午後、暑さに負けて家人とラーメンを食べに出かけた。車でエアコンをかけても暑い。辛いラーメンを食べてかっと汗を流すと、逆療法で外気が涼しく感じられる。ついでに書店に寄り、文春文庫で平岩弓技著『御宿かわせみ』第8巻「白萩屋敷の月」と雑誌『LinuxWorld』(9月号)を購入。
『御宿かわせみ』は、冒頭の「美男の医者」がなかなか愉快だ。資産を隠して計画倒産した大店の関係者は悠々生活しているが、巻き添えをくった取引先は大変だ。なんとか隠匿した資産を見つけ出したいと、東吾が詐欺まがいの片棒を担がせた美男の医者が、実は将軍家の・・・という話。
ただし、「水戸の梅」の冒頭、
「そういえば、狸穴の方月舘でも梅を干していたな」
などというセリフは、あまりにも説明がくどすぎるのではないか。ここはやはり、
「そういえば、方月舘でも梅を干していたな」
とか、
「そういえば、狸穴でも梅を干していたな」
でも意味は充分に通じる。馴染の登場人物の間で、「狸穴の方月舘」はないだろう。まぁ、作者のサービス精神がちょっとだけオーバーランしたものだろうけれど。
『御宿かわせみ』は、冒頭の「美男の医者」がなかなか愉快だ。資産を隠して計画倒産した大店の関係者は悠々生活しているが、巻き添えをくった取引先は大変だ。なんとか隠匿した資産を見つけ出したいと、東吾が詐欺まがいの片棒を担がせた美男の医者が、実は将軍家の・・・という話。
ただし、「水戸の梅」の冒頭、
「そういえば、狸穴の方月舘でも梅を干していたな」
などというセリフは、あまりにも説明がくどすぎるのではないか。ここはやはり、
「そういえば、方月舘でも梅を干していたな」
とか、
「そういえば、狸穴でも梅を干していたな」
でも意味は充分に通じる。馴染の登場人物の間で、「狸穴の方月舘」はないだろう。まぁ、作者のサービス精神がちょっとだけオーバーランしたものだろうけれど。