電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

筆記具は日常的に使い続けることがポイントか

2019年02月28日 06時02分12秒 | 手帳文具書斎
万年筆にしろボールペンにしろ、筆記具は日常的に使い続けることによって調子が維持されるという面があるようです。使い続けるうちに手になじむというか、手がなじむと言うべきか。逆に、使わずに放置することによって、乾燥したり詰まったり沈殿したりするなど、様々なトラブルが発生します。例外は「鉛筆」でしょうか。子どもが小学生時代に使った「かきかたえんぴつ」の残りなどがいまだに健在で、思わず遠い目になってしまいます。



そういえば、毛筆も水洗いして乾燥させておけば、手入れ次第で長持ちするのでしょうか。硯と墨などいまだに一式を保管しておりますが、めったに使うことがなく、もっぱらぺんてるの筆ペンで済ませてしまっています。

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記事ネタに困った時は

2019年02月27日 06時04分26秒 | ブログ運営
ほぼ毎日更新の当ブログ、周期的に記事ネタ枯渇の危機に見舞われます(*1)。そんなとき、頼りになる方策の一つが、備忘録ノートを眺めること。以前の記事(*2)のように、ノートを読んでいて未使用のネタを見つけることもありますし、あるいは別々の内容の記事二つを結びつける形で、別の角度からの新しい記事を思いつくこともあります。

とりあえず、身近な人の生死や大災害でもないかぎり、「一日休み」にはしない、と決めております。毎日更新ブロガーの「意地」です。客観的には、何の意味もない「意地」ではあるのですが(^o^;)>poripori

(*1):ブログ記事がネタ切れになりそうなときは〜「電網郊外散歩道」2018年1月
(*2):ネタ切れには備忘録の落ち穂拾いで〜「電網郊外散歩道」2010年9月

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休日のお料理(7):みそ肉豆腐、舞茸とチンゲンサイの炒めもの

2019年02月26日 06時04分11秒 | 料理住居衣服
妻の具合がよろしくないので、引き続き休日のお料理シリーズです。今回は、『きょうの料理ビギナーズ』2014年1月号から「みそ肉豆腐」と、単身赴任時代の我流のレシピから、「舞茸とチンゲンサイの炒めもの」などです。

まず、「みそ肉豆腐」から。
【材料と準備】分量は4人分相当

  • 牛バラ肉 薄切り 200g 食べやすい大きさに切っておく。
  • タマネギ 1個  四等分して薄切りにしておく。
  • もめん豆腐 1丁 食べやすい大きさに切っておく。
  • ホウレンソウ 1把  洗って水気を切りラップで包んで電子レンジ(600W)で1分程度→冷水にさらし、水気を切っておく。
  • サラダ油 大さじ2
  • 混合調味料 酒:大さじ4、水:カップ1.5、砂糖:小さじ4
  • みそ 大さじ6
  • 醤油 小さじ2

【作り方】

  1. 鍋にサラダ油を中火で熱し、牛肉とタマネギを入れて炒める。これにより、肉が固くならないようにする。
  2. 肉の色が変わったら混合調味料を加えて混ぜ、豆腐を加える。煮立ったら落し蓋をして弱火で5〜6分煮る。
  3. 中火にしてみそを加え、とかす。最後にホウレンソウを加え、醤油をふりかける。


ちょっと加熱しすぎて水蒸気でレンズが曇ったみたいですが、わりに美味しくできました。夕食に出したのは、実は朝に作って残ったものを分けています。

続いて「舞茸とチンゲンサイの炒めもの」です。こちらは夕食用で、ありあわせのベーコンの残りを使いました。
【材料と準備】

  • チンゲンサイ 1把 1枚ずつ外して洗っておく。
  • 舞茸     1パック 食べやすい大きさに切っておく。
  • ベーコン   適量 食べやすい大きさに切っておく。
  • 塩コショウ
  • 片栗粉    少量の水で溶いておく。
  • オリーブ油

