春らしい天気なので、少し散歩にでかけました。
目的はあまりきめていませんが、京阪電車で出町柳辺りに行って、京都御苑から寺町通りをぶらぶらしてみます。
京阪三条まで歩ければ御の字、梅の花がどこかで見られればいいかなと思ってますが、多分無理だと思います。
京都では、古い街並みの中に新しい店がいつの間にかでき、いつの間にか淘汰されて本当にいいものしか残らないという感覚があります。
「なじみの店」は「自分のこだわりの店」なので必ずしも皆が支持するとは限らないので時々、見に行かないと時代の流れの中で消えしまっていることのほうが多いのです。
寺町通りから京都御苑に入ると寺町通りと平行して、御苑内を散策する小道があります。
相変わらずメタセコイアは天に向かって伸びていました。高校で化石採集にはまった時「生きる化石」としてのメタセコイアがここにあることを知りました。
近くの大学に行っていたので寺町通りは「古本屋」のイメージがあります。
最近はいろいろなイメージを京都市がアピールしているようです。道端に囲碁盤があり、「本因坊」縁の地だそうです。
何と言っても「お茶」はここですよね。外観はお洒落になってますが、
いい感じの風情があります。昔ここで「水出し煎茶」(氷を使って煎茶を作る水出しコーヒーの煎茶版)を教えてもらったことがあります。
高島屋の包み紙と一保堂のお茶、この2つの組み合わせで、喜ばない人は京都にはいないと祖母は言ってました。
大学時代よく通った「なじみの古本屋」
京都にはお寺がたくさんあるので、仏画や仏教書なとが多いのですが、昔は学生も本をリユースしていました。 昭和3年の京都の観光地図1枚が5000円、欲しかったのですが、断念しました。
買ったのは和綴じの明治の小学校の教科書。教科という区分けがないのが面白い。
教師になった時、初めての文具を買いに行った店がまだありました。
紙や筆はこの辺りにいい店があるのですが、やはりお寺相手の商売なのでしょうね。やっばり「寺町」です。
まっすぐ行くと観光客相手の店が続く「新京極」、すき焼きの三嶋亭はまだありましたが、初めてのバーボンを飲んだバーは閉店しているようです。
いい店なのになくなるのは、利用する人の高齢化なのだと思います。今どきバーテンダーという言葉もあまり聞くことはなくなりましたから。
土産に流行りの焼き芋と思ったのですが、新京極の焼き芋といえばここだったのですが時代とともにきえていきますね。2月閉店の標示がありました。
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