電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

今年のお年玉年賀切手シートはシール式だった〜手紙を書こう

2022年01月31日 06時00分22秒 | 季節と行事
今年の年賀状では当せんが3枚ありましたので、郵便局でお年玉年賀切手シートと交換して来ました。そうしたら、例年ですと薄いペラペラの紙のウラ面に糊が着いているのですが、今年はやけに厚みがあるように感じます。なんと、63円と84円の2枚の切手がシール式になっているようなのです。これは使うのが楽しみになりそうです。



そういえば、親戚の叔母さん、耳が遠くなって電話に出るのも不自由だし、骨折した影響で起きるのも大変らしい。ここは携帯のメールやLINEではなく、昔ながらに便箋に手書きで近況をお知らせしながらご機嫌伺いをするのが一番良いのかもしれません。老眼でも見やすいように、太字のペンででっかい字で書けば大丈夫だろう。お手軽で便利ではなくても、手紙は老人に優しい通信手段なのかもしれません。

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車検の結果について丁寧な説明を受けた

2022年01月30日 06時00分19秒 | 散歩外出ドライブ
愛車マツダ・デミオXDの車検が終わり、結果について丁寧な説明を受けました。エンジンルーム関係は、冷却水やエアフィルター、バッテリー関係、排気ガスの色や濃度、公害発散防止装置、ファンベルトなどを点検、室内ではハンドル、ブレーキ、パーキングブレーキ等の点検でいずれも異常なし、足回りではマスタ・シリンダ、ホイールシリンダー、サスペンション、ブレーキパッド、タイヤ等いずれも異常なし、下回りではステアリング、ブレーキパイプ、トランスミッションやデフ等のほかエンジンオイル等の漏れもなし、エキゾーストパイプやマフラー等もOKとのことです。

ブレーキフルードやエンジンオイル、オイルフィルター、エアコンフィルターを交換したほか、損傷が激しかったフロントアンダーカバーを交換、こちらからお願いしたのは自動車保険会社で送りつけてきた割には不満が大きかったドライブレコーダーの取り外しでした。

特に、フロントのブレーキパッド・ライニングの残りが初期値10mmに対し6.9mmと約31%摩耗して69%の残、リアのほうは初期値4.5mmに対して残り代が3.7mmと18%の摩耗で82%の残となっていました。これは、82,000kmという走行距離にしてはたいへん良好な結果だそうで、ブレーキを多用しない上手な運転と、担当整備士の方からお褒めの言葉をいただきました。これは本人も自覚しており、信号の少ない郊外路を走ることが多いことと、できるだけアクセルだけで加減速を行い、ブレーキに頼らない運転を心がけていることが大きな要因かと思います。

主要道路の雪が融けて乾いた黒い路面が見えているところで慣れた車を運転していると、ドライブの楽しさを思い出します。雪が融けて季節が良くなったら、またあちこち走ってみたいものです。その頃には新型コロナウィルス禍も下火になっているといいなあ。

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万年筆にインクは「補充」するのか「補給」するのか

2022年01月29日 06時00分42秒 | 手帳文具書斎
愛用している万年筆プラチナ#3776ブルゴーニュ(F)のインクがなくなりそうでしたので、職場用に置いてあるボトルから、同社の古典ブルーブラック(BB)インクを補充しました。今年になって初めての補給になります。とここまで書いて、ふと思いました。万年筆にコンバータでインクを吸入するのは、「補給」なのだろうか、それとも「補充」なのだろうか? そもそも「補給」と「補充」はどう違うのだろうか?