【作り方】

  1. 鍋を熱して油を引き、ベーコン、チンゲンサイ、舞茸を炒める。
  2. 火が通ったら塩コショウで味を調え、水溶き片栗粉を加えてとろみをつける。


さて、晩ごはんはこんな感じに。右上のサンマの蒲焼きは、冷蔵庫にあったスーパーの市販品。





味噌汁は、白菜とチンゲンサイの芯の部分と油揚げを使いました。
コクヨのソフトリングノートに記録している料理メモは、けっこう便利です。



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J.S.バッハ「チェロとハープシコードのためのソナタ第2番」を聴く

2019年02月25日 06時04分39秒 | -室内楽
このところ、通勤の音楽としてずっと聴いてきたのは、J.S.バッハの「チェロとハープシコードのためのソナタ集」(DENON COCO-70745)です。ヤーノシュ・シュタルケル(Vc)とズザナ・ルージッチコヴァ(Hrpsc)によるアナログ録音で、DENON とスプラフォンとの共同制作です。1977年に同世代の二人の名手がプラハで初共演し、シュタルケル側の希望で、同年秋に「芸術家の家」で収録されたものだそうです。もともとは OX-1024 というLPレコードで発売されていたようですが、クレスト1000シリーズに加えられて初CD化されたのだそうな。



収録された三曲のうち、今回は第2番ニ長調BWV1028が特に心に残りました。緩ー急ー緩ー急の四楽章。

第1楽章:アダージョ、4分の3拍子。例えばチェンバロの右手をチェロが模倣し、左手は独立した声部を奏するというように、「二人でトリオ・ソナタ」ふうな音楽です。次の楽章の前奏のように、ふっと終わります。
第2楽章:アレグロ、4分の2拍子。いきいきとした活発なリズムで、ここは運転も楽しくなる音楽です。
第3楽章:アンダンテ、8分の12拍子、ロ短調。美しく繊細な音楽。どうしても、こういう音楽に心が惹かれてしまうのです。
第4楽章:アレグロ、8分の6拍子。ここも、実に聴き応えのある音楽です。モダン・チェロとモダン・チェンバロではありますが、往年の名手二人が気合充分に室内楽の妙味を聴かせてくれます。

もともとは、ヴィオラ・ダ・ガンバとハープシコードのために書かれた曲らしく、樋口隆一著『バッハ』(新潮文庫)によれば、ケーテン時代、留守中に奥さんを失う悲劇に見舞われた1720年頃の作品らしい。



ネットにも様々な動画が投稿されていました。例えば第2楽章をチェロとピアノで。

Bach: Viola da Gamba Sonata in D Major, BWV 1028 Allegro | Dale Henderson & William Chapman Nyaho


第3楽章アンダンテをVn、Vc、Cbの弦楽三重奏で。
J. S. Bach: Sonata in D major BWV 1028 - Andante


冬場の通勤の音楽には、ロードノイズに紛れがちなため、繊細なチェンバロの音は不向きです。それでも、不足する音は脳みそで補完し、バッハの音楽は楽しむことができます。週末には自室のステレオ装置でしみじみ聴く、という具合です。



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アホ猫母娘がテレビのニュースを聞いて

2019年02月24日 06時04分21秒 | アホ猫やんちゃ猫
食事時になると、どこからともなく現れるアホ猫母娘、テレビのニュースを耳にして、なにやらブツクサつぶやいております。

アホ猫娘「ねえねえママ、コンビニで24時間営業はもう限界って、どういうこと?」
アホ猫母「人手不足だからね〜。奥さんが亡くなりバイトも集まらず、店主だけではずーっと開けていられないので夜中は閉めることにしたら、契約違反だから違約金を払えって言われたらしいわね。」
アホ猫娘「セブンイレブンって、どういう意味なの?」
アホ猫母「朝7時から夜11時までやっている便利な店、っていう意味らしいわよ。」
アホ猫娘「ふーん、じゃあ、本社のほうが社名を変えなきゃいけないんじゃないの?」
アホ猫母「そうかもね〜。」

