今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

運命のノラ・モドキ参上

2022年10月30日 | モドキ
じゃーん、モドキです。
久々にモドキがやって来ました。昨夜店からの報告、しかも画像付。
前回の確認から1ヶ月近く経ち、自分はもう2ヶ月ほど会ってません。
見たところ冬用の肉襦袢(脂肪)が少し足りないような、でも毛づやはよさそう。


 
モドキは街のみんなにお世話されてるんだな。
家猫15年に対して3~4年と言われるノラの寿命。
でもしっかりお世話されて総合栄養食を食べていれば病気にだって強いし、
あとは事故や虐待に遭わなければノラだって長生きできる。
なのにどうして人間たちは、そんなノラが生きる機会を奪おうとするのだろうか。

多くのネットニュースで、ご飯をもらっていたノラがそのうち保護されて保護者に懐いて保護者もノラも幸せになったという話が花盛りだ。
そのネットニュースが、餌やりは悪だ不幸なノラを増やすだけと煽る。
餌やりと繁殖に相関はないと学者先生が言っているのに、みんなが言うからとそれだけの理由で煽る。
かくして餌やりは悪だという社会通念が生まれた。
このブログではシリーズで言っているように、餌をやらないとは殺せ(餓死)ということです。
一方でそんなことを言っておいて、幸せになった話なんてお前は二重人格か?

確かにノラだって繁殖はする。
でもその元をたどれば、必ず捨てられた猫にたどり着く。
ノラが増える理由はただひとつ、
人間が猫を捨てるからです。

そんな当たり前のことがなぜわからないのだろうか。
あるいは命をオモチャにしている罪悪感からの逃避なのだろうか。

モドキよ、お前はまだラッキーな方だ。
頑張れ! 保護される日がやって来るまで。

昨冬のモドキ
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お店のモドキ・ヒストリー

2022年10月15日 | モドキ
すっかり顔を出さなくなったモドキ。
最近になってモドキの情報が2件ありました。ただし、いずれも古いです。ひとつはMさんの情報。病院で自分の話を聞いたMさんが「今日うちに来た」とわざわざ報せに来てくれた。もうひとつはお店にて。若いスタッフが残業で夜遅くなって見かけたと。いずれも今月初めの話。自分の耳に入るのが遅かった。

最後の確認から既に10日以上経ちます。今の店にはモドキの気配もありません。それでも、モドキにはまた会える気がしています。というのもモドキには同じような過去があったから。今回はかねてから予告していたモドキのヒストリーを、とりあえず経歴として書き留めておこうと思います。他ならぬ自分自身のために。



◆出会い 2017.3.17
年末に失踪したシャッポの捜索に明け暮れ、正月に保護したテンちゃんがリード生活を始めた頃。モドキは2月頃からチラ見されていた。ダイフク、カブキやブチにミセミケなど、群雄割拠の中で何とか居着いた。
◆2017.3下~2017.7上
一気にスタッフに懐いて昼も夜も店に入り浸り、スタッフの後追いをしたり。(第1次店の子志願)
◆2017.7中~2017.11上
顔を出さなくなり、消息を絶つ。(ブランク4か月・夜は来ていた可能性も)
◆2017.11中~2018.2下
久々の再来。再び店に入り浸り。テンちゃんや子猫ちび太と絡む。(第2次店の子志願) 



◆2018.3上~2018.5下
1,2週間に1回顔出し。しかし夜は来ていた模様だが殆ど食べなくなった。ダイフクが消息を絶ち、他にはミセミケとたまにブチ。
◆2018.6上~2018.7下
消息を絶つ。(ブランク2ヶ月・夜は来ていた可能性も)
◆2018.8上~2019.1下
1週間~10日に1回顔出し。しかし夜は来ていた模様。子猫テリーが現れ保護。正月にテンちゃんがわが家へ移動。ミセミケが消息を絶ち、ミケチビが現れて居ついた。


◆20192上~2019.3下
消息を絶つ。(ブランク2ヶ月・夜は来ていた可能性も) レオが現れ、居着く。
◆2019.4上~2019.7中
1週間に1回ほど顔出し。レオと喧嘩も。幼猫チキン保護。
◆2019.7下~2019.10上
消息を絶つ。(ブランク2.5ヶ月・夜来ていたかどうか不明) ミケチビも消息を絶ち、幼猫キリンを保護。※過去記事あり「モドキの悲哀とヒストリー」2019.8.24
◆2019.10中
2度ほど顔を出したが店に滞在せず。シン現れ、一見さんも多。
◆2019.10下~2019.11中
消息を絶つ。(ブランク1ヶ月・夜来ていたかどうか不明)
◆2019.11下~2020.1中
2,3日に1回顔出し。レオがモドキと喧嘩して怪我。レオは夜間屋内の生活となる。子猫ポニーが現れて居つき、年内に保護。ミセミケの再来も。



◆2020.1下~2020.2下
昼も夜も店に入り浸りとなる。(第3次店の子志願)
◆2020.3上~2021.2下
数日に1回顔出し。長くて6日のブランク。夜は来ていた可能性あり。正月にハルが現れたまに顔を出す。春にはココが現れて居ついた。
◆2021