この件、さっそく備忘録にメモして、帰宅してから「新明解国語辞典」(手元にあるのは第4版)で調べてみました。それによれば、

補給 足り(少)なくなった材料を補い与え、もとどおり働けるようにすること
補充 不足分を補ってもとどおりいっぱいにすること

とのことです。なるほど、補充というのは「補って充たす=満タンにする」ことで、補給の方は「補って供給する=満タンになるとは限らない」ということなのだな。つまり、インクを満タンにする場合は補充、とりあえず入れておくときは補給でいい、ということか。私の場合、補充のケースがおおいけれども、コンバータの性質上やや空気が残っているため、見た目からはとりあえず補給しただけに見えないこともない、ということでしょうか。

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車検の代車でMAZDA3に乗ってみた

2022年01月28日 06時00分49秒 | 散歩外出ドライブ
愛車マツダ・デミオXDが3回目の車検で、ディーラーに依頼してきました。下回りのプラスチック製のカバーが一部破損していたりはするものの、走行系は全く問題無しとのこと。走行距離は 82,000km 余りですので、まだまだ余裕で走れるでしょう。



ところで、代車でお借りしているのが真っ赤な MAZDA3 です。昔風に言えば赤いアクセラでしょうか。外観のデザインはずいぶん精悍な感じです。軽く走ってみましたが、スピードに乗って走る安定感はさすがです。発進加速はデミオXDのほうがディーゼル車らしくトロいのかなと思いましたが、アクセルをぐっと踏み込まないと車重の重さを感じるところがあるのは意外でした。そのかわり、踏み込めばスーッと加速するのですね。ガソリン車らしく車内は静かで、ラジオは民放のYBC(山形放送)のはずなのにずいぶん音がいいとおどろきましたが、92.4MHz となっていましたので、要するにワイドFMを受信しているみたい。このあたりは、チューナーが新しいおかげでしょう。



自宅のカーポートにバックで入れてみましたが、最小回転半径がデミオの4.9mに対しMAZDA3では5.2mもあるようで、特に雪の上で90度の角度での車庫入れでは、回展半径の大きな車はハンドルを取られてもたつきます。雪の上での取り回しは、小回りのきく車のほうがずっと楽です。このあたりはやってみてわかる実際の事情でしょう。ちょっと走っただけですが、燃料消費率(燃費)は12〜13km/Lくらいのようで、昨今のガソリン高を考えると長距離の通勤にはちょいときついかも。退職した今は出張もなくなりましたが、現役の頃ならばあちこち出張がありましたので、遠出の安定感・安心感はやはり3ナンバー車だなと感じました。

いずれにしろ、良い車です。新しい車に乗ってみるのは楽しいもので、若い頃のワクワク感を思い出します(^o^)/

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確定申告の準備に動き始める

2022年01月27日 06時00分31秒 | 季節と行事
所管の税務署から、農業所得等の確定申告書類一式が届きました。以前、WEB で確定申告ができることになったとき、Linux 上の Firefox や Chrome から手続きをしようとしたら Windows 上の IE の特定のバージョンでないとダメだと言われ、以後はわざわざ紙で手続きをしています。



面倒なようでも、最初は MS-WORKS で自作したワークシートを Excel → OpenOffice → LibreOffice の Calc に移行しすでに25年になりますので、集計そのものは手慣れたものです。問題は集計前の段取りです。

  • 年金所得、給与所得の源泉徴収票は手元に届きました。
  • 農協や農家の店などの購入証明書を申し込む必要があり、昨日申し込んできましたが、出荷証明書は2月にならないとできないそうです。
  • サクランボ収穫や剪定作業など雇い人の人件費は、すでに領収書をもらっています。
  • 農協の賦課金、農地や作業小屋等の納税証明書、土地改良費の領収書、軽トラックや農業機械の整備関係領収書など、細々した書類をもれなく集めて点検しておきます。
  • 家族の医療費の領収書、国民健康保険の領収書など、社会保険料や医療費控除に関わる書類を揃えておきます。

これらをきちんとそろえて準備しておくと、あとは根気強く集計するばかりとなります。今年はちゃんと当初の予定通りに提出できるようにしたいものです。



そういえば、一昨年の豪雪被害を受け倒壊したサクランボの補植に補助金が出るとのことで、苗木を数本だけ注文して植え付けましたが、その報告書を農協に提出しました。苗木代金の一部補助ですからわずかな金額ではあっても、成木になれば多くの収穫が得られます。なんとか枯れないで順調に育ってほしいものです。

