おっさん先生と愉快な仲間のぶろぐ

先生って楽しい仕事だと思い続けることができたしあわせな爺っさまのつぶやきです。

日曜日のお散歩

2014-02-23 20:46:43 | Weblog
午前中母校でお仕事。

まっすぐに帰るには
あまりにいい天気だったので
御所でバスを降りた。

まだ桜のつぼみは固そうだけど
コートを脱ぎたくなるような
春を予感するような暖かさと
のんびりした時間につつまれていた。



高校生の時 ここで外人さんから
「Where is sento gosho?」
って聞かれ 何を言っているのか
意味がわからず おろおろしたことを思い出す。

御所は正式には京都御苑といって
その中に「京都御所」「大宮御所」「仙洞御所」の
三つの御所があるなんて、京都に住んでいても知らなかった。。

もうひとつ

高くそびえるメタセコイヤの木
群生しているこの場所で
生意気そうに蘊蓄をたれていたっけ

清和門を出て真向かいを眺めると

広小路の学舎はもうなくなっていた。
当たり前のことだけと、やっぱり少し寂しい気分。。かな

寺町通りを上がると廬山寺の前に
「紫式部 源氏物語執筆の地」の石碑
へぇー そうなんだと再確認
たしか大学では日本史を学んでいたのにと
ひとり苦笑い


次の角には 卒論「言継卿記」でお世話になった
庶民的で個性的な
中級公家で音楽家の山科言継さんのお墓

河原町に出て今出川に
このあたりはコーヒーのにおいがただよっていて
コーヒーのうまい喫茶店が多い


この店の水出しコーヒーはうまい。
だからどこか教えないでおこうと思ってる。


高野川を渡り京阪出町柳に
どこかから 春の足音が聞こえてきそうだ。





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メディア・コミュニケーション科

2014-02-22 21:40:29 | Weblog
久し振りに
羨ましいと思う研究会に
参加することができた。

チームとしての教師集団、
子どもと教師との距離、
個々の先生たちの教育に対する姿勢と知見、

そして大学や文科省も含めての支援体制。

附属桃山小学校の先生たちは
幸せだなと正直羨ましく思った。

MC科の構想も素晴らしく、
研究にかかわれたことは
僥倖だと感じているけど、

それ以上に、
あんなにポジティブな先生たちと
知り合えたことが楽しかった。

3年間の研発、ご苦労様でした。
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ヒアリングですか。

2014-02-19 20:51:54 | Weblog

管理職と個別の面談があるから
不安になっているようですね(笑)

学校では管理職との個別面談のことを
ヒアリングと呼んでいるところ多いようですね。

ただあなたの県や市が
どのような内容で面談をするのかが
まだよくわからないので、
一般的な話しかできないと思います。

一年間の勤務の中で管理職が個別面談を実施するのは、
あなたが心配しているような(笑)
あなたの過失や不適正な事象を、
叱責するためだけではありません。

むしろそんなのは例外的なことで、
今の時期にあるのなら多くの場合、
2つのことが考えられます。

ひとつは年度当初に学級経営や指導について
計画をたてたと思いますが、
その成果と課題、進捗状況の確認あたりの評価や
PDCAといったマネジメントのチェックのためだと思います。

もうひとつは次年度の転勤希望や
校内人事を行うための希望調査のための
人事面談かどちらかですね。

メールの内容から考えると
後者の人事ヒアリングだろうと思います。

あなたの悩みである同僚性の問題は
管理職とあなたの距離により、
きいてもらえることもあると思います(笑)

でも「○年は無理」とか
「○○先生と・・。」なんてことは
正当な理由(ハラスメントかなぁ)がないと
あまり考慮されないんじゃないかな。。

えっー、じゃあこの悩みをどうすればいいの
というあなたの泣き顔が想像できますが
基本的に面談のときは
事前にしっかり考えておいて、ポジティブに
「○年を持ちたい」「○○をしたい」というほうが
受け入れてもらいやすいものだと思います。

僕がメンタルマネージメントとか
アンガーマネージメントが必要だと思ったのは
このあたりのためなんだよね。

「どうしてこの憂さを晴らすのか」この命題は
自分の中で解決の方法を見つけるというのが
「社会人」なのかもしれませんよ。

飲むもよしともと語るもよし。。ですよね。
そして「怒りをバネに」。。できるかも(笑)

不公平感を感じたり、選択肢が多いから、
少しでも楽をしたいという気持ちはわからないでもないですが、

その姿勢が、これからもずっとひきずられると、
不満があなたの澄んだ瞳を曇らして、
子ども達の顔を見えなくするかもしれないね。
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職員室レッドデータブック

2014-02-16 22:13:49 | Weblog
教育に熟達した教師」が目の前にたくさんいて、
放課後の職員室の文化を創り、
若い教師のモデルとなっていた。

熟達した教師は
あらゆる出来事にポジティブに挑戦し、
困難だと思える状況を改善する自己完結力を持ってた。

協働とは、作業の均一的な分担や
肩代わりという意識ではなく、
個々の特性や異質性を理解した上で成り立っていた。

小学校の教員は「多能専門職」像として
(全教科・全領域)×6学年分+特別支援教育における知識
=獲得しなければならない基本スキル 
という公式を当てはめることができた。