むむ、アホ猫とは思えない、スルドイ発想! いくらアホ猫母娘でも、さすがに20歳、19歳ともなると、「猫又性」が顕著に高くなるのでせうか(^o^)/
日頃から食っちゃ〜寝、食っちゃ〜寝している上に、すでにかなりの高齢ですので、この春から裏の畑でハンティングなどできるのかと心配しております(^o^)/

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暖房に関する昔話とタイマー点火の暖房のありがたさ

2019年02月23日 06時00分37秒 | 料理住居衣服
冬の朝、一定時刻になるとタイマーで寝室のファンヒーターが自動点火します。少し暖かくなったところで起きて着替えをしますが、この頃には書斎もリビングも温風ヒーターが点火しています。

昔はどうだったろう? 少なくとも、ワタシの小学校入学前後、1960年以前は、暖房は囲炉裏とコタツと火鉢だったはず。たぶん父と母が寒い中を起きて、囲炉裏の中の熾火を探し、粗朶を加えて燃やしていかなければなりません。一晩は保つ程度の熾火を残すことができないときは、マッチで少量の硫黄のついた「経木」に点火し、新聞紙等を丸めたものに火を移し、少しずつ薪を燃やしていくことになります。燃え上がるまではかなり時間がかかるでしょうし、炭を熾して火鉢やコタツに移すことではじめて屋内暖房となります。

寒い冬の朝、火のありがたさとともに、タイマーで自動点火する暖房の便利さをつくづくと感じます。このような感覚は、もしかしたら都会育ちの若い人には理解できないものかもしれませんが、芋煮会等で薪を燃やした経験のある人なら、ある程度は想像できるのかもしれません。

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南陽市の「六味庵」の辛みそ味「羽子板ゆべし」が美味しかったので

2019年02月22日 06時05分17秒 | 散歩外出ドライブ
先日、いただきもののお菓子を食べたら、これが辛みそ味のゆべしで、ピリ辛で甘じょっぱいという、なんとも絶妙のお味。これは自分で入手しても食べてみたいと、製造元をメモしました。ふむふむ、南陽市の菓子舗「六味庵」(*1)の「羽子板ゆべし」というのですか。確定申告は終わったし、農作業にはまだ寒いしで、こんど車で出かけるときに、ぜひ足を伸ばしてみましょう。上山の「利久堂のかりんとう」等のほかに、県内にまた楽しみができました。

(*1):菓子処「六味庵」ホームページ

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確定申告の書類を届ける

2019年02月21日 06時04分08秒 | 季節と行事
今年は、確定申告の作業が早めに進行しています。毎年、今の時期には表計算のワークシートに向かいます。様々な書類を点検整理し、領収書をもとに計算し、このほど、ようやく申告書類を書き上げました。領収書等を添付して提出準備オーケー。

たまたまお昼時の時間に税務署に寄ってみたら、駐車場待ちの渋滞状態。あらら、これなら朝晩の時間外に投函ポストに投げ込むほうが、待ち時間がなくて良いのかもしれませんね~。などと考えながら、書類一式を提出して来ました。これにて、今年度の確定申告は完了。一安心です。

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プラチナ万年筆「プロシオン」を洗い、インクを再補給すると

2019年02月20日 06時03分30秒 | 手帳文具書斎
プラチナ万年筆の製品「プロシオンPROCYON(中字:M)」は、インクフローが渋い印象がありましたが、実は流用した古いコンバータが自然にすっぽぬけるほど緩かったみたいで、新品コンバータに交換したらずいぶん改善されました。でもまだ書き出しのかすれが時折見られるなど、ペン芯に濃縮酸化されたインクがこびりついているおそれもあり、万年筆クリーナーで徹底的に洗浄してみようと思い立ちました。




そうしたら、結果は大正解だったみたい。同社の古典ブルーブラック・インクを再補給してみると、インクフローが改善され、安定しました。インク補給直後はフローも潤沢で良い感じですが、ペン芯に保持したインクを使いきり、コンバータからインクが流れる状態になっても、さほど渋くなる感じはありません。手に持ってみた時の金属軸の重さは感じますが、書き味はたいへん良好です。