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雪の中から未収穫だったキャベツを掘り出してみたら

2022年01月26日 06時01分25秒 | 週末農業・定年農業
せっかく裏の果樹園に続く道を除雪しましたので、昨年の冬に未収穫だったキャベツを掘り出してみました。おおよそこのあたりだなと見当を付け、腰ほどの高さの雪をスコップで掘り進めると、昨年の晩秋に収穫した葉っぱがそのまま残っていましたので、場所は間違いないと奮闘(^o^)/




ようやく掘り当てました。大きく結球した立派なキャベツです。雪の中でも凍結したりせず、新鮮なままです。根を切り取り、表面の葉を何枚か取り去って台所へ運びました。



一部にスコップをぶつけて傷つけた箇所もありますが、まったく新鮮そのものです。キャベツの千切りで食べてみましたが、シャキシャキして甘みが感じられます。マヨネーズやソースをかけて食べると、これは抜群に美味しい! 雪中キャベツは糖度を高くして凝固点降下で自分自身が凍結するのを防ぐのだと聞きましたが、なるほどと納得できます。焼き肉が食べたくなりました(^o^)/

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自宅裏の果樹園までの除雪は降雪の都度やっておく必要がある

2022年01月25日 06時01分58秒 | 週末農業・定年農業
今年の降雪量は、山形市の場合は例年の1.7倍とのことで、かなりの大雪になっています。当地でも、例年の五割増しくらいの積雪量になっているように感じます。車が出られるように、雪が降るたびに除雪をしますが、それだけでなく、自宅裏の果樹園までの道を確保しておくことも大事です。来月になればサクランボの剪定が始まりますので、脚立を運んだり様々な作業をするにも足場を確保しておく必要があるからです。



作業小屋等の建物の脇を通り、裏の果樹園に続く道を除雪しますが、これは降雪の都度やっておく必要があります。屋根からの大量の落雪が冷えて固まると、除雪機でも処理が困難になりますので、新雪のうちに吹き飛ばして通路を確保しておくのです。





現在のところ、積雪量は腰までの高さにとどまっています。この深さで、アルミの脚立を抱えてラッセルをするのはツラい。



除雪路の終点です。ここから先は長靴で踏み固めて道をつくります。剪定作業はまだ先ですが、大きな寒波が峠を越す来月中頃を目標に、通路の確保は今から少しずつ準備しておく必要があります。少しずつ日が長くなってくると、春の到来が近いと感じられます。



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孫たちとワクチン接種

2022年01月24日 06時00分04秒 | 健康
新型コロナウィルス禍も、オミクロン株への置き換わりが顕著になってきているようで、急速に感染者数を拡大してきているようです。人から人への感染を考える場合、人口の多い大都市部が感染者数が多くなるのは感覚的にわかりますが、単純化して考えてみるとどうなるのだろう。

例えば東京都の人口密度は2020年のデータでは 6,402人/km^2 で、大阪府は 4,638人/km^2 、一方、わが山形県は 115人/km^2 で、お隣の宮城県は 316人/km^2 と四捨五入できます。これを単純化すると、

山形:宮城:大阪:東京=1:3:40:57=2:6:80:114

となりますので、1辺が132mの正方形の中に山形では2人いたとすれば、宮城では6人、大阪では80人、東京は114人が生活することになります。ある人が別の人に接触する動きを線で表したとすると、山形では1本しか生じませんが、宮城では5本、大阪では79本、東京では113本となります。つまり、いくら気をつけていたとしても、大都市部の感染の可能性は桁違いに大きいということでしょう。実際に、山形ではせいぜい数十名の感染者数になっているとき、大都市部では4桁の感染者数になるのは当然のことなのかもしれません。