中学校の教師や管理職は「専門職分担」像として
自己の専門とする特定分野における深い学問的知識×3学年分+生徒指導力
=獲得しなければならない基本スキル 
という公式を当てはめることができた。

前向きな姿勢の方が
職員室の同僚から受け容れられやすい、
保護者に対してポジティブである方が
生徒指導における基本スキルが定着しやすい
という定説が生きていた。

素直に「できない、やれない」というより、
はったりでもいいから
「なんとか やってみます」「できると思います」という方が
職員室での受けがいいという神話が生きていた。
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久しぶりの情報教育研究会

2014-02-15 21:57:13 | Weblog
久しぶりの情報教育研究会

情報教育を俯瞰的にとらえ
教育課程に組み込む取組が始まっている。

福岡教育大学附属久留米小学校では
「情報科」として位置づけ、
情報編集力を柱としたカリキュラムを構成している。

京都教育大学附属桃山小学校でも
「メディアコミュニケーション科(MC科)」という新設科を
カリキュラム設計し

両校とも研究開発校として
独自の小学校学習指導要領を提案している。

従来のICT機器がなければ情報教育ができないという考え方から、
情報(獲得した知識)を再編集して
自らの考えを再構築し発信するという
授業スタイル(指導過程)の研究にシフトされている。

ネットワーク活用における課題が明らかになり、
目の前に見える事象やトラブルに目がいき
「情報モラル」教育の必要性が大きく叫ばれているが、
「情報モラルのみ」を注視するのではなく、
全体像としての「情報教育」を今後は検討していく必要があると思われる。

「情報教育」全体像の把握から
「うちの学校では、この部分を取り組む」という
取組課題の焦点化が行われないと
網羅的な「漠然とした情報教育における課題」があるのだ
という時点でとどまっていることになる。

こうしたことが整理されていない現状から
ICTの機器活用を行うとか、
情報モラルに取り組むといったことに対する必然性が
学校全体に生まれてこないのかもしれない。

論議の中心はどうしても
最近のスマホや携帯によるSNSの利用でのトラブルや課題が話題となっている。

目の前に現れてきた課題を後追いするだけでは、
なかなか問題の解決には結びつかないのだが、
毎日の仕事に追われていると、
ゆっくり一つのことを考える時間もないのが現実なのかもしれない。

アンケートや調査による児童や教師、地域といった
学校の全体像の実態把握がまず、
スタートなのだが、
どんなアンケートを作るのかという
入り口での問題が起こっているのかもしれない。

授業のイメージを充分に作ることができないで、
機器の操作スキルだけを追求しようとする姿勢に
反感を持つベテランの先生の感覚は
良く理解できるし当然だと思う。

機器の機能や働きから
授業を構成しようとする若い先生たちの意欲も
大切だと思う。

こうしたことが、融合できる学校かどうかという問題は、
それぞれの学校の課題であり
新しい「学校文化」を生み出すことができるかどうかの分岐点でもあるように思う。

授業の中で子どもたちが
自ら必要な情報(知識)を習得し、
個々の思考が可視化され、
相互にそうした情報を分かち合うことにより、深め、
自分の思考を再構築し、発信、行動していくことが
僕なりの「情報教育」だと思っている。

そうした授業を作るために
ICTをどの場面で使い、
どの場面で話し合いを行わせるのか、
まとめはどうするのか、
このあたりの論議が
昔は職員室で何気なく語られていたように思うのだが・・。

1モラル 
2コンプライアンス 
3セキュリティ 
4コミュニケーション 

このあたりが
児童への指導の柱になってきそうだと思うのだが、
同時に教師の側においても 

1授業改善のツールとしてのICTの活用 
2ネット社会でのトラブルに対する対応 
3服務としてのセキュリティ意識の醸成
あたりが必要になってくるのだろう。


 
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念願の吉野ヶ里遺跡

2014-02-11 21:53:48 | Weblog
大学生の頃「邪馬台国ブーム」があった。

宮崎康平氏の「まぼろしの邪馬台国」に影響され、
やれ畿内にあるとか、
やれ九州だとか、
友人たちと話し合ったことを思い出した。

友人たちの多くは
今でも大学や博物館、考古資料館等で
史学と関わっているが、
今や趣味程度にしか
歴史をとらえることができなくなっている自分に
ふっと自問自答、

大学での学びって何だっんだ(笑)

今回は、
北森鴻氏の文庫本「邪馬台」を
リュックに入れてのひとり旅。

広大な遺跡が見つかり
整備されていることは知っていたが、
訪れたことはなかった。

復元された建物やモニュメントも雄大で、
まるで歴史のテーマパーク(笑)なのに、
人影はまばらでゆっくりと散策することができた。

遠い昔、この地に生きた人々の
息づかいが聞こえるようで楽しい時間を過ごすことができた。

土産に買ったのは、
教材にできるかもという思いで
有柄銅剣のペーパーナイフと巴形銅器のキーフォルダ、

これらから「銅」の製造や「鉄」の製造と獲得に
結びつければ、六年生の子どもたちに授業ができるかな、
なんて考えるのは悲しい職業病。

帰りの列車の中で読もうと
本屋で 高田崇史氏「QED 伊勢の曙光」を購入。

歴史への思いはまだどこかにくすぶっているのだと思う。
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