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休日のお料理(6):豆腐と鶏肉のイタリア風うま煮を作る

2019年02月19日 06時01分00秒 | 料理住居衣服
妻が旅行疲れからか具合が悪いので、厨房に立つ出番が増えております。先の日曜には、NHK『きょうの料理ビギナーズ』2月号から、「豆腐と鶏肉のイタリア風うま煮」を作りました。もっとも、少々ワタシ風に改変しております(^o^)/


【準備】
 鶏肉  一口大に切り、塩コショウを振っておく。
 ブロッコリー  小房に分けておく。
 玉ネギ  粗くみじん切り。
 にんにく 同上
 トマト  皮をむき、ざく切り。
 キノコ  今回はえのきの残りを使いました。
 木綿豆腐 1丁
 オリーブ油 適量
 塩    小さじ1/2
 水    カップ1/2

作り方は、次のようにしました。

  1. フライパンにオリーブ油を引いて熱し、低温でにんにくの香りを油に移す。
  2. 玉ネギを加えて中火で炒め、香りが出たら、塩コショウしておいた鶏肉を加えて炒める。
  3. 鶏肉の色が変わったらトマトを加え、水カップ1/2と塩小さじ1/2を加える。
  4. 煮立ったら弱火にしてふたをし、5〜6分煮る。
  5. ブロッコリーとえのきを加え、豆腐を食べやすい大きさに切って加え、中火で熱する。
  6. 再び煮立ったら弱火にして約5分間煮る。
  7. (本当は、粉チーズを加えて供するのですが、粉チーズがなかったのでそのまま食べました。)



で、出来上がりはこんな感じです。ご飯には、青菜漬の煮物とカリフラワーのピクルス、お昼の味噌カツの残りが添えてあります。小皿の数を増やすと洗い物が大変なので、一枚にぜんぶ並べるという安直な発想(^o^;)>poripori




うん、けっこう美味しかった。豆腐とイタリアンというのも、なかなか合いますね。
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常用するカップを小型化した結果

2019年02月18日 06時05分30秒 | 健康
高橋知宏著『本当はこわい排尿障害』を読み、自分が一日に摂取する水分量に着目(*1)するようになりました。特に、常用するカップをマグカップからごく小型のカップに変更してみたところ、予想以上に有効でした。



最大の変化は、しばしば渋滞が起こりやすい雪の朝の通勤時間帯に、トイレ休憩が不要になったことでしょうか。次に、前日の宴会等の有無にもよりますが、朝方に尿意で目が覚めることが激減したことです。確かに、一回に摂取する水分量が減少すれば排出する回数が減り、間隔も長くなるのは道理です。当然と言えば当然。でも日常生活の中では大きなプラスの変化と言えそうです。

(*1):一日の水分量を1,500mL程度に抑えるには〜「電網郊外散歩道」2019年2月

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山響第274回定期演奏会で西村朗、R.シュトラウス、チャイコフスキーを聴く

2019年02月17日 10時05分57秒 | -オーケストラ
本来は日曜会員なのですが、都合により土曜日に変更してもらい、山形交響楽団の第274回定期演奏会にでかけました。会場に到着したのが開演前のロビーコンサートの直前で、西濱事務局長の進行で曲目が紹介されます。



曲目はR.シュトラウスの「弦楽三重奏のための変奏曲」、平澤海里(Vn)、山中保人(Vla)、渡邊研多郎(Vc)のトリオです。演奏が始まったら、あれれ、賛美歌「主よ、みもとに近づかん」ではないか。へ〜、これがR.シュトラウスの曲だったの? と思ったらさにあらず。実は3月1日(金)夜に文翔館議場ホールで開かれる「セレナード・イン・文翔館」が映画音楽を取り上げることから、映画「タイタニック」の音楽ということで選んだ曲だったみたい(^o^)/
その後、シュトラウスの曲が演奏されました。実にしっとりしたいい曲です。CDも市販されていない、楽譜も海外から取り寄せたという曲目だそうで、素人音楽愛好家は内心で思わず「ラッキー!」と叫びましたですよ(^o^)/



会場の山形テルサホールに入ると、最前列に少し空席がありますが、けっこうなお客様の数です。高校生らしい制服の女子の姿もちらほら見られ、たぶん吹奏楽部のオーボエ・パートの子だちなのだろうな、と想像しました。なにせ本日のプログラムには、めったに一位を出さない難関で知られるミュンヘン国際コンクールで2007年の覇者となったオーボエのラモン・オルテガ・ケロ氏が登場するのです。思わず「行きたい〜」と叫ぶのは、ミーハーとは言えないでしょう!

