電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

今年のサクランボの現状と季節の花

2017年05月31日 06時02分17秒 | 週末農業・定年農業
週末農業でせっせと世話をしている果樹園のサクランボは、現在、青い実がつき、少しずつ大きくなっています。早生種の「紅さやか」は、開花が早い分だけ成長も早いようで、うっすらと色づき始めたものもあるようです。
例年の「佐藤錦」の最盛期は、尾瀬のミズバショウの見ごろと同じ6月第3日曜からの週ですが、例年よりも少し遅れ気味だった生育状況も順調に回復してきており、例年並みの作業スケジュールを計画できそうだと心づもりをしております。
いつも応援をお願いしている雇人の人たちに声をかけたら、今年も来てもらえそうで、ほっと一安心。今年も多くの方々に喜んでいただけるように、体調と準備を整えて、収穫期を待つことにいたしましょう(^o^)/



おや、果樹園の真ん中に、何やら赤い花が咲いています。ちなみに、枝にぶら下げてある赤い小判形のプレートは、品種を区別するためのもので、赤は佐藤錦です。ちなみに、黄色は「紅さやか」。





赤いシャクヤクかな~? でも、白いシャクヤクはまだつぼみで、咲いていませんね~。スプレーヤや動力噴霧機が通る道の真ん中です。どうしてこんなところに生えてきたのか、まったくもって不明です。




6月になると、シャクヤクが咲き、アイリスが花盛りになります。当地では、紫陽花は7月のイメージがあります。

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プロコフィエフのカンタータ「アレクサンドル・ネフスキー」を聴く

2017年05月30日 06時05分47秒 | -オペラ・声楽
プロコフィエフの音楽を初めて意識したのは、いつごろ、何の曲だったろう? それは多分、学生時代に図書館のLPレコード貸出サービスで借りた、アイザック・スターン(Vn)、オーマンディ指揮フィラデルフィア管による「ヴァイオリン協奏曲第1番&第2番」のレコードだったのではないかと思います。その後、廉価盤で購入した「ヴァイオリン・ソナタ」の、自由で幻想的な音楽にハマりました。また、「ピアノ協奏曲第3番」や「交響曲第5番」、「チェロ・ソナタ」、「ロメオとジュリエット」、「ピアノソナタ第8番」などにもハマりましたし、近年はバレエ「シンデレラ」を映像付きで楽しむようになりました。ところが、彼の合唱付きの音楽や声楽曲については、ほとんど触れることなく来てしまいました。そんな意識が働いていたのか、たまたま某書店のCDワゴンセールで、カンタータ「アレクサンドル・ネフスキー」を購入し、しばらく通勤の音楽としてくりかえし聴いております。

このCDというのは、NAXOS の 8.555710 で、イリーナ・ゲラホヴァ(MS)、スタニスラフスキー合唱団、ドミトリ・ヤブロンスキー指揮のロシア国立交響楽団による2002年のスタジオ・デジタル録音です。

第1曲:モンゴル治下のロシア。オーケストラのみで演奏されます。圧政を表すのか、低弦楽器が活躍するのだけれど、残念ながらカーステレオでは充分に再現されません。
第2曲:アレクサンドル・ネフスキーの歌。待望される英雄を讃える歌でしょうか。
第3曲:プスコフの十字軍。これは、ローマ・カトリック教会の東方進出の先兵たるドイツ騎士団でしょう。
第4曲:起て、ロシアの人々よ。力強い、戦意高揚の合唱です。
第5曲:氷上の激戦。ドイツ騎士団との決戦が迫る緊迫感、迫力の音楽ですが、中にはユーモラスな表情も。
第6曲:死人の野。メゾソプラノの独唱と管弦楽で、戦いの後の累々たる屍の光景を悼みます。
第7曲:アレクサンドルのプスコフ入城。勝利に凱旋する讃歌の合唱です。

