おっさん先生と愉快な仲間のぶろぐ

先生って楽しい仕事だと思い続けることができたしあわせな爺っさまのつぶやきです。

友人の息子の写真展

2008-01-28 00:03:47 | Weblog
友人の息子の写真展は
大阪の小さいギャラリーを借りてやっていたそうです。

1,000枚も葉書を配ったのに、
来てくれる人が少ないと淋しそうに息子が話したそうです。

プロでもないし初めての写真展だから
仕方ないと親として慰めたそうです。

人を集めるのは難しいですね。

素材の価値ではなく、宣伝効果と人脈によって集客効果を高めるって言うのは
経営戦略の基本ですよね。

仕事をすれば人を集めなければならないときがありますが、
彼の息子はこれから何度でもそのつらさを経験しなくてはならなくなるんでしょうね。

素材に価値がなくてもタイミングとアピールだけで有名になったり、
人が集まったりするのが今の風潮なのかもしれませんが・・。

ある広告代理店のやりてに前に聞いた話ですが、
良きにつけ悪きにつけ、話題になったら勝ちなんだそうです。

それが、どんなものでもいい。みんなが興味を持っているってことが大事なんだそうです。

けど、たくさんの人に見てもらうことより、
まじめに見てくれる人を少しずつ増やすことの方が、僕はすきです
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ためいき

2008-01-25 01:10:11 | Weblog
自分の子どもを守ると言うことと自分の子どもだけを守ると言うこととは違うはずなのに・・。

"One for all,All for one."こうした精神が失われつつあるような気がする。
"Only One"は"個性や特質"であり"唯我独尊"ではないはずなんだけどな。

一人一人がを大切にされているときみんなも大切にされている。みんなが大切にされているとき一人一人も大切にされている。一人だけが大切にされているときみんなは大切にされていない。みんなが大切にされていないとき一人だけが大切にされている。

「自分の子どもだけを大切にしてほしい」という親の願に教師はどう答えるべきなのだろう?

結局子どもたちに立ち向かうとき、教師に必要なのはやはり情熱と愛情だと思う。
使い古された言葉だけどその重さは昔から変わらないものだと思う。
教育を理性と知識で行える人もいるだろう。豊富な技術と経験ですばらしい授業を行う人もいるだろう。

いろんな教師がいて学校なんだから・・。

一人ぐらい子どもたちの心を育んでいきたいと思う人がいたっていいはずだ。
子どもの心を育てることは教師自身の心を鍛えること、だから難しい。
子どもの心を育てることは弱い僕自身の心と向き合うこと、嘘がつけないから難しい。
けど難しいから子どもの心が豊かになったことが実感できたときの喜びはくらべるものがない。

そんな教師であり続けたいのだが・・。
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まずはじめに実践ありきだよね。

2008-01-23 18:42:26 | Weblog
教育現場で研究をすると言うことは結構難しいことだと最近思うようになってきた。

医師にとって病院は臨床のフィールドであり、
研究の場ではないように教師にとっても学校現場はあくまで実践の場であらねばならないはずだよね。

現場が研究のためだけのフィールドになってはいけないはずだよね。
研究のための研究はやっぱりしんどくなってくる かな。

ずっーと昔MASHと言う映画を見たことがある。
野戦病院の外科医たちをコメディタッチで描いて
当時は反戦映画とか言われたものだけど、なぜか今も印象に残っている。

毎日理論やセオリーの通用しない現場で生かす為の
最大限の努力を要求される野戦病院での型破りな軍医たちの戦いが描かれていた。

人まねではできない創造性やそれを支える力量がなければ通用しない世界、
そればどこでも一緒なんだろうな・・。

教育現場を野戦病院にたとえるのは不適切だと思うけど、
毎日何かが起こっている。
そのための対応では理論やセオリーの通用しないこともある。

そうした事態を招かないためのより魅力的な取組が
学校や教師にに求められている。

けど、雑誌やマスコミに喧伝されている先進的な取組というものも、
ただまねをすれば同じ結果になるものではないと思う。
そこにたどり着くまでの積み重ねや努力があったはずだ。