では、大都市で通学し日常生活を送る孫たちがワクチン接種を受けることをどう考えるべきか。

  • 感染の可能性(確率)とワクチンの稀な副作用の確率では、明らかに感染可能性のほうが桁違いに大きい。
  • 新型コロナウィルスのライフサイクルをみると、昨日の記事のように感染により細胞や組織の破壊が行われ、後遺症が残るケースが多く、後遺症のない風邪やインフルエンザなどとは全く違う感染症である。特に、ブレイン・フォグと呼ばれる記憶や判断など脳神経組織へのダメージは、成長途上の子供の脳神経組織にとっては重大であると考えるべきだろう。
  • オミクロン株は重症化率が低いらしいという言い方は、人工呼吸器などの機器を必要とするほどの症状を呈する割合が多くないという意味であって、免疫のない悪質なウィルスに感染しても大丈夫だという意味ではない。
  • 年齢や体重等に応じた子供向けの配慮は必要だろうが、孫たちにもワクチン接種を受けさせたほうがよいと答えるだろう。リスクはゼロではないがごく低いことを重視し、無事を祈るばかりである。

と、こんなところでしょうか。

そういえば、自分の子供たちを育てるときも、様々なワクチン接種の機会がありました。自分たちも受けたのだから、きっと大丈夫だと信じて受けさせましたが、特に何事もなく過ぎました。おそらくは、江戸時代に種痘が普及するときも、親たちは不安と期待の狭間で悩み、祈るようにして種痘を受けさせたのだろうと思います。結果的に、種痘を受けた子供は助かり、受けなかった子供の3割〜4割が命を落とし、残りの大部分は痘痕顔になったということなのでしょう。親たちの判断の後は、結局は「祈り」なのではなかろうか。

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Natureダイジェストで「新型コロナウィルスが細胞に侵入する仕組み」を読む

2022年01月23日 06時01分23秒 | 健康
山形県内の新型コロナウィルス感染者数は、22日は85名と過去最多を記録、オミクロン株への置き換わりも進んでいることと予想されます。雑誌『Nature』のダイジェストを日本語で読めるサイト「Natureダイジェスト」で「新型コロナウィルスが細胞に侵入する仕組み」(*1)という総説をプリントアウトし、じっくり興味深く読みました。原文は 2021年7月29日付で、author はユタ大学のジャネット・イワサ氏、翻訳は三枝小夜子氏です。以下、私が興味深く読んだところを箇条書きにしてみました。まずは、新型コロナウィルスのライフサイクルです。


  • 新型コロナウィルスは、表面に突き出るスパイクタンパク質がびっしりと糖鎖に巻き付かれているのが特徴で、このために免疫系の監視の目を逃れている。

  • スパイクのてっぺんにある、糖鎖に覆われていない部分が受容体結合ドメイン(RBD:receptor binding domain)で、ここが咽喉や肺のほとんどの細胞表面にあるACE2受容体に取り付く。すると、宿主細胞にあるTMPRSS2(テンプレス・ツー)という酵素がスパイクタンパク質を切断し、一部が露出したところからウィルス膜と宿主の細胞膜との融合が始まる。
  • 細胞内にウィルスRNAが入り込み、リボソームと結合してNSP(非結合タンパク質)が作られる。NSPは宿主由来のmRNAの翻訳を抑制し、ウィルスのRNAの翻訳を優先する。

  • ウィルスは宿主細胞の小胞体を二重膜小胞(DMV)に変えてしまうため、小胞体は破壊される。また、新たに作られたスパイクタンパク質が宿主の細胞膜の外に突き出ることで、感染細胞がACE2を発現する近隣の細胞と融合し、最大で20個ほどの核を持つ巨大な多核細胞(シンシチウム)を出現させる。これらはウィルスの隠れ家となっている可能性がある。

  • 宿主の持つタンパク質分解酵素フリンがスパイクタンパク質の特定の部位を切断、別の細胞を攻撃する準備が整う。

うーむ、なるほど。感染すると細胞の正常な小胞体を破壊し、感染細胞が周辺細胞を巻き込んで融合し巨大な多核細胞を作ってしまうなど、細胞や組織の破壊の程度がひどいです。これは回復後にも様々な後遺症が残るというのは理解できます。これは「ただの風邪」「インフルエンザと同じ」ではない。風邪やインフルエンザに後遺症の話は聞きません。風邪やインフルエンザでは感染細胞や組織の破壊は起こらないかごく軽いために、自然治癒・回復が可能だからでしょう。やはり新型コロナは悪質です。ワクチン接種とともに、感染しないこと、予防が最重要課題でしょう。

