おっさん先生と愉快な仲間のぶろぐ

先生って楽しい仕事だと思い続けることができたしあわせな爺っさまのつぶやきです。

2000年/2月 

2000-02-18 22:44:49 | Weblog
あと一月で卒業式・・。

黒板に 「あと○日で卒業」の日めくりを作る。
教科学習の追い込み、卒業関係の準備と思っていたら、
重点研究の講演会の対応もやれとのお話し
パニック状態で準備にかかる。

煩わしい校内の手続きをクリアーして
講師の山口大学の林先生に連絡をしたのは2週間前。

第1週は総合的な学習の試行、
第2週に重点研究の授業研をやり、
第3週に講演会、次の日が出張で
第4週は授業参観と先進校視察。研究主任は辛い仕事です。

 最初のハードル、総合的な学習の試行
AETとの交流会は何とかクリアー。

子どもたちは、外国の先生を迎え大喜び。
教師の威厳を保つため、
こっちは必死で根性のジャパニーズイングリッシュで対応していると言うのに・・。
やっぱりこれからは語学の時代です。
もう少し勉強しておけば良かった。
お礼の手紙作りで子どもたちの発想の豊かさに驚かされた。
言葉なんて通じなくても心は通じるんだよね。絵で描くなんて・・・。

重点の授業研「雪国の暮らし」で
インターネットを利用して授業を組み立てる。

いくつかの学校のホームページから送られている
リアルタイムの情報や雪国の子どもたちの作ったサイトを利用しての授業。

たくさんのサイトから事前に授業に適したサイトを見つけておくことに
結構時間がかかった。

授業は順調に進むかと思ったとき、
子どもたちがいよいよ自分たちの考えを深めるために
自分たちでサイトをみていると、次々に「先生絵がみえへん」の声。

やっぱり7台同時にインターネットにつなぐと
ハングアップしてしまった。

何とか授業は終わったが
事後研での中心は機械操作になってしまった。
授業の中身の話しもしたかったのに・・・。

ようやく山口大学の林先生の講演会。
始まったとたんOHPの調子が悪い。
昨日 最終点検したときは大丈夫だったのに・・・。
機械のごたごたで15分ほど遅れてスタート。
おまけに設定した日が水曜日で職員会議と重なる学校が多く、
参加者も本校中心で予定の数を下回ってしまった。
せっかくのいい講演だったのに、もうメロメロでした。

参観日に同時開催される図工展の作品制作がようやく完了。
リコーダを吹く自画像の完成。
結構、思いのはいったいい作品に仕上がった。
絵を描ききることに子どもたちが喜びを感じているのがうれしい。

何の準備もしていない間に参観日前々日。どうしよう・・・・・・・。

「先生コンピュータ教室使ってもらってもいいですよ」
参観日に使う予定をされていたN先生の神の声。

インターネットを使う予定だったらしいけど
事前にやったときにどうやらうまくいかなかったらしい。

多分ルーターの調子が悪いんだろうと思うけど
直すのは参観後にしてありがたく使わせてもらうことにした。

6年最後の参観は子どもたちといつかやろうと約束していた
「大ゲーム大会」。

でもこんなのはおおっぴらにいえないので、
「ダウンロードしたフリーソフトを自分で解凍し、
使うことが出来るようにしてみたいと思います」と教頭先生に言っておいた。

家で先にダウンしておいた「さめがめ」や「sky」など
いくつかの圧縮ソフトをフロッピーに入れ参観に臨んだ。

ダウンしたソフトの解凍など子どもたちにとってはおちゃのこさいさい。
やるわやるわ。ボリュームはいっぱいに上げるし、
目つきまでかわって熱中している・・・・・・・。

あまりの限度のなさにあきれて強硬手段。こっちでロックをかけてやった。

急にやってきた静寂のなかで「何で止まったの」の声がしたので
よく見ると教務主任さん。いつの間にやら参観に潜り込み一緒にやっている・・・・。

懇談会もコンピュータ教室で、
お母さんたちを前に
子どもたちがまとめた「いじめを考える」一言メッセ-ジの
プレゼン。ようやく参観が終わりました。

先進校視察は大宮第三小学校。
前日大雪警報が京都府北部にでる。
来年テレビ会議をやるためにも
行ってみたいと思っていた学校だけど、何でこんな日に・・・。

やっぱり先進校はすごい。積み重ねがある。
設備やコンピュータの問題ではなく、
どういう授業を作りたいのかがはっきり体系化されていて、
そんな授業やってみたいなって気がしてきた。
親切に説明してくださった増田教頭先生ありがとうございました。

