電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

桃の若木が日陰にならないようにスモモと柿の樹の上部を切除し整理した

2025年03月05日 06時00分52秒 | 週末農業・定年農業
せっかく剪定した桃の若木ですが、南側にスモモ「大石早生」と「平核無(ひらたねなし)」柿が大木になっていますので、どうしても日陰に入りやすい状況になっています。距離はずいぶん取ってあるはずでも、樹の背丈が違うので春先の太陽の低い位置ではどうしても日陰と感じます。

そこで、思い切ってスモモと柿の樹の上部、徒長枝がツンツンと伸びてしまっているところをバッサリと切り落とすことにしました。この際だからとチェーンソーを持ち出し、太枝が枯れたら仕方がないと割り切る覚悟でバッサリと切除し整理しました。おかげで、ここ数年ずっと課題になっていたスモモと柿の樹がスッキリしました。

昨日は午後から気温が下がり、庄内地方では風雪注意報が出るなどお天気は下り坂でしたので、ブルブル寒い気温でした。でも、頑張った(^o^)/ 

冒頭の写真は、ほぼ毎年恒例の、味噌蔵に続く農機具置き場の屋根からつながっている雪。わが家ではこれが融けるとヒマラヤユキノシタが咲き始め、本格的に春になります。今から春の女神さんの到来が待ち遠しいです。少し早めに来てもらっても、大歓迎なんだけどなあ(^o^)/


コメント

自宅裏の果樹園で桃の若木を剪定開始

2025年03月04日 06時00分37秒 | 週末農業・定年農業
ここ数日、晴天が続きましたので、合間を見て自宅裏の果樹園の剪定を開始しました。まずは体を慣らす意味もあり、高いところは避けて背丈の低い桃の若木から。

ザクザクの雪で足元が不安定で移動するだけで汗をかきますが、まずは徒長枝を中心にばっさりと切除していきます。また、今までは若木だからということで成長を優先していたこともあり、混み合っている枝は思い切って剪定してしまいます。

花が咲き実がなる単果枝を程よく残すように剪定していきますが、なかなか思い切ることが難しいケースもあり、「今年はまあいいか〜」と来年まで残すことにした枝もあります。
愛用の剪定鋸と剪定ハサミ。若木なので脚立はまだ低いもので充分です。


切除した枝はあとで処理しやすいようにまとめておきます。

今回は晩生種の「美晴白桃」と「青空むすめ」を剪定しました。次は「あかつき」と「川中島白桃」の成木が待っています。こちらはサクランボほどではないけれど背丈もだいぶ高くなっていますので、気をつけなければいけません。雪の上なので転んでも衝撃はだいぶ和らげられるとはいうものの、以前、昔の職場の大先輩が70代半ばで脚立から落ちてなくなっています。人間は頭が重いので、どうしても首や背中から落ちてしまうみたいです。気をつけましょう。


コメント

桃の剪定講習会に参加する

2025年02月15日 06時00分10秒 | 週末農業・定年農業
冬のさなかではありますが、次第に春の気配を感じる頃になってきました。過日のサクランボ剪定講習会に引き続き、先日、こんどは桃の剪定講習会に参加して来ました。今年はずいぶん参加者が多く、高温障害でサクランボに不安要素があることから、もともと温暖な土地にルーツを持つ桃に着目している農家が増えてきたということでしょう。理屈の上では生産過剰になる可能性もありますが、農家の高齢化で離農する人のほうが多いことから、生産過剰というよりも生産量の維持につながるだけなのかもしれません。

我が家でもサクランボから徐々に桃にシフトしてきており、しばらく前から「青空むすめ」等の晩生種の桃の苗木を植えて、9月の中旬に収穫できることを目指しています。今は勢いの良い若木ですので、剪定で失敗しないようにただいま実地に勉強中です(^o^)/


