し方を知りたいという不安な気持ちとととらえるかは一つのターニングポイントですね。
通常学級に在席していながら、学校として支援してもらえることと、学級担任としてあなたがやれること、やれないことを誠実に伝える事は当然、大事だと思います。
しかし、思いこみやの返答や支援学級担当者への依存的な態度を示してしまうこは保護者の信頼をなくす第一歩です。
保幼小の連携が事前に機能していないとこうしたことが、起こる場合もあるのですが、面談中に保護者にそんなことを言い訳にできるはずはありません。
あなたは担任なのですから。
構音障害なら通級教室に通い機能訓練を行えば、ある程度回復しますが、読み書きに課題があるデクレクシアとよばれる障害がある場合は視覚から入らないと言葉の意味や形が記憶されにくいと言われてます。
多分、保護者はパターン化した繰り返し学習を余分に行うこと(学習課題を増やすこと)で、克服できると考えてたのかもしれません。
他の子より多く繰り返しさせることやその子の席をあなたの近くにすることで、低学年の間はある程度他の子についていけると思うけど、その子のモチベーションを保っているという条件がいるんじゃないかな。
そのためにあなたがこれからできることは伝えられるはずですよね。
一年生だから毎時間40分の間ずーと集中させておくことは、とても難しいことで、メリハリのある授業の工夫がいるよね。
他に興味がでたり、イラついたりするとモチベーションは直ぐに低くなるよ。
中学年までに通常学級で、きちんとした特別支援教育ができる先生(かつ、通常学級できちんとした指導ができる先生)に出会えば気持ちをある程度自分でコントロールする事ができるんだけど、、あなたがそうなるしかしかたがないのかな。
反対に特性によっては、わからないことがわからなくてなにもしない場合もあるから、どっちにしても特別に配慮する必要があると思ってたほうがいいですね。
このあたりの配慮には保護者の協力も必要になるからそのことも伝えておく事が必要で「具体的にどんな事がわからないのかを聞いてほしい」「担任と連絡を密にしてほしい」などですね。
同様に、何ができて、何ができないかを見極めて保護者に伝えることが大事だよ。
みんなは全部の引き出しを早い遅いはあっても引き出すことができるけど、いくつかの引き出しに鍵がかかっているのが学習障害(LD)のはすですよね。
ひらがなの書きがなんとかなるかどうかで保護者に特別な手立てが必要だというかどうかの判断をしようと考えているならそのことは事前に保護者に伝えることもできるはずですね。
接し方は、家庭での勉強の時に何か違いがでれば、学校でも同じ事が起こっているから、学校での個別の対応(それぞれの学校でできる範囲の合理的な支援)が必要になるよ。
親の過干渉や放任しますもあるかもしれないから保護者の協力ははじめから計算しない事や期待しないことも意外と大事だね。
あいうえおの獲得の時間で標準レベルでひとつ一つの文字をきちんと覚えて言えるようになれば、覚えるまでに少し時間がかかるなぁと思っていても、あなたの関わりでが学習障害があると思いこんでいる保護者の不安を消すこともできるかもしれませんね。
幼児期での構音障害での、濁音がいいにくい部分について関連機関でのトレーニングを続けたり、校内の通級指導教室と連携することで改善できるはずですが、大事なのはそのことでクラスの仲間との関係が上手くいくか行かないかというその子の社会性も影響することを考慮しておくことが必要です。
保護者からの話がなかったら、理解の遅い子、少し落ち着きのない子 程度にしか認識できなかったかもしれません。
これって通常学級の先生が全ての教科、領域を指導できることを前提とした小学校の制度設計の問題だよね。
教科担任制は、持ち時間の軽減はできても、教師間に高学年低学年の時間数の不平等感を生みだしていたり、好きな教科を持てないという教師のモチベーションは配慮されないことが、多いよね。
もう、少し様子を見ての対応が必要なのかもしれませんね。
低学年の間はあまり問題はないと思われていた子どもが中学年、高学年で変化することは当然あるのですが、保護者が過敏になりすぎて子ども追い込まないことも大切だし、担任か不安になりすぎないことも大事です。
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通常学級担任がとのように合理的配備を行うのかについてはnoteで公開しているので時間があれば参考にしてください。
昔は、肌感覚でそうしたことを判断でき保護者に親身に伝える職人のようなベテランの低学年の担任の先生をよく見かけたのですか、今はどうなのでしょうね。
お医者さんのような先生が多いと2人の子どもを育てる娘はよくいいます。笑