電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

最近印象深く見たテレビ番組のこと〜心臓血管パッチ、薬不足

2024年06月22日 06時00分22秒 | Weblog
ふだん、夕方のニュースと天気予報以外にテレビを見ることはまれなのですが、最近、たまたま夕食が遅かった時に、NHKのテレビ番組で関心を持って見た番組が2つありました。一つめは「新プロジェクトX」で、子供の心臓手術で成長に応じて伸びる心臓血管パッチの開発の経緯を扱ったもの(*1)でした。子供の心臓手術が成功しても、大きくなると成長した心臓に合わせて心臓血管パッチを取り替えるために何度も手術をしなければいけない。それを解消しようとする医師の要望に応じて縦横それぞれ2倍に伸びる編み方を開発した中小の繊維企業と、血液がもれないようにするコーティング素材と技術を開発した大企業「帝人」の話。じんわりと心に残るいい話でした。
 ※心臓血管 cardiovascular

もう一つは薬の話で、「クローズアップ現代」が薬不足の現状とその背景を取り上げたものです。映像に写ったのは、私がアレルギーによる副鼻腔炎・鼻づまり対策で日々お世話になっている「カルボシステイン錠」や「モンテルカスト錠」だったからです。番組によれば不足する理由は薬価にあるとのことで、長く実績のある薬は薬価が低く抑えられ、メーカーにとっては利益が出しにくいものになっているため、増産の決定は出せないと言います。結局は労働現場にしわ寄せが行く構造になっているようです。健康保険制度は全体としてはありがたい制度ですが、あちこちでさじ加減が難しいようです。制度を活かし硬直化しないように、うまくフィードバックしてほしいものです。もう一つ、現在は大企業ではなくベンチャー起業が創薬を担っているケースが多く、日本での新薬審査のための申請が行われないという事情が背景にあるようです。このあたりは、制度の前提となる想定が変わってきているわけですので、制度上の対応が必要になるようです。

(*1): 技術よ小さき命を救え〜町工場・夢の心臓血管パッチ開発〜「新プロジェクトX〜挑戦者たち」
(*2): 薬が…手に入らない〜なぜ長引く「薬不足」解消しない供給不足の謎に迫る〜クローズアップ現代取材ノート


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2 コメント

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goosyun さん、 (narkejp)
2024-06-22 07:02:29
コメントありがとうございます。NHK はときどきこういう良質の番組を放送してくれるので、ありがたいですね。心臓血管パッチの話は、医学の進歩の背景にある技術開発の一例でしょうが、画像診断技術の進歩とはまた違った、心に残る話でした。隠岐の回は残念ながら見逃しました。チェックして注目しておきます。ありがとうございます。
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プロジェクトX (goosyun)
2024-06-22 06:53:17
 新プロジェクトXの心臓血管パッチ開発物語は、私も興味深く見ました。こういう番組は、いい刺激になります。
 「隠岐 島に希望を取り戻せ」の回も、私にとっては、感動的でした。
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