もう一つ、そうは言っても感染したらどうなるか。ウィルスが感染する際に、TMPRSS2 などのプロテアーゼを使って宿主細胞に侵入するために、プロテアーゼ阻害剤が有望、との記述がありました。そういえば、ファイザー社の新型コロナ治療薬「パクスロビド」はプロテアーゼ阻害剤だと聞きます。細菌やウィルスが侵入して数時間で食細胞など自然免疫が働きますが、適応(獲得)免疫が働き出すまで1週間近くかかるはず。この間の、発症までに2日とすると発症後5日以内にプロテアーゼ阻害剤でウィルスの増殖を抑制できれば、免疫系がフル活動するまでの時間を確保することができます。とくに、基礎疾患を持っている人には重要な要素でしょう。

(*1): 新型コロナウィルスが細胞に侵入する仕組み〜「natureダイジェスト」 アニメーションでスパイクタンパク質の動きが見られるなど、興味深い内容です。


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3回目のワクチン接種の案内通知が届く

2022年01月22日 06時00分37秒 | 健康
新型コロナウィルス禍も一時はようやく収束かと思いきや、オミクロン株の登場で予断を許さない状況になってきているようです。当地・山形県でも昨日は70人を超す過去最高の感染者数となったそうで、各地のクラスター発生が数字を押し上げているようです。対策として打ち出されているのは三回目のワクチン接種で、期待されているのが治療薬の認可でしょうか。

我が家にも、三回目のワクチン接種の案内通知が届きました。94歳の老母は2月上旬、私と妻は2月下旬の別日に指定です。最初から日時指定されているほうが、都合が悪ければ変更を希望するだけなので、そのほうがずっといいです。集団接種の場合、こんどはモデルナの半量接種のようで、mRNAワクチンとしては共通のものでしょうから、同等の効果が期待できるはず。

治療薬として期待できるのは、ファイザー社のパクスロビドなどでしょうか。プロテアーゼ(タンパク質分解酵素)阻害剤として機能し、細胞内に侵入した新型コロナウィルスが増殖する際に働くプロテアーゼの活動を妨害し、増殖を阻止するというものらしいです。このあたり、もう少し詳しく知りたいところです。雪かきの合間に、Nature のダイジェストなど、少し専門的な総説を調べてみましょう。

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今年のお年玉付き年賀状の当せん枚数は

2022年01月21日 06時00分37秒 | 季節と行事
1月も半ばを過ぎて、今年のお年玉付き年賀状の当選番号が発表されました。さて、何枚くらい当たっているかなと調べてみたら、3等、下2桁で「50」が2枚、「54」が1枚、計3枚でした。切手シートが3枚とは、近年になく憂愁な、いや、優秀な結果ではなかろうか(^o^)/

恒例の「当せん番号にちなんだ曲」の YouTube 動画は、作品50 と作品54 あたりで探してみましょう。

まずは、ショパンのマズルカ第32番、嬰ハ短調 Op.50-3 をルービンシュタインのピアノで。
Arthur Rubinstein - Chopin Mazurka, Op. 50 No. 3


同じく、ギャリック・オールソンがピリオド・ピアノを演奏した2017年の動画。たしかに、ピアノの音色が昔風で味があります。
Garrick Ohlsson – F. Chopin "Mazurka, Op. 50 No. 3" (Chopin and his Europe) (encore)


次に、シューマンのピアノ協奏曲イ短調 Op.54 をルドルフ・ゼルキンのピアノ、オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団の演奏で。
Schumann: Piano concerto in A minor, op. 54 - Rudolf Serkin




ちなみに、今年も山響から年賀状をいただきました。今年は、第1ヴァイオリンの沈青さんからでした。以前、2017年に暑中見舞いをいただいた(*1)こともあります。沈青さん、ありがとう! 今年は山響創立50周年、第300回定期演奏会と大きな節目となる年のようです。ますますのご活躍をお祈りいたします!