コメント

サクランボの剪定講習会に参加する

2025年02月02日 06時00分50秒 | 週末農業・定年農業
雪の晴れ間に、サクランボの剪定講習会に参加してきました。珍しくからりと晴れた青空で、雪に反射する光がまぶしい日でしたが、枝葉は頂部優勢で栄養成長が進むこと、幹枝の太り方は基部優勢で根に近い元の方に栄養が行きやすいことなどの樹の生理をもとに、樹の中央部をからりと開けて光が入りやすくする開心型の剪定の仕方を習いました。

毎年、行われている剪定講習会ではありますが、毎回なにかしら新たな発見があります。今回は、幹に近い枝に付いた葉が光を遮りやすく枝の先端部は遮光性は低いことや、隣接する樹の枝の混み具合を見て切る枝と残す枝を決めるという空間認識の観点に気づきました。確かに、一本だけの樹ならば話は別ですが、果樹園内の樹であれば隣接する樹との関係で光の当たり方が変わってきます。その樹だけを見て選定するのではなく、隣接する樹の樹勢を見ながら判断する必要があります。
講師の鋸はさすがに切れるなあと妙なところで感心しながら、さて私もそろそろサクランボや桃の剪定を始めなければいけません。この寒波をやり過ごしたら、農作業を始動しなければ。

コメント

白菜は小ぶりだがまずまずの出来だった

2024年12月29日 06時00分54秒 | 週末農業・定年農業

例年ならば8月末〜9月初旬に植え付ける白菜ですが、今年はマイコプラズマ肺炎に罹患したために20日も遅れて植え付けることとなり、うまく育つか、結球するのかと心配しましたが、なんとか結球して、まずまずのでき具合となりました。それでも例年の大きさと比較してひとまわり小さく、夏場の20日間の成長は大きいのだなとあらためて痛感した次第。来年は、川中島白桃の集荷休みの日を利用して早めにタイミングよく植え付けをしようと思います。

ネギは不揃いですがまずまずのでき具合です。だいぶ食べてしまって、この冬は足りなくなってスーパーで買って来なければいけないかもしれません。来年はもっと多く植えるようにしなければ。

おでん大根です。さっそくおでんを煮ています。それと、私の好きなふろふき大根。納豆に大根おろしもいいなあ。お正月の納豆餅にも大根おろしが不可欠です。晩秋〜初冬の収穫の写真を整理しているうちに、今年の後半の野菜関連記事がないことに気づき、記事ネタとした次第。今はジャガイモ、里芋、タマネギなどとともに作業小屋に貯蔵保管して、必要な時に取ってくる形です。今年のキャベツの価格の高さを見るとキャベツも作れば良かったなあと思いますが、いざ苦労して栽培すると価格が暴落して「買ったほうが安い!」になったりするんだよなあ(^o^)/

 

コメント

田んぼの小作料の領収書と肉カツを届ける

2024年12月03日 06時00分10秒 | 週末農業・定年農業

わが家は果樹農家です。専業農家だった亡父が、晩年には米作りをみな委託契約し、サクランボ、桃、リンゴ等の果樹を主体にするようになりました。水田の所有者が土地改良費を払い続ける制度になっているため、田んぼの税金や土地改良費等は私が払っていますが、農業委員会の規定通りの年一割で請け負うと、大型機械を持っている人はある程度利益が見込めるということから、10ヘクタールとか20ヘクタールのように当地でも耕作の集約化が進んでいます。では水田を購入して大規模化するのはどうかというと、所有者が負担する税金や土地改良費を払っての黒字化は難しい面があるそうで、田んぼを借りるのはいいけれど、田んぼを買ってくれと言われたらお断りしているそうな。うーむ、そうなのか。

さて、先日、わが家の田んぼを小作契約して作ってもらっているHさんから、今年の小作料を現物(お米)で収めてもらいました。これで今年一年、なんとかご飯が食べられます。面積からいうと少し割増でもらっているようなので、今年も難儀をしてもらった御礼に、小作料の領収書と一緒に某精肉店のお肉とカツを届けました。揚げたての熱々を喜んでもらい、また来年もお願いしますと頼んできました。私たちも年々年を取るわけですので、どこまでやれるかわからないけれど、お互いに健康でがんばりましょう、と言って別れました。