いよいよ今日で2月もおしまい。
卒業式に一直線と思っていたら研究所からの電話。
「テレビ会議を使って授業してみいひん」とM先生の悪魔のささやき。
「うん、やってみてもいいよ」と思わず答えてしまった自分に反省・・・・・。

 サイトを中心にリンクのお願いを出した。
年はじめの忙しい時期にも関わらず次々と
リンクオーケーのメールをいただく。感謝感謝 
ご協力ありがとうございました。

総合学習の準備に教務さんがてんてこ舞いしている。

来年度から大幅な変化がありそうな予感がするのだが、
自分の中で、もう一つ理解し切れていない。

ある大学の先生が総合的な学習のキーワードに「不易」という言葉を使っていた。
ほくが大学時代に読んだ、松尾芭蕉の「奥の細道」に確かのっていたことばだ。

人が生きていく上で普遍の原理法則が「不易」そしてその対語として「流行」があったと思う。
時代の変化に即応したながれだったっけ・・。

「生きる力」を「不易」としてとらえていくべきだってのが
先の先生の論旨だと思うんだけど、
松尾芭蕉ほどの境地までたっしていないぼんくらな僕には難しい。

たしか芭蕉の一門は「不易」をとるか、
「流行」を重視するかで二分してしまったと書いてあったような気がするのですが・・・。
不易・流行をふまえた教育、ますますわからなくなった・・・。

今年はじめてコンピュータ教室に入る。
冬休みの間に花瓶のポトスがずいぶんのびていた
図工の時間に鏡を持って越さすのを忘れていたため
急遽デジカメで笛を吹いている自分の姿を撮らせスケッチさせた。

どうしても平面的になりそうだったので
ポトスを一緒にとらせた。
食い入るようにデイスプレイに写る自分の姿をスケッチしている。
どうやら鏡で見た自分を描くより書きやすいようだ。ただ立体感をどう出すかが難しい

電磁石の実験でモーターカーづくりがあり
学習もどこへやら車の組み立てに熱中してしまう。
何とかモーターは全員回せたがいざ車にすると動かない
あと3人がどうしても残ってしまった。

月曜日には10メートルレースを計画しているのだが・・・・・・。
今日の宿題はより速く走る車に改造すること。果たして何台動くだろう

ケニヤ大使館から突然の電話がかかってくる。
大使宛に手紙を書かせたらその大使が交代されていて
前の大使宛の手紙だと返答がかけないので大使館宛にもう一度送ってほしいとのこと。

親切な電話に恐縮し放しだった。
いっぺんでケニアが好きになってしまった。
すぐに子供たちにこのことを伝えた。
子供たちも自分の出した手紙がとんなふうに扱ってもらっているかがわかったようだ。
最後の社会の学習 乗ってくれそうだ

学級通信で学校のメールアドレス、
担任のメールアドレスを教えると早速、
自宅ののコンピュータや職場のコンピュータに
お父さんやお母さんたちからのメールが届く。

携帯からもメールができるようになったらしく
手軽な伝達手段になっている。

ものすごい勢いで世の中が変わっているんだと言うことを実感した。

このごろは学級通信も子供たちに言っておけば
その日のうちに写真付きの立派なものができている。
もうすぐ卒業、手抜きができる担任でいられるのに、少し惜しい気がする。

文部省の指定と言うことで
コンピュータ関係の消耗品にうん万円の予算が付き
カラープリンターのインクやMO FDを購入してもらう。

これでインクを気にせず子供たちの作品がカラーで打ち出せる。
印刷は教師機で一括管理して打ち出せるようLANから共有をはずし
カラーモノクロともSCSIで接続することにした。

プレゼンテーションの設備はそろっているが
手元が暗いので気になっていた手元ランプもつけて、
ついでにちょっと児童機にもペーパーホルダーをつけて
FDケースもなんてやっていると9時になっていた。

今日は綴喜地方教職員のボーリング大会だったのに・・・・・・・・。
コメント
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