(*1): 山響から今年も暑中見舞いが届いていたこと〜「電網郊外散歩道」2017年8月

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古典ブルーブラック・インクの新ボトルを開封する

2022年01月20日 06時00分12秒 | 手帳文具書斎
今、いちばん愛用している万年筆インクである、プラチナ社の古典ブルーブラック・インクの新ボトルを開封しました。旧ボトルが1個、新ボトルが職場に置いてあるのを加えて4個目ですので、通算で5個目の開封となります。お気に入りの新しいボトルインクを開封するのは、やはり新鮮な気分です。



ところで、プラチナ社の古典ブルーブラックインクを愛用するようになったのはいつ頃からだったろう?当ブログで調べてみると、どうも2013年の2月が最初(*1)のようです。同社の廉価万年筆プレッピー(Preppy:プレピーが正式名らしい)でブルーブラックのカートリッジを使ってみたのがはじまりで、コクヨのドット罫線ノートで他社の万年筆インクが裏抜けするのに、プラチナの古典ブルーブラックは裏抜けしないことに気づき、意識的に使いはじめたのでした。さらにボトルインクを愛用するようになり(*2)、古典ブルーブラック・インクの長所を再確認(*3)して、メイン万年筆の候補としてプラチナ社の#3776ブルゴーニュ(F)を購入(*4)し、今に至ります。つまり、今から9年前の冬が、プラチナ社の古典ブルーブラック・インクに開眼した記念の年というわけです。



昨年、2021年に同インクで使っているペンは計6本。ちょいと多すぎな気もしますが、他のインクは1種類につき1本だけですので、紙質を問わない古典BBインクの汎用性を考えれば当然の結果かもしれません。初期に購入した Preppy は、そろそろキャップのパチッという嵌り方が甘くなり、廃棄処分しなければいけない時期が来ているようです。古典BBインクを教える役割を果たしてくれた古い Preppy を捨てるのは残念ですが、乾燥・酸化していまうと詰まりやすい面もあるインクだけに、これはやむを得ないでしょう。

(*1): プレッピー(Preppy)でプラチナの古典ブルーブラックインクを試す〜「電網郊外散歩道」2013年2月
(*2): プレッピーにコンバータで古典ブルーブラックのボトルインクを使ってみる〜「電網郊外散歩道」2013年6月
(*3): 古典ブルーブラック・インクの長所を今更ながら再確認する〜「電網郊外散歩道」2013年8月
(*4): プラチナ万年筆#3776ブルゴーニュ(F)を使ってみる〜「電網郊外散歩道」2013年8月

【追記】
職場に1個置いているのを忘れていましたので、ボトルの個数を変更しました。職場用も半分くらいに減っています。けっこう使っているなあ。

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吹雪のときは家にいるほうがいいなあ。

2022年01月19日 06時01分08秒 | 季節と行事
寒波の襲来で、気温は終日マイナスの真冬日。こんなときは家にいるほうがいいなあ。朝、除雪機を動かして除雪、夕方も除雪。くたびれたので、冷蔵庫から出してきた無濾過槽前原酒の封を切りました。槽前酒(ふなまえさけ)とは、

槽口から搾り出されたお酒をそのまま瓶詰めした新酒しぼりたて

のことをいうのだそうで、無濾過で加熱殺菌もしていないので発酵が進むため、早く飲み切る必要があります。夫婦ともに呑兵衛ではないので何日かかるかわかりませんが、フレッシュで美味しいものです。昨年の晩秋に伐採したサクランボの倒木を薪ストーブ用に提供したご近所さんからの頂きもので、まことにありがたい。彼らも暖かい薪ストーブで暖を取りながら山形の新酒を堪能しているのだろうか。