 

コメント

アスパラガスを刈り取り、施肥し、覆土する

2024年12月01日 06時00分25秒 | 週末農業・定年農業

自宅裏の果樹園のあちこちに、鳥が種を運んだと思われるアスパラガスの株が点在しています。どうやらかなりの古株らしく、雑草にも負けずに生い茂っています。せっかくなので、果樹園の見回り時に時折り手を入れて草取りや追肥を行っていますので、ぐるっとまわれば自家用には充分なほどの収穫があります。自分で植えた苗は管理不十分でうまく育たないのに、果樹の幹が北風を遮り、南側が開けていて日当たりが良いという条件のところが生育適地みたいです。そういえば、亡父がサクランボ等の果樹の苗木を植える前は、食用菊やアスパラガスなどを植える畑だった時期もありましたので、土質等の条件は悪くないということなのでしょう。

いよいよ冬に入ってきていると感じられるこの頃、野菜畑も冬を迎える準備に入りました。マルチ栽培をしているタマネギやニンニク等も、寒くて草取りがまだですが、順調に生育しているようです。先日、お天気が良かったので、黄色くなったアスパラガスを刈り取り、周囲の草を引き抜いて肥料を散布、土を寄せて覆土しました。これで来年春まで休眠に入り、新たな芽をたくさん出してくれることでしょう。

 

コメント

干し柿のハクビシン対策に防鳥ネットを張る

2024年11月30日 06時00分13秒 | 週末農業・定年農業

今年もたくさんの干し柿を下げました。糖度が高く、甘くて美味しい平核無(ひらたねなし)柿です。試しにつまんでみると、抜群に美味しい。冬の間の甘味はこれで確保できたと喜んでいたところ、なんだか右端の方の実がやけに減っています。妻が味見をしているのもあるでしょうが、どうもそれだけではなさそうです。ふーむ、これはハクビシンだなとピンときました。

だいぶ前、気づかずにいたらいつの間にかごっそりやられていたこともあり、ハクビシンが甘党なのは承知しています。端から端まで干し柿約50本、1本あたり10個ですので、計500個ほどあります。念のために、リンゴを収穫して用済みとなり、巻き取っていた防鳥ネットを張ってみました。

作業小屋の南側の軒先に下げた40本とは別に、後から追加で西側に10本ほど下げています。こちらもそろそろ褐色に色づき、渋が抜けて(不溶化して)きているようです。

ハクビシンも、うかつに柱に登ろうとするとネットが絡まることは学習しているようで、その後は被害がストップしたみたい。良かったよかった。そろそろ作業小屋の屋内に入れる季節ですが、中でやられると大変なので、作業小屋の中でも防鳥ネットで囲っておきましょう。防鳥ネット、ちゃんと巻き取っておけば何度でも使えて、なかなか便利なものです。

 

コメント

白菜はなんとか結球しそうだ〜柿のトーストでお昼

2024年11月17日 06時00分05秒 | 週末農業・定年農業

例年、8月末〜9月初旬に白菜苗を植え付けるのが通例でしたが、今年は9月初旬にひいたひどい風邪、実はマイコプラズマ肺炎のおかげで、9月の前半は農作業が全くできませんでした。そのため、20日も遅くなってから植え付けた白菜が、果たしてちゃんと成長し結球するのかどうか危ぶんでおりました。その後、よその畑の立派な白菜と比べると一回り生育が遅れている感じですが、なんとか結球しそうな様子です。例年ですと11月中下旬に収穫していますが、今年はぎりぎりまで待ってから収穫したいと考えています。ただ、月末になると雨降りが続く年もあり、収穫後の乾燥を考えると頭を悩ませるところです。