CDで聴くと、充分ではありませんがロードノイズに負けずに迫力の音楽が展開され、ちょいと興奮してしまいます(^o^)/

Wikipedia 等で調べてみると、この曲はもともとエイゼンシュテインの映画「アレクサンドル・ネフスキー」(1938)のための音楽から、演奏会用カンタータとして改作されたものだそうで、カンタータとしての初演は1939年だそうです。ロシアの中世の英雄が、ドイツ騎士団の侵攻を退けた伝説を描く、せっかくの映画、音楽でしたが、1939年といえばスターリンとヒトラーが独ソ不可侵条約を結んだ年ですので、どうやら冷遇されたらしい。エイゼンシュテインは、スターリンの過ちを認識していたのだろうか? 中世の故事になぞらえて批判したのだろうか? このあたりは不明ですが、ローマ・カトリック教会の東方進出の先兵としてのドイツ騎士団を退け、ロシア正教を保護したということで聖人視される「救国の英雄」を描いた作品が、スターリンのソビエト連邦とヒトラーのナチス・ドイツとの結託を批判する暗喩となって厄介視されるという事情は、なんとも皮肉な状況です。

映画「アレクサンドル・ネフスキー」は、YouTube で全編を観ることができます。白黒の映像は鑑賞にたえるけれど、残念ながら音声は充分とは言えず、当時のプロコフィエフにとっても、音楽的には満足できるものではなかったかもしれません。

Alexandre Nevski (Aleksandr Nevskii) - 1938 - Sergeï Eisenstein - VOSTFR


全編を観るのは時間がかかりますが、一部を観るだけでも作品の雰囲気はよくわかります。例えば次の「氷上の戦い」は、オリジナルの音声ではなく、カンタータの第5曲を映像にあてたものなのかもしれませんが、緊迫感や雰囲気は充分に伝わります。
Alexander Nevsky - "The Battle of the Ice"


こういう作品ほど、映像付きの迫力がものをいう面があります。残念ながら、通勤の音楽にはCDかUSBメモリに仕込んだMP3等の音楽ファイルに限られますが、CD等をきっかけに通勤の音楽で聴き馴染んだ作品を、週末に自宅のPC-audioで映像付きで楽しむというのが、どうやら正解のようです(^o^)/

エイゼンシュテインの映像を観ながらプロコフィエフの音楽を聴くと、短い場面を繰り返し重ねることによって、緊張感やリズムを作り出す手法が、プロコフィエフの音楽でも意図的に使われていることがよくわかります。自宅でそういうこともわかるようになったという意味で、すごい時代になったものです。

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再び赤ワインソースのパスタに挑戦する

2017年05月29日 06時01分09秒 | 料理住居衣服
妻のリクエストもあり、豚もおだてりゃ木に登るとばかりに、過日、再び赤ワインソースのパスタに挑戦しました。今回は、少しばかり記録性を重視し、カメラ片手にじっくりと作ることにしました。

まずは、材料です。



  • ニンニク、タマネギ (みじん切り)
  • トマト       (皮をむき、ざく切り)
  • ピーマンとパプリカ (種を取り、細切り)
  • しめじ (さっと洗って水を切っておく)
  • 肉   (今回は豚こま肉の残り)
  • 赤ワイン (料理用。酸化防止剤の入っていない安価なもの。)
  • オリーブオイル、同バージンオイル
  • 塩コショウ 少々
  • パスタ 今回は1.5mm、200g


例によって、3Lのお湯をわかして沸騰するまでの間に、ニンニクとタマネギをみじん切りにしてオリーブオイルでよく炒め、塩コショウをしてトマトとお肉も軽く炒めます。しめじ、ピーマン、パプリカを加えて軽く炒め、これに赤ワインをドバドバと入れて少し煮立たせてアルコール分をとばします。

パスタの量が200gですので、3Lのお湯に塩を大さじ2くらいの割合で加えて沸騰させ、パスタを茹でます。茹でる時間は、袋に書いてある所定時間より30秒ほど短くして、少し固めでザルに取り、赤ワインソースに合わせます。茹で汁を少し加えてスープの味をととのえ、バージンオイルをかけ回して軽く加熱し、すぐに皿に盛り付けます。