これからお勤めの方々にはほんとに申し訳ない写真だけれど、新聞紙の包装をビリビリと破ったばかりの「三百年の掟やぶり」(*1)です(^o^)/

(*1): 全種類揃いました!三百年の掟破り〜寿虎屋酒造公式ページより

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あのカセットテープの曲目を動画で再現してみる

2022年01月18日 06時00分10秒 | -オーケストラ
1980年代後半、私がまだ30代の頃に、通勤の音楽として熱心に聴いていたカセットテープは、TDK の AD シリーズ中の録音時間が往復90分の製品、AD-C90 でした。これに次の3曲を収めたものです。

  1. ドヴォルザーク 交響曲第6番 ヴァーツラフ・ノイマン指揮チェコフィル
  2. ドヴォルザーク 伝説曲 ラファエル・クーベリック指揮イギリス室内管弦楽団
  3. ドヴォルザーク 我が母の教え給いし歌 ヴィエラ・ソウクポヴァー

当時としては高音がよく伸びるというのが謳い文句のノーマルテープにLPから録音したもので、ほんとによく聴きました。今はカセットテープで音楽を聴くという機会はごく少なくなりましたので、この曲目を YouTibe の動画で再現してみようと思い立ちました。

まずは、ドヴォルザークの交響曲第6番。シャーン・エドワーズの指揮で、1994年のライブだそうです。
Dvorak Symphony No 6 DSO Berlin Sian Edwards


続いて、「伝説曲」をクーベリックとイギリス室内管による1976年のライブ録音で。オールドバラ音楽祭でのものだそうです。
[1976, Live] Dvorak: Legends - Rafael Kubelik, English Chamber Orchestra


「我が母の教え給いし歌」、パトリシア・ヤネチコヴァのソプラノで。2014年の録音ですので、まだ16歳。
Patricia JANEČKOVÁ: Když mne stará matka (Antonín Dvořák)


2021年の彼女は、こんなふうに歌います。YouTube channel から。
Patricia Janečková - Když mne stará matka - Antonín Dvořák


あらためて思いましたが、「わが母の教え給いし歌」、いい曲です。若い才能が成長しているのを聴くのは嬉しい。それと、クーベリックとイギリス室内管の「伝説曲」はやっぱりいいなあ。

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山響第298回定期演奏会で外山雄三、メンデルスゾーン、ドヴォルザークを聴く

2022年01月17日 06時01分28秒 | -オーケストラ
雪も一段落した日曜の午後、山響こと山形交響楽団の第298回定期演奏会に出かけました。今回のプログラムは、

  1. 外山雄三:管弦楽のためのディヴェルティメント
  2. メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64 Vn: 吉田 南
  3. ドヴォルザーク:交響曲 第6番 ニ長調 作品60
      下野 竜也 指揮 山形交響楽団

というものです。当初はヴァイオリン独奏者にステラ・チェンさんを迎える予定でしたが、新型コロナウィルス禍による入国制限のために出演者変更となり、吉田南さんとの共演となりました。コロナ禍の現在、様々な予定が変更を余儀なくされるのは残念ですが、逆に考えれば国内の若い才能に接する機会となるわけで、これはむしろ貴重な機会、チャンスかもしれません。

さて、指揮者の下野竜也さんは、今から19年前に山響に初登場とのことでしたが、調べてみると、2009年4月の第196回定期演奏会、2012年3月の第219回定期演奏会、いずれも仕事のため都合が悪く、欠席をしていますので、実演に接するのは今回がたぶん初めて(*1)でしょう。西濱事務局長と下野竜也さんのプレトークでは、山響の印象として「きれいな音」、「風通しの良い」サウンドなどを「メンバーも少しずつ交代しているが変わらない美質」として挙げていました。なるほど!です。

ステージ上の楽器配置は、左から第1ヴァイオリン(8)、第2ヴァイオリン(7)、チェロ(5)、ヴィオラ(5)、その後方にコントラバス(3)の 8-7-5-5-3 の弦楽5部に、中央後方にフルート(2)とオーボエ(2)、その後方にクラリネット(2)とファゴット(2)、その右手にホルン(2)、正面最奥部にトランペット(2)、左後方にパーカッション(シンバル、スネアドラム、トライアングル、ボンゴ、ハープ) というものです。