先日、妻が外出して一人だけのお昼に、「さわし柿のトースト」を作ってみようと思い立ち、やってみました。要するに食パンにバターを塗り、皮を剥いたさわし柿(*1)をスライスしてパンの上に並べ、オーブントースターで焼いてみたものです。

うん、平核無(ひらたねなし)柿がジャムのようにやわらかになっていて、これはこれで「あり」だなあ。シンプルに柿だけを載せて焼いてみましたが、少しだけ「おみ漬」のような塩分を添えてみるのも甘さが感じられていいかもしれない。何事も実験です(^o^)/

(*1): 「醂(さわ)す」とは渋柿の渋を抜くこと。醂し柿とは、渋を抜いて甘くなった柿のことです。

 

コメント

静かな農作業と騒々しい農作業

2024年11月07日 06時00分12秒 | 週末農業・定年農業

一口に農作業と言っても、実は静かな農作業と騒々しいものとがあります。例えばサクランボの収穫や桃の摘果作業などは実に静かなもので、ポケットラジオや携帯型のMP3プレーヤーなどで放送や音楽を聴きながら作業をします。気候の良い時期、お天気の良い日などには、実に気持ちの良いものです。

一方、騒々しい農作業もあります。例えば草刈り。動力刈払機にしても乗用草刈機にしても、エンジンの音を響かせながらの作業ですので、音楽を楽しむなどはそもそも無理。ひたすら騒音の中での作業となります。エンジンを止めたときは、こんなに静かだったのかと驚くほどの対比です。

人が作業をしていると静かだけれど、人の姿が見えなくなると集まってくるムクドリ等の野鳥の群れも、騒音ではないけれど腹立たしい音です。ちょうど今の時期だと、リンゴがやられることが多いです。対策としては、樹をすっぽりと防鳥ネットで覆ってしまうことでしょうか。

今は「紅将軍」等のシーズンですが、本格的に寒くなる11月下旬には「ふじ」の収穫期になります。今、「ふじ」の樹の下は反射シートで銀色に光っています。生産農家は防寒対策をしっかり準備して収穫を待っていることでしょう。

 

コメント

実りの秋・その2〜リンゴ「紅将軍」を収穫する

2024年11月02日 06時00分36秒 | 週末農業・定年農業
好天に恵まれて、リンゴ「紅将軍」を収穫しました。この品種は「ふじ」の早生種のような位置づけで、ほぼ2週間〜1ヶ月早く食べられるリンゴです。味・香りともに「ふじ」の系統で、かなり保存性も良好です。



矮性の樹が2本だけですので、収量もコンテナ1〜2個分しかありませんし、剪定も管理も不十分で、まあ正直に言って出荷できるレベルには達していません(^o^)/ したがって、自家用および親戚に送る程度で、ごく内輪で好評をいただいているという状況です。




反射シートを敷けばもう少し色づきが良くなるのですが、出荷もしないし、見た目の問題なので作業の優先順位が高くなりません(^o^)/ むしろ、知らない人が見たら、こんなに真っ白になるほど消毒して大丈夫なのかと心配になるかもしれません。これは、19世紀から使われている古典的な抗菌剤の「ボルドー液」を散布すると、リンゴの皮の表面で成分の石灰が空気中の二酸化炭素を吸収してチョークの主成分である炭酸カルシウムの薄い層を作るために白く見えるのです。この白い層の中に、銅(II) イオン Cu2+ が含まれるために、台所の流し台に使われる銅製の網がぬめりや雑菌を防ぐ働きをするのと同じで、リンゴの様々な病気に対して抗菌作用を示す、という原理です。ですから、昨今の高価で内部浸透性の高い農薬よりも、むしろ安全性は高いと言えます。