いただきま~す! うん、美味しい。妻の評価も、Good! でした(^o^)/
赤ワインソースのパスタの作り方も、だいたい固まったかな。



畑の産物もご近所からの頂き物も、食卓の賑わいです。

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予定が混み合い、夕方の農作業に

2017年05月28日 06時00分06秒 | 週末農業・定年農業
土日に様々な予定が混み合い、どうしても外すことができず、仕方がないので夕方うす暗くなる頃に、二ヶ所ある果樹園の草刈りを敢行しました。数日かけて、ようやく終了。軽トラックで夕暮れの農道を走るとき、田植えが終わったばかりの田んぼの美しさに思わず息をのみ、車を停めてカメラを取り出しました。

草刈りをしたばかりの果樹園の眺めは達成感があるけれど、水田に映る光が刻々と色を変えていくさまはまるで「アート」で、ほんとに見事の一言です。我が家では、田んぼはみな委託耕作としており、私は米作りはほとんど知らないのだけれど、こういう風景を見ると農村に暮らす幸いを感じます。



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鹿島茂『レ・ミゼラブル百六景』を読む

2017年05月27日 06時05分27秒 | 読書
文春文庫で、鹿島茂著『レ・ミゼラブル百六景』を読みました。2012年11月に発行された本書は、もともと1987年に単行本として刊行され、1994年に文庫化された後、新装版として改められたものらしいです。



ヴィクトル・ユゴーの『レ・ミゼラブル』は、若い頃に何度も読み返し、そのたびに感銘を受けておりましたが、近年はだいぶ遠ざかり、しばらく通読しておりませんでした。本書は、19世紀の木版画による挿絵を題材に、大まかなストーリーを追いながら、版画が語るものを解説しています。例えば、本書の表紙を飾る、幼い子どもが大きなホーキを持って掃除をしている姿を描いた有名な絵は、「第14景 歌わぬ《ひばり》」と題する章で、

人口の急激な増加によって矛盾を露呈しつつあった19世紀前半のフランス社会の暗部に横たわる児童虐待の問題をかなりアクチュアルに浮き彫りにしたものといえる(p.78)

という指摘がなされるように、より広い視点から、作品の背景をも知ることができる、という仕組みになっています。

『レ・ミゼラブル』のストーリーを承知している人は、これらのやや小さめの木版画の中に、大きな衝撃と感動を味わうことができるでしょう。うーむ、『レ・ミゼラブル』をまた読んでみたくなりました。

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ブログに取り上げる記事のテーマは

2017年05月26日 06時01分43秒 | ブログ運営
長くブログを続けていると、身辺雑記的な内容では、どうしても代わり映えしない傾向があります。それを無理に回避しようとすると、新しい話題を次々に打ち出す必要があり、一般人にはなかなかハードルが高いものです。そこで、仕事の話を交えたり、時事的な事件を取り上げたりすることもありうるでしょうが、当方は時事ネタと仕事ネタは封印しているところです。

というのは、仕事のことをネタにすると、つい筆が滑って、場合によっては守秘義務に抵触することをうっかり公表してしまうおそれがあります。最初からテーマとして封印しておけば、その心配はありません。危うきに近づかぬ方が賢明でしょう。

また、時事ネタは次々に事件が起こりますので、題材には困らないでしょうが、報道だけをもとに論じるのは事件の表層をなでただけで終わりそうで、やっぱり無理があります。様々な立場・意見がありうるところに、勇み足で一方的な書き込みをして炎上の憂き目を見るのも避けたいし、これも危うきに近づかぬ方が賢明でしょう。

逆に、マンネリ化を忌避するのではなく、まいど代わり映えしないことを安心感としてとらえ、運営しても良いのでは、と思います。視聴率を追うテレビや有名サイトの真似をする必要はない。素人音楽愛好家にして晴耕雨読の週末農家の日常を淡々と綴ることに意味があるのではないか。自分で楽しみ、自分で過去記事を検索して振り返る便利さなど、長年続いてきたブログならではのものがあります。もし、他の人にも役立つものがあれば、なお幸い、というスタンスです。

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季節外れにならないうちに

2017年05月25日 06時03分43秒 | 季節と行事
早いもので、うかうかしている間にもう五月も終わりそうです。せっかく撮った五月の花の写真のうち、出番がなかったものを一気に掲載してしまいましょう。

まずは五月上旬、花盛りのライラック。


続いて、ツツジです。



妹もね、じゃなくて、アネモネ。


これは何だっけ? はて?


