おっさん先生と愉快な仲間のぶろぐ

先生って楽しい仕事だと思い続けることができたしあわせな爺っさまのつぶやきです。

旅の思い出

2023-02-24 19:24:09 | Weblog

バルト三国と呼ばれる国々に行ってみたいと思ったのは、その街並みが美しいからだけではなかった。

ナチスとソ連に国土を蹂躙され、ようやく独立した東欧と呼ばれる地域の人々がどんな事を考えているのかを知りたかった。

リガの街の中にある博物館で最初に見たのは、うず高く積まれた紙幣だった。


国の支配者が変わるたびに、その価値を失うのが紙幣であり、それが何度も繰り返されると膨大な量になると言うことを音声記録が絶えることなく物語っていた。

また、兵士のヘルメットは、支配されれば支配者が徴兵し、戦場に送られるという事実を示していた。

戦争により、巻き込まれた領土とそこに住む住民は、酷い生活を送らざるを得ないという現実を、ナチス支配下の服装やソビエト支配下の服装がそれほど変わらないことを示すことで体験できるコーナーもあった。

あの旅での学びはひとつ、

戦争に正義はない。

「戦争」と当事者が言わなければ「戦争」と認めない国際政治に政治的解決を期待するのは、世界大戦前夜の世界に似ている。

「事件」も「事変」も「紛争」も、目の前で起これば、紛れもない「戦争」だ。
「侵害」も「攻撃」も「侵略」も、目の前で起こるなら、紛れもない「戦争」だ。
文字の向こうに見える事実はひとつ。

なのに、テレビの中で映れば「映像」になり、清濁込みの情報に一喜一憂する自分が見えてしまう。

戦場も日本の茶の間も同じ時が刻まれているのだろうか。

歴史が繰り返されるものなら、それを追視できるのが今だ
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老舗が作るのり弁当

2023-02-16 20:07:45 | Weblog


お昼ご飯にのり弁当を頂きました。

「のり弁当」は僕の定番の昼ご飯ですが、デパートの地下で売っている老舗の店が作るのり弁当を初めて頂きました。

「湯木」というお店は「吉兆」と同じ店だと言うことを教えてもらいました。


松花堂弁当で有名な老舗が作る「のり弁当」は美味しいものでした。
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京都駅らへん

2023-02-02 09:21:23 | Weblog


大阪の友人が来たので、京都駅らへん(京都駅近く)をぶらぶら散歩。
鴨川の近所にタイ料理でほっこりできる店がある。


懐かしいHOケージを売っている店でしばし昔を懐かしみ、童心に返った気分を味わった。


京都らしく庭園でも、と駅前にある渉成園に行った。
渉成園にある傍花閣は「けったいな建てもん」で山門らしいが初めての見た友人は何に使っていたかを妄想して結構盛り上がった。

坊さん(ぼんさん)、庭園、四畳半、花街の近く、このシュチエーションで妄想話に盛り上がると、京都の仏教系高校出身の老人が苦虫を噛み潰すような顔をしていた。

せっかくの庭園が工事のため水が抜かれていたのは残念だった。

徳川家光が寄進した広大な土地とお寺さんが管理してきた庭園なのだが、周りの開発が進み、庭園が借景とする東山が見えず、代わりに高さ制限を守ったマンションやホテルが見える。

あのマンションは、この庭園が見えるからたかいだろうなとか、あのホテルに泊まれば窓からこの庭園が無料で見えるはずだとか、また盛り上がった。






庭園内の建物で東京芸大の美術品修復の展覧会が行われていた。
最近のデジタル技術の進化はすごい。
こうした新しい技術に寛容な文化が京都には根付いている。
レプリカとはいえゴッホのひまわりや浮世絵が見られたのは、いかにも京都らしい光景だと友人は満足した様子、タワーの地下に浴場が残っていたら、ひと風呂浴びて一杯なのだが、残念ながらタワー浴場は数年前になくなっている。

京都の繁華街の近くには風呂がある、という感覚はもう通用しないのだろう。
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