そうは言うものの、見た目的にはよろしくないので、タオルや古新聞紙でごしごしこすってボルドー液由来の白い粉を落としてやると、見た目も多少は改善されるようです。

包丁や果物ナイフで六つ割にし、芯を取り、皮を剥いて塩水をくぐらせて皿に並べ、フォークを添えて食卓に出すと、あっという間になくなってしまいます。どうやらわが家では、リンゴの栽培管理や収穫だけでなく、皮を剥くのも私の仕事と思っているふしがあります(^o^)/ まあ、美味しい美味しいと言ってくれればナントカもおだてりゃ木に登る部類ですので(^o^)/

コメント

実りの秋〜柿を収穫し、干し柿を下げる

2024年10月31日 06時00分19秒 | 週末農業・定年農業
実りの秋、今年は落葉病で早く落葉する葉が目立ちましたが、柿の実の方はなんとかたくさん収穫できました。むしろ剪定不足で多くならせ過ぎたくらいです。とりあえず、コンテナ3個分、約400個を収穫しました。



例年通り、まずはT字型の枝を付けて収穫した柿を、妻と二人で干し柿用に皮を剥いてしまいます。お天気が良いとポカポカ暖かく気持ちが良いのですが、曇りの日は風が冷たく寒いです(^o^)/



昨日は、愛用のポケットラジオ型MP3プレーヤーで音楽を聴きながら柿の皮むきをしました。最初はシベリウスのヴァイオリン協奏曲、続いてチャイコフスキーの交響曲第5番、お次はベートーヴェンの交響曲第9番「合唱付き」という具合に、充実した音楽鑑賞タイムでした(^o^)/




あとは、これを干し柿用ロープに1本あたり10個ずつ下げて、熱湯の中を通して消毒し、作業小屋の軒先に下げて干します。奥の方と手前と色が違うのは、色が濃いほうが数日前に下げた分です。寒風が強く吹くほどに、渋味が不溶化して甘みが強くなっていきます。雪が降り出す時期には作業小屋の中でさらに乾かし、暮には家の中に取り込んでネズミやハクビシンに横取りされるのを防ぎます。今年は約40本を下げましたので、孫たちのところへも送れるだろうと胸算用をしているところです。

コメント

収穫の秋〜サトイモを掘り出す

2024年10月30日 06時00分46秒 | 週末農業・定年農業
先日、晴天続きをねらって里芋を掘り出しました。亡父が休耕田を畑にしていたのを復活させ、ジャガイモ、トウモロコシ、サツマイモ、秘伝豆とともに植えていたサトイモ、品種は「どだれ」という野暮ったい名前ですが、食べてみるとこれがやわらかくねばりがあって実に美味しいサトイモです。草取りがおろそかになり、草の中から掘り出すような格好になってしまいましたが、今年は追肥・土寄せもなんとかやれていますので、生育の状況は良好のようです。サトイモは英語名が taro ですが、要するに古くから栽培されているタロイモの一種です。したがってルーツは南方系ですから、乾燥には弱いけれど夏の暑さには強いはず。



葉は根元から鎌でスパッと切り取り、茎の部分は別に乾かして「芋がら」用に取り置きます。残った株は周囲の土を取り去り、根を切ってよっこいしょと掘り起こします。



けっこう重たいのですが、これを抱えあげてドスンと下に落とすと小芋がバラバラになりますので、これを繰り返してイモを集め、株の周囲に寄せておきます。



サトイモ掘りは晴れた日の午前中に行い、日中の日差しで天日乾燥します。



こうすると、土が乾いて取れてきます。うん、なかなか立派なサトイモです。

草むらの中からカボチャも発見(^o^)/



コンテナに集めて軽トラックで自宅まで運びます。



あとは、作業小屋の南側の軒下に広げて乾かします。今年はかなり豊作だなあ。



徹底して乾かせば、冬まで保存できます。食べたい時には、洗って土を落とし、ガリガリと皮を剥いて料理に使います。地もののサトイモはやっぱり美味しいです。これから寒くなると、牛肉とネギとこんにゃくとキノコ等を醤油味で煮た「山形芋煮」が美味しくなる季節です。