ボタンは散ってしまいましたが、代わってもうすぐ豪華にシャクヤクが咲くでしょう。実はこれが楽しみです。

おまけ。老母の元気の源、野菜畑です。




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暑い日が続き、半袖ワイシャツの着初めとなったが

2017年05月24日 06時03分17秒 | 季節と行事
ここ数日、夏のような暑い日が続きました。連日のように30℃を超える気温に音を上げて、23日に半袖のワイシャツを初めて着ることとしました。昨日・一昨日なら涼しくて良かったけれど、今朝は逆に涼しすぎるみたい(^o^)/

一昨年も26日に「あまり暑かったので半袖に」という記事(*1)を書いています。今年はやけに暑くなるのが早いなあと感じましたが、実は例年よりも数日早い程度なのかもしれません。そういえば、2015年の記事には亡父が好んだ白いシャクヤクが咲いていますが、今年はまだこのシャクヤクはつぼみのままで、咲いておりません。実際に長期間のデータを調べてみれば、温暖化の傾向は顕著なのかもしれませんが、四月は「寒い春」というのが実感でしたので、季節的には、実は数日くらい遅れているのかもしれません。

写真は、冬を越して今年も咲いた「タイワントキソウ」です。

(*1):あまり暑かったので半袖に~「電網郊外散歩道」2015年5月

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ソフトリングノートを買いに行き、書けなくなったボールペンの替え芯を交換する

2017年05月23日 06時02分20秒 | 手帳文具書斎
「○○○総選挙」ばやりの昨今ですが、「東洋経済オンライン」の記事によれば、

何かと役立つ!「作業効率化」文房具トップ10~「文房具総選挙」ランクインの優秀アイテム

で栄光の第1位に輝いたのは、コクヨの「ソフトリングノート」だったそうです。各種の筆記具やお役立ちグッズを差し置いて優勝したのは、いったいどんなノートなのだろう? と野次馬的好奇心が騒ぎます。で、いつもの文具店に行ってみました。ついでに、家の中でだいぶ前から放置されていたらしいボールペンを見つけたので、替え芯も一緒に購入して来ました。



コクヨの新しいリングノートは、綴じリングがソフト・オレフィン製だそうで、開いて左側のページを書く時にも、リングが右手のじゃまにならないように考えられています。



ほんとにプニプニで、あまり抵抗がありません。では、各種筆記具で裏抜けしたりしないのか? 恒例の裏抜け筆記テストを実施してみました。




その結果、これまで裏抜け筆記テストでほぼ全勝のプラチナ古典ブルーブラックが問題なくクリアしただけでなく、モンブラン・ロイヤルブルーも大丈夫でしたし、いつも裏抜けワースト御三家のパイロット「青」「朝顔」「紺碧」でも抜けないということで、なかなか力の入った優秀なノートのようです。紙質もわりにツルッとしたタイプで、プレッピーやカクノのヒットにより、万年筆も意識した商品開発をしたのかな、と感じます。単純に、ドット罫線つきキャンパスノートよりもずっと好ましい製品です。もっとも、お値段もそれなりですが(^o^)/
A5判、B罫(29行)、50枚、希望価格280円のところ行きつけの文具店では210円。できれば、A罫がほしいところです。



もう一つ、放置されていたボールペンは、ゼブラの「サラサ」ライトブルー、0.3mm でした。顔料ゲル・ボールペンの宿命で、あまり使わなかったために顔料が沈殿して書けなくなってしまったらしい。SARASA自体は、バインダー・クリップの便利さを感じておりますし、0.7mm のブルーブラックのハッキリした色は好ましいので、替え芯の交換で生かせないかと考えました。で、採用したのが青の0.7mm。茶色の0.7mmももうすぐインクがなくなりそうですが、ライトブルー軸に青を入れておく方が、同系色ということでたぶん間違いは少ないでしょう。