こうしたものを見ようとする姿勢を持たずに
研究を進めることの怖さをこの頃感じている。

表面的な結果だけを模倣することの恐ろしさ、かな。

自分が今持っている現場で子ども達の喜ぶかを見たい
という最初の思いに立ち戻らなければ・・だね。

「子ども達が喜んでズーと使いたいと思うコンテンツ」
それがいいコンテンツなんだろうな。
「研究員の先生がズーと続けたいと思う研究がいい研究」なんだよな、

きっと。
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経済小説はお気に召しました。

2008-01-22 21:39:04 | Weblog
寝る前にメールを見るのは、
コーヒー2杯分くらいの効果?があると
言う話を友人からのメールで聞いた。

夜、PCに触っていると
目がさえてくるから。というのが理由らしいが、
確かにそうかもしれない。

で、寝る前にPCを開くのをやめようかどうか迷ってる。
でも開けないと仕事ができないのがつらい・・やっぱ無理だろうな。

更に友人は言う
反対に寝る前の読書は睡眠薬の効果があります。
ほんの数ページで眠くなりますから。
経済小説はお気に召しましたか?

実は恥ずかしながら
経済小説というカテゴリーの本をあまり読んだことがなかったので
そのことを友人に揶揄されてしまった。

で、一念発起、彼の薦めるハゲタカシリーズ四冊を
読んだ。あっという間にのめり込みこの間の土日は読書日になってしまった。

彼の言うように
小説の世界が現実なら今の世の中は弱肉強食の時代なのかもしれない。

清貧を貫き理想に生きよと説く教師は
世捨て人なのかも知れませんね(笑)
ずるさや狡猾さが必要なのが現実の世の中なのかもしれないが、
やっぱり友情や愛を信じたいと思った。

けど面白かったよ。
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初雪

2008-01-16 23:28:40 | Weblog
ほんの少し雪が降るだけで
子ども達の笑顔が運動場に広がる・・。

積もることはない、
ほんの少し地面をぬらすだけの雪なのに、
歓声があがった。

同じ街でも、冬はゆきがふるものとおもっていた僕の子ども時代と違って、
今の子ども達は雪に接する回数も少なくなってきているようだ。

やはり地球温暖化は深刻なものになりつつある。

子ども達から季節まで奪おうとしているようだ。
日本の風土の特色いや、思想や哲学の土壌として
四季の移ろいは大切なものではなかっただろうか。

今それが失われつつあることから目をそらしてはいけない。
豊かな心情をはぐくむ上でも
季節は大切なものだと考える。

僕たちがよく使う文学教材にも
雪はたくさん降っている。

経験や知識として「わかっているもの」として扱ってきたけれど、
そろそろ知らない子どももいると考えなくてはならない時代が来るのだろうか?

温暖化を含めて環境教育の必要性を感じてる。

あとかくしの雪のように
人間の過ちを大きく包み込んで元の景色に戻してくれるような大きな力が必要なんだろうな。
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成人式2

2008-01-14 23:50:10 | Weblog
久しぶりの成人式参加。
8年前に旅立った子ども達との久しぶりの再会。

忙しすぎて昨日卒業アルバムを見るのを忘れてしまったため
若干名前が不安だった。

着飾った女の子たちは本当にわからなくなっている。

声をかけてくれる
第一声が「私、誰だかわかる?」
これが一番つらい・・。

男の子たちは背が高くなり、みんな見下ろした目線で
「先生 ちいさなったな」
20センチも縮むとでも思っているのだろうか。

近況報告を聞いていると、もうそれぞれの人生を歩み始めている。
大学に行ったもの、
社会に出たものそれぞれだが、
集まると不思議なことに小学生に戻ってる。

コンピュータがはじめて小学校に導入され
IT教育とやらをはじめて行ったこの子たち。

RPG風に「人生はリセットできないけどエンディングは無限の可能性がある。
空気が読めない大人になってもいいから人の心が読めない大人になるな」っと説教をたれた。

年寄りの冷や水だったんだろうな。
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なかったからできたことを、あるのにがまんしてさせることはむずかしい