コメント

柿の落葉がやけに早いという理由は

2024年10月26日 06時07分48秒 | 週末農業・定年農業
ご近所の柿がやけに落葉が早く、柿も柔らかくなってしまい干し柿が作れないと嘆いていた件、どうやら落葉病らしいとあたりをつけました。要するに葉の裏側の気孔からカビが侵入し、落葉させてしまうらしい。で、落ち葉の中で越冬して翌年の5〜6月、開花期に胞子を飛散させて空気感染し、病気が広がるという仕組みで、やはり放置された柿の木が増えると感染が広がるという悪循環が起こるようです。事情はわが家でも同様のようで、たしかに以前よりも落葉が早く、現在は葉が半分くらいに減ってしまっていますし、落葉の色も紅葉しないで茶色になっています。防除をしっかりやって柿を出荷している某さんの柿の木は、まだ葉っぱが青々と茂っています(*1)から、ほぼ間違いないでしょう。
 
 
対策としては、越冬する元となる落ち葉を燃やしてしまうこと。昔ながらの落ち葉焚きが最も有効なのですね。ただ、感染源となる放置樹が空き家にある以上、空気感染は防げない。次の対策としては、開花期となる5〜6月にジマンダイセン等の殺菌剤を用いて防除することでしょうか。
 
柿の落葉が早いと嘆いていたご近所の老人には、この仕組みをメモして話をすることで、少なくとも二軒で協力して対策をすることはできるでしょう。なんとかうまく対策をして、美味しい平核無(ひらたねなし)柿の収穫を維持したいものです。
 
(*1): 参考までに、昨日(25日)の様子です。周囲に放置された柿の木がないのが幸いしているのかもしれません。
【追補】
落葉病の広がりが温暖化と関係があるのかという点については、開花期に高温多湿傾向があると、落ち葉での胞子形成〜飛散が活発化することが考えられます。おそらくは高齢化や空き家の増加などの社会的原因で放置された柿の木が増えていることが大きな原因と考えられますが、その他の背景には温暖化の要因もあるのかもしれません。
 
コメント (5)

マルチシートを張り、タマネギ苗を植え付ける

2024年10月24日 06時00分23秒 | 週末農業・定年農業

地域行事の合間に、タマネギ畑を耕耘して畝立てを行い、マルチシートを張って準備していましたので、妻にも手伝ってもらい、タマネギ苗の植え付けを行いました。昨年は白タマネギを200本、赤タマネギを100本、計300本を植え付けましたが、今年は少し減らして白タマネギを150本、赤タマネギを50本の計200本としました。あらかじめ張っておいたマルチシートは、片方の列で300本は植えられるので、充分に余裕があります。空いたところには葉物野菜を植えようかと相談しています。



そういえば、先ごろ追肥を行った白菜とおでん大根は生育が順調で、大根の間引きが間に合わないほどです。せっせと間引いて、間引き大根葉の煮物が食べたいところです。白菜はこのところの夜間の低温が影響しているのか、中心部から結球の兆しが見えてきました。こちらも昨年の半分しか植えていませんので、全株が欠けずに育ってほしいものです。

これから必要となる農作業は、

  • 里芋の収穫、乾燥
  • 柿の収穫と渋抜き、干し柿作り
  • リンゴ「紅将軍」の収穫と防鳥ネットの撤去
  • サクランボ、桃の施肥
  • 庭木の剪定と剪定枝の処理
  • 農機具、除雪機の点検整備
  • 自宅母屋周りのみ除草剤散布

などでしょうか。

そういえば、ご近所の柿がなぜかみな落ちてしまい、今年は干し柿も作れないと嘆いていました。わが家の柿はまだ大丈夫なようですが、なんだか紅葉する前に落葉する葉が多いような気がします。もしかするとご近所に放置されている柿の木が多いことから、何らかの病虫害が発生しているのかもしれません。要調査です。

コメント