そのプログラムは、

  1. 西村 朗/桜人 ~オーケストラのための~
  2. R.シュトラウス/オーボエ協奏曲 ニ長調 Ob:ラモン・オルテガ・ケロ
  3. チャイコフスキー/交響曲 第4番 ヘ短調 作品36
     指揮:ロベルト・フォレス・ヴェセス、演奏:山形交響楽団

というものです。

開演前のプレトークでは、指揮者のヴェセスさんに西濱事務局長さんがインタビューします。奥さんとお子さんと一緒に5日前から滞在している山形の印象は、寒さや雪もあるけれど、山形牛、山形豚、山形セルリーなどにお酒の美味しさが印象的だったそうで、「食と温泉の国」を堪能していただいているみたいです。ときどき片言の日本語を交えて話すヴェセスさん、チャイコフスキーについては熱を入れて話していました。ムソルグスキーやボロディン、リムスキー・コルサコフらロシア音楽の伝統を継承しつつ、豊かな旋律の魅力をクラシック音楽のスタイルで表現している、というところでしょうか。



第1曲:西村朗「桜人」ですが、これは2010年7月の第206回定期演奏会で発表された山響委嘱作品の再演です。初演のときの感想は別記事(*1)のとおりですが、今回はヴェセスさんの解釈と指揮で、和楽器の笙や篳篥(ひちりき)等を模したと思われるつんざくような高音も。不思議な音がいっぱいの現代的な曲を、親しみを持って聴くことができます。

続いて、R.シュトラウスのオーボエ協奏曲。楽器編成は、8-6-4-4-2 の弦楽五部に、Fl(2:Pic.持ち替え)-Eng.Horn(1)-Cl(2)-Fg(2)-Hrn(2)というもの。ソリストのケロ氏は、黒の上下に黒のシャツ、黒い靴と黒ずくめです。そういえば髪も黒い? では演奏は:
いや〜、軽やかで柔らかくあたたかい音色のオーボエに魅了されます。柔らかな楽想には指揮棒無しでのぞむらしいヴェセスさんも実に柔らかな動きで、R.シュトラウスらしい緊密な演奏に魅了されました。

聴衆の大きな拍手に応えて、独奏者がアンコール曲を。J.S.バッハの「無伴奏パルティータ イ短調 BWV1013」より、第4曲「ブーレ・アングレーズ」。ほんとに見事なオーボエ・ソロに、ため息が出ました。



15分の休憩の後、チャイコフスキーの交響曲第4番です。10-8-6-6-4の弦楽五部に、Pic(1)-Fl(2)-Ob(2)-Cl(2)-Fg(2)-Hrn(4)-Tp(2)-Tb(3)-Tubaの管楽群、これにTimp、BsDrm、Cymb、Triのパーカッションという編成です。
第1楽章:ヴェセスさん、指揮棒を持って。冒頭から金管の迫力が実にいいですなあ。Fgがほんとにいい味です。第2楽章:指揮棒なしで。弦のピツィカートの中、ObやFgの哀愁を帯びた旋律がいいですね〜。チャイコフスキーらしさが全開です。第3楽章:弦楽セクションがみなピツィカートで通し、CDだと「まるでマンドリン・オーケストラみたい」などと斜に構えた感想を持つのですが、さすがに実演の繊細な表現を前にしては、ひたすら聴き惚れるばかり。オーボエの一節(ひとふし)でガラリと変わる様も見事ですし、再現も実に効果的。第4楽章:指揮棒を持って。金管群にシンバル等も加わり、爆発的な活気ある音楽に変わります。音楽が進み、しだいに終わりに近づいていくのが実に残念。もっと聴いていたいと思わせる、Fantastic! なチャイコフスキーでした。