第1曲めは外山雄三「管弦楽のためのディヴェルティメント」です。1961年の作品みたい。第1楽章:アレグロ、いきなり「ドンパン節」の迫力あるメロディから始まり、思わず「うふふ」です(^o^)/ 第2楽章:アンダンテ、このメロディは「稗つき節」かな。第3楽章:「八木節」でしょうか。明るく楽しい音楽に、思わず嬉しくなります。

2曲めは、メンデルスゾーンの「ヴァイオリン協奏曲」。ステージ上は独奏者のスペースを開けるためにヴァイオリン・セクションが少しだけ後ろ(左)に下がります。楽器編成は 8-7-5-5-3 の弦楽5部に Fl(2)-Ob(2)-Cl(2)-Fg(2)-Hrn(2)-Tp(2) と Timp. というもの。Tp はバロック・トランペットを持っているようですが、Hrn はちょいと確認できませんでした。独奏者の吉田南さんが少し緑色がかった水色のドレスで登場、プロフィールによればまだ20代の前半で国内外の各種コンクールに入賞歴あり、今回使用するのはストラディヴァリウス1716年製ヴァイオリン「ブース」だそうです。
第1楽章:アレグロ・モルト・アパッショナート、第2楽章:アンダンテ、第3楽章:アレグレット・マ・ノン・トロッポ〜アレグロ・ヴィヴァーチェ。ほんとに堂々としていてよく歌うメンデルスゾーンで、若い才能が当地の音楽ファンにあたたかく好意的に受け入れられていくのがよくわかりました。良かった〜!

15分の休憩の後、後半はドヴォルザークの「交響曲第6番」です。指揮者の下野竜也さんが演奏会プログラムに「ドヴォルザーク交響曲第6番を巡って」というエッセイを書いていましたが、出身地鹿児島のジュニアオーケストラでこの曲と出会い、レコード屋さんでレコードを買って毎日何度も聴いていたこと、ドヴォルザークのように若い作曲家がブラームスなど先輩たちの作品に影響を受けながら成長する過程を見ることができるのが楽しみ、とのことでした。
楽器編成は、Fl(2,うち1はピッコロ持ち替え)-Ob(2)-Cl(2)-Fg(2)-Hrn(4)-Tp(2)-Tb(3)-Tuba、ティンパニ、弦楽5部は 8-7-5-5-3 となっています。第1楽章:アレグロ・ノン・タント、下野さんのドヴォルザークはあまり短く切らずによく歌うのが特徴みたい。第2楽章:アダージョ、第3楽章:スケルツォ(フリアント):プレスト〜トリオ:ポコ・メノ・モッソ、おお、かなり速いテンポです。第4楽章:フィナーレ、アレグロ・コン・スピリト〜プレスト。活気ある演奏、いきいきとした表現で、心から共感し喜びを感じていることが伝わるような演奏でした。

ドヴォルザークの交響曲第6番は、1980年代後半、私がまだ30代前半の頃に、通勤の音楽としてよく聴いていた音楽(*2)でした。この曲と、同じドヴォルザークの「伝説曲」をLPから90分カセットテープに収録し、空き時間にヴィエラ・ソウクポヴァーのアルトで「わが母の教え給いし歌」を追加したものを、何度も繰り返して聴いていたものでした。片道40km近い通勤距離で、朝6時40分に家を出て夜7時半頃帰宅していた時代。祖母が存命で父の原爆症も小康状態、息子が生まれて8人家族となっていた頃。張り合いのあった時代にいちばんよく聴いていた幸福な音楽の記憶が鮮明です。



(*1): CDでは 下野竜也指揮チェコフィルでR.シュトラウス「英雄の生涯」を聴く〜「電網郊外散歩道」2012年5月
(*2): ドヴォルザークの交響曲第6番を聴く〜「電網郊外散歩道」2006年12月
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