一部ではすでに梅雨に入ったという報道もある昨今、通勤の音楽も、重苦しさのない爽やかな音楽がほしいとのことで、エラートのCDからサヴェーリオ・メルカダンテの「フルート協奏曲集」を選んでおります。ずっと以前に、ホ短調の協奏曲を取り上げたことがあります(*1)が、同じランパルの録音で、イギリス室内管弦楽団とのニ長調のほうを取り上げます。
サヴェーリオ・メルカダンテ(1795〜1870)は、ベートーヴェンの時代からヴェルディの時代まで生きた、ずいぶん長命の作曲家のようですが、歌劇作品はあまり残らなかったみたい。
第1楽章:アレグロ、ニ長調。佐々木節夫氏による添付リーフレットの解説には協奏的ソナタ形式とありますが、第1主題と第2主題を提示し、変奏、再現と終結というような形だからなのでしょうか。作曲年代は不明なようで、ロココの風情もあるし、ロッシーニを思わせるような面もあります。明るく軽やかな曲想で、重苦しさなど吹っ飛ばせという勢いもあります(^o^)/
第2楽章:アンダンテ・アラ・シチリアーナ、ホ短調。フルートがソプラノだとすると、まさしくオペラのアリアの風情です。可憐なヒロインが、なにか切ない心を嘆きながら歌うような音楽。
第3楽章:ポラッカ、アレグロ・ブリランテ、ニ長調。弾むようなリズムに乗って、フルートが技巧的にポロネーズを奏でますが、やっぱりイタリア風というのか、まさしく歌うような音楽です。
YouTube にはホ短調のほうはかなりあります(*2)が、ニ長調の曲は意外に少ないようです。例えばこれなど。
Saverio Mercadante Concerto in D Major for Flute and Orchestra
こちらはピアノ伴奏版。フルート自慢の人なら、さらっと吹いてしまうのでしょうか(^o^)/
S.Mercadante /Flute Concerto in Re Maggiore(D-Dur)-accompaniment
(*1):メルカダンテ「フルート協奏曲ホ短調」を聴く〜「電網郊外散歩道」2006年4月
(*2):ホ短調の協奏曲は、たとえばこれなど。
S. Mercadante - Flute Concerto in E Minor
サヴェーリオ・メルカダンテ(1795〜1870)は、ベートーヴェンの時代からヴェルディの時代まで生きた、ずいぶん長命の作曲家のようですが、歌劇作品はあまり残らなかったみたい。
第1楽章:アレグロ、ニ長調。佐々木節夫氏による添付リーフレットの解説には協奏的ソナタ形式とありますが、第1主題と第2主題を提示し、変奏、再現と終結というような形だからなのでしょうか。作曲年代は不明なようで、ロココの風情もあるし、ロッシーニを思わせるような面もあります。明るく軽やかな曲想で、重苦しさなど吹っ飛ばせという勢いもあります(^o^)/
第2楽章:アンダンテ・アラ・シチリアーナ、ホ短調。フルートがソプラノだとすると、まさしくオペラのアリアの風情です。可憐なヒロインが、なにか切ない心を嘆きながら歌うような音楽。
第3楽章:ポラッカ、アレグロ・ブリランテ、ニ長調。弾むようなリズムに乗って、フルートが技巧的にポロネーズを奏でますが、やっぱりイタリア風というのか、まさしく歌うような音楽です。
YouTube にはホ短調のほうはかなりあります(*2)が、ニ長調の曲は意外に少ないようです。例えばこれなど。
Saverio Mercadante Concerto in D Major for Flute and Orchestra
こちらはピアノ伴奏版。フルート自慢の人なら、さらっと吹いてしまうのでしょうか(^o^)/
S.Mercadante /Flute Concerto in Re Maggiore(D-Dur)-accompaniment
(*1):メルカダンテ「フルート協奏曲ホ短調」を聴く〜「電網郊外散歩道」2006年4月
(*2):ホ短調の協奏曲は、たとえばこれなど。
S. Mercadante - Flute Concerto in E Minor