2008-01-10 23:00:17 | Weblog
何となく思ったこと。

どうしてほとんどのテレビ局で深夜どころか
早朝までおもしろそうな番組があるのだろう。

九時をすぎたら子どもにとっておもしろくないような番組ばかりにならないと
テレビから子ども達を学習机に向かわすのは難しい。

どうしてコンビニやファミレスが24時間営業になったんだろう。
家庭料理や手料理、団らんという語句をこどもたちに教えることは難しい。

どうして路地裏が消えてしまったのだろう。
子ども達が遊び場を見つけることは難しい。

難しいと言うことを列記することは
簡単だが昔に回帰することはできないのが現実だろう。

昔はなかったからできたことを、
今あるのにがまんしてさせることはむずかしいのは当たり前だから・・。

なくすことができないのなら、
利便性をすてる勇気を持つことが大切なのかもしれない。
便利であること、便利になることが幸せだと思ってきた時代から
豊かに生きることが幸せだと思う時代になってきたような気がする。

価値観の転換、 ここらあたりが課題だろうな。
本当の豊かさとは人としての心の輝きかな。
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恩師

2008-01-06 00:22:27 | Weblog
何気なくサイトを見ていたら
古寺雅男という大学時代の恩師の名前を目にした。

恩師という言葉も
僕にとっては
大げさではなく四年間で卒業できたのも
古寺先生のおかげだと今でも思ってる

教職の資格を取るためにとった教育原理の講義が
先生との出会いだった。

酒を飲んで講義にでた僕を
隣の友人が酒臭いといったのを先生が
聞き間違えたのがきっかけで先生の研究室に入り浸って
ほうじみそをさかなに酒を飲み、西田哲学を聞いた。

卒業後も結婚式の主賓だったし
日記を書かなくっちゃ人間じゃないみたいな先生の言葉が
耳に残っていたのか、こうしてブログなんかも書いている。

大学で「教育人間学」とかを教えられているのは風の便りで聞いていたが
中教審の審議員になっていたのを聞いたとときはおどろいた。

あわててそのころの著書を買ってきてよんでたっけ。
たしか「天才論」だったな。楽しく読める本だった。

天才の異常性を強調することを否定し、
心身ともに健全だと主張する。

その上で、先生の大好きだった西田幾多郎をはじめとする数人の人物の伝記的な履歴から
天才を論じている。
天才の天才たる所以は、質よりもその量の巨大さだとしたものだったけ。

なんか自分のことを書いてられるようで
おもわずほほえんでしまった。

大学時代 学んだことはほとんど忘れたが
出会った先生と友達は忘れることができない。
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成人式

2008-01-04 22:35:14 | Weblog
新しい年が明けた。
平成20年、
どんな年になるのだろう?

今年最後に担任をした子どもたちが成人式を迎える。
君たちには無限の未来がある。

夢と希望を持って大人になってほしい。

不況とはいえ物があふれたくさんの情報が飛び交う今の世の中で、
本当の豊かさを身につけてほしい。

心の豊かさ・・かな。

欲しい物が苦もなく手にはいることの喜びより、
努力して自分でなにかを創り出す喜びを知って欲しい。

きらびやかな装飾にあこがれるより、
一枚の落ち葉に季節を感じる感性を持て欲しい。

人と自分を見比べるより、自分自身に誇りを持って欲しい。
人の期待から逃げるのではなく、
人に期待を持たせられるような君たちで居続けて欲しい。

金や物がないことを貧しいと嘆くのではなく、
自分の心の貧しさを恥じることのできる人間になって欲しい。

成人式が楽しみだ。
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