うーむ、かくして筆記具は増えていくのだなあ(^o^;)>poripori

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リビングではインスタントに

2017年05月22日 06時04分34秒 | 料理住居衣服
書斎では、パソコンもレーザープリンタを備え、オーディオもそれなりに工夫して揃えていますが、リビングでは手軽さを優先してしまいます。書斎では、コーヒーメーカーをセットしてありますので、粉から、あるいは豆を挽いてコーヒーを淹れますが、リビングではお手軽にインスタント・コーヒーになってしまいました。ネスカフェの詰め替え用。最初にたまたま購入した瓶に合わせてそのまま継続して選択という、こだわりも何もない、単なる惰性です。リビングでは妻のお手伝いのほうがやはり重要課題で、音楽の方もPC用のパワード・スピーカで聴くことが多く、なんだかインスタントに流れているような気がしますが、装置に下手なこだわりを主張するのは家庭の平和に貢献しませんからね~(^o^)/

たぶん、妻が紅茶党で珈琲党ではないことも原因の一つかと思いますが、リビングに滞在する時間が長くなるほど、物事が全般にインスタントに流れてしまうことが玉に瑕かもしれません(^o^)/


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オーマンディ指揮フィラデルフィア管でプロコフィエフ「交響曲第6番」を聴く

2017年05月21日 06時02分45秒 | -オーケストラ
パブリック・ドメインの恩恵で、それまで耳にする機会の少なかった録音を、ストリーミングで(*1)、あるいはダウンロードして、じっくり何度も聴くことができるようになりました。例えばユージン・オーマンディ指揮のフィラデルフィア管弦楽団による演奏などは、代表的なものです。爽やかな青空が広がる5月の休日に、プロコフィエフの「交響曲第6番」を聴いております。

プロコフィエフの「交響曲第6番」については、小沢盤ですでに1度記事にしております(*2)が、オーマンディの演奏がとても魅力的で、もう一度取り上げようと思った次第。オーマンディ指揮フィラデルフィア管の演奏は、とても自然で聴きやすいです。エキセントリックな解釈はあまりなく、響きは豊かで鮮やかで、ロシア近現代史のエピソードを深読みしないのであれば、音楽として充分に独り立ちしていると思います。

何度も繰り返して聴いても、また始めに戻ることができる音楽。素人音楽愛好家が、音楽を音楽として楽しむのならば、こういう演奏はありがたいです。



(*1):プロコフィエフ「交響曲第6番」〜「クラシック音楽へのおさそい〜Blue Sky Label」より
(*2):プロコフィエフ「交響曲第6番を聴く」~「電網郊外散歩道」2015年9月

【追記】
YouTube にもありました。
Prokofiev: Symphony No. 6, Ormandy & PhiladelphiaO (1961) プロコフィエフ 交響曲第6番 オーマンディ




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何か書くものを持ち歩くのは小さい頃からの習慣か

2017年05月20日 06時04分00秒 | Weblog
私の場合、出かける際には必ず筆記具と手帳またはメモ帳を持参します。例外は、まずありません。この習慣は、いつ頃にできたのだろうか?

明らかに習慣になったのは、たぶん高校生の頃、生徒手帳をメモ帳代わりに使うようになったあたり(*1)でしょう。大学生時代には生協の手帳(実は能率手帳の学生版)を愛用し、卒業・就職してからは様々な手帳を使い続けてきました(*2)。
では、高校生以前はどうだったろうか。どうも、手帳のように常時携帯する形ではないけれど、科学少年だった中学生の時には、すでにノートと筆記具を持って自然観察に飛び出したり、実験室で結果を記録したりする生活でしたので、学校の勉強と宿題以外にも筆記具を使う習慣は、わりに日常的だったようです。



中学生の頃……桜並木の中に「てんぐ巣病」発症例を見つけて観察したり、実験室で青色沈殿を生じる限界濃度を調べようとしてコロイド生成の条件を見つけてしまったり、科学少年にとってノートと筆記具は日常的なお役立ちツールでした。