今回も、山形Qの定期でもお会いした関西からのお客様に再びお会いでき、山響事務局に代わりまして感謝を申し上げた次第。たぶん、日曜の演奏会でも、多数のお客様を魅了したことでしょう。パンフレットに挿入されたたくさんのチラシを見ても、山響の団員の皆様が様々な形で当地の音楽活動を支えてくれていることを感じます。ありがたいことです。

(*1):山響第206回定期演奏会で西村朗、ラヴェル、シューマンを聴く〜「電網郊外散歩道」2010年7月

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今夜は山響第274回定期演奏会

2019年02月16日 06時02分16秒 | 散歩外出ドライブ
ほんとうに雪が少ないこの冬の朝、今日の予定は、

  • 燃やせるゴミの回収
  • 確定申告の続き〜できれば税務署へ送付までいきたいところ
  • 若干の買い物〜乾電池とデスクライトの蛍光管ほか、電器量販店へ
  • 山響第274回定期演奏会〜今回は土曜夜に変更

というものです。今回の山響定期のプログラムは、山形テルサホールで18:15開場、19:00開演で、

  1. 西村 朗/桜人 ~オーケストラのための~
  2. R.シュトラウス/オーボエ協奏曲 ニ長調 Ob:ラモン・オルテガ・ケロ
  3. チャイコフスキー/交響曲 第4番 ヘ短調 作品36
     指揮:ロベルト・フォレス・ヴェセス、演奏:山形交響楽団

となっています。いずれも楽しみな曲目、演奏者です。



うん、量は少なくなりましたが、朝のコーヒーが美味しい。

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おや?〜サラサ・クリップ(BB:0.7mm)の変調

2019年02月15日 06時04分16秒 | 手帳文具書斎
しばらくぶりにサラサ・クリップのブルーブラック0.7mm を取り出して使ってみたら、なんだか色が薄いのです。おや?違う色のインク・リフィルを入れていたのかなと思い出してみても、そもそもサラサで違う色の替芯なんて、ほとんど買った記憶がない。これはたぶん、インク残量もほぼゼロに近づいているため、顔料が沈殿してゲルが出ているような状態なのでしょう。



ああ、やっぱり。明らかに顔料が沈殿しています。これでは、色が薄くなるのは当然ですね。これ、いつから使い始めたのだったろう?



ふむふむ、2014年の10月からですから、ほぼ四年半近い使用期間です。古くなった顔料ゲルインク・ボールペンは、顔料が沈殿するようになるため、これは仕方がありませんね。とりあえず、新たな替芯に入れ替えておきましょう。
ん? ブルーブラックの0.7mmがない? ではブルーの0.7mmでも入れておきますか。

というわけで、かなりゆっくりとしたスピードではありますが、インク・リフィルの買い置きも少しずつ消費しております。

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ステーショナリーフリーマガジン『Bun2』2019年2月号を読む

2019年02月14日 06時01分59秒 | 手帳文具書斎
最近はどうも惰性で読んでいるような感がある『Bun2』ですが、先日、行きつけの文具店で最新号をもらってきました。2019/2月号、通巻では第82号になります。

今号の特集は、

「2019年の文具トレンドを探る」

というもので、「新時代の文具のカタチに注目」し、

  • 接着用品の新ブランド「GLOO」
  • ブレないボールペン「ブレン」
  • 「ユニ」発売60周年記念ボールペン
  • 書き味抜群の細字カラーペン
  • 万年筆にも気になる新アイテムが登場
  • 2WAY仕様が便利、二刀流文具に注目!

などの見出しが目につきます。

ただし、実際にはさほど斬新な製品は見当たらず、いずれも従来の製品を少し改善しましたとか、値上げの関係で意匠を少し変更しました、とかいう傾向なのですが、どうも2019年のトレンドは探れているのかどうか。



特集以外では、「違いがわかる男の文具講座」で、「今、再びの横型ペンケース」を紹介していました。このあたりは、眺めていて楽しい分野です。

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