今年最後の宿題となっちゃったなぁ。でも、ようやく読み終えました。
第1話「鬼女の花摘み」、2人の子どもがありながら男に狂った母親の話。現代にもよくある話ではないですか。それにしても、麻太郎・源太郎・花世は、心優しい名トリオですね。
第2話「浅草寺の絵馬」、プレイボーイが再度の罪作りをする前でよかった。お石のお手柄でした。第3話「吉松殺し」、体格と悪知恵は大人も顔負けだが分別のなさは赤ん坊だという悪餓鬼。それをけしかける知恵も力もある悪い大人。この構図は、普遍的です。
第4話「白鷺城の月」、建造中の洋式帆船の操船訓練の指導のため姫路に派遣された東吾は、造船技術の同僚の事故負傷のため、姫路城下の武家屋敷に厄介になる。隣家に嫁いだ妹が、誰かが夜更けに様子を窺う不審な者がいと訴える。事故の知らせが伝言ゲームで東吾重傷に変わり、宗太郎・るい・長助が姫路までやってくるのは、しばらくぶりに可憐なるいさん登場の場面を作るためだな。家付き娘の婆さんの話では、なんとも救いがないもの。
第5話「初春夢づくし」、津軽からるいの姪が訪ねてくる。東吾と千春とかわせみの面々に囲まれて、若々しく幸せそうな叔母を間近に見て、娘は芝居見物した役者にぽぅーっとなってしまった。頭を冷やすよう仕組んだ芝居だったが・・・津軽から来た娘のほうが役者が上でしたね。
第6話「招き猫」、火事になったら大川からタニシがぞろぞろ上がってきて一斉に水を吹くんだって?よくまぁそういう発想が出てくるもんですね。その場面を想像すると、私なら抱腹絶倒だが、るいさんは気持ちが悪いという。まったくピントがずれているとしか言いようがありませんな。
第7話「蓑虫の唄」、因幡屋への度重なる放火、色恋と因縁が絡んだ炎のような色ですなぁ。寝物語のるいさんの推理が冴えてますが、しかし寝床の中でそんな話をしますかね、るいさんの心理はちょっと不思議で、作者の都合が優先したようです。
なんと文庫全30巻を読み終えてしまいました。あとは新しい文庫が登場するのを待つことといたしましょう。
第1話「鬼女の花摘み」、2人の子どもがありながら男に狂った母親の話。現代にもよくある話ではないですか。それにしても、麻太郎・源太郎・花世は、心優しい名トリオですね。
第2話「浅草寺の絵馬」、プレイボーイが再度の罪作りをする前でよかった。お石のお手柄でした。第3話「吉松殺し」、体格と悪知恵は大人も顔負けだが分別のなさは赤ん坊だという悪餓鬼。それをけしかける知恵も力もある悪い大人。この構図は、普遍的です。
第4話「白鷺城の月」、建造中の洋式帆船の操船訓練の指導のため姫路に派遣された東吾は、造船技術の同僚の事故負傷のため、姫路城下の武家屋敷に厄介になる。隣家に嫁いだ妹が、誰かが夜更けに様子を窺う不審な者がいと訴える。事故の知らせが伝言ゲームで東吾重傷に変わり、宗太郎・るい・長助が姫路までやってくるのは、しばらくぶりに可憐なるいさん登場の場面を作るためだな。家付き娘の婆さんの話では、なんとも救いがないもの。
第5話「初春夢づくし」、津軽からるいの姪が訪ねてくる。東吾と千春とかわせみの面々に囲まれて、若々しく幸せそうな叔母を間近に見て、娘は芝居見物した役者にぽぅーっとなってしまった。頭を冷やすよう仕組んだ芝居だったが・・・津軽から来た娘のほうが役者が上でしたね。
第6話「招き猫」、火事になったら大川からタニシがぞろぞろ上がってきて一斉に水を吹くんだって?よくまぁそういう発想が出てくるもんですね。その場面を想像すると、私なら抱腹絶倒だが、るいさんは気持ちが悪いという。まったくピントがずれているとしか言いようがありませんな。
第7話「蓑虫の唄」、因幡屋への度重なる放火、色恋と因縁が絡んだ炎のような色ですなぁ。寝物語のるいさんの推理が冴えてますが、しかし寝床の中でそんな話をしますかね、るいさんの心理はちょっと不思議で、作者の都合が優先したようです。
なんと文庫全30巻を読み終えてしまいました。あとは新しい文庫が登場するのを待つことといたしましょう。