これはたぶん、「忘れ物選手」だった小学生の頃に、担任の先生に毎日ノートにメモを書かされた習慣づけがきいていた可能性があります。成長とともに、「習慣の変容」が起こっただけなのかもしれません。だとすると、根気よく忘れ物の防止を指導してくれた小学校時代の某先生に、感謝するところ大ですね~(^o^)/

(*1):「手帳甲子園」の報道に高校の生徒手帳の一件を思い出す~「電網郊外散歩道」2013年2月
(*2):手帳・ノートと筆記具~「電網郊外散歩道」2008年8月
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愛車デミオ・ディーゼルXDにはCDを置く場所がない

2017年05月19日 06時01分39秒 | 散歩外出ドライブ
愛車デミオ・ディーゼルXDには、燃費性能や郊外路中心の動力性能などの点ではたいへん満足していますし、前車ティーダ・ラティオの最小回転半径5.2mに対しデミオXDは4.5mと、コンパクトで取り回しがぐっと楽になった点も満足感が高い理由になっています。

ただし、コンパクトであるがゆえの欠点もいくつか感じられます。荷室や後席の狭さはしかたのないこととしても、運転席まわりにCDを置く場所もない点は、通勤の音楽を選ぶ上で無視できません。もちろん、USBメモリにmp3ファイルを入れて再生すれば良いのですが、朝、出勤前に、今日はこの曲を聴こう!とCDを手にする楽しみは格別のものがあります。USBメモリに仕込んですでに聴きなじんでいる曲の中から再生するのとは違う気分があるのです。

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上田岳弘『私の恋人』を読む

2017年05月18日 06時01分17秒 | 読書
新潮社刊の単行本で、上田岳弘著『私の恋人』を読みました。2015年の6月に1刷が刊行されており、私が手にしたのは2017年2月の第3刷です。帯カバーには「第28回三島賞受賞作」とか「アメトーク!読書芸人で又吉直樹さんが大推薦!」などの惹句が並びます。一応、新刊に近いので、ネタバレしないようにあらすじは省略します。

物語は、「はるか10万年前から、何度も生まれ変わり、運命の恋人を探し続ける」存在としての「私」の話です。「10万年前、クロマニョン人だった私は、並外れた想像力でその後の世界情勢を洞窟の壁に書きつけながら、未来に息づくひとりの女性のことを考え」る井上由祐の前に一人の女性が現れた後のラブストーリーという位置づけの、複数の記憶を持つ意識の物語。

もちろん、理系の石頭(当方)には、クロマニヨン人から現代まで、DNAの連続性は保たれているのかとか、歴代の記憶のうち、その特定の記憶が保たれる理由は何なのかとか、脳内に多数の疑問符が点滅しながら読むことになる、そういうお話です。まあ、そこは「そういうお話なんだよ」ということにして読み進めますが、おもしろいけれどなんだか不思議な読後感です。

10万年前の記憶を持つ人が、どうして自然や気候や文明のことではなく、手っ取り早く女性のことに興味をフォーカスするのか。それは多分、作者が若いからなのでしょう。もっと年寄りならば、特定の女性よりも、もっと別のことに興味をフォーカスするような気がします(^o^)/

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PHSの終わりが見えてきた

2017年05月17日 06時02分36秒 | Weblog
少し前のニュースによれば、ウィルコムを引き継いだワイモバイル社では、ついにPHSの新規契約を打ち切ることになったとのことです。ふーむ、しばらくするとPHSサービス自体の終了も予定されているということか。テレビ放送のアナログ停波よりもずっと影響は小さいでしょうが、2001年からPHSを使い続けてわずか2台目という身には、大きな影響と言えます。やがてはスマートフォンに移行しなければならなくなるのでしょう。でも、一週間以上、10日も電池が持つ小型の電話&メール端末の便利さは、他にかえがたいものがあります。できれば長く使い続けたいので、移行のタイミングをはかるのが難しそうです。さて、いつ頃が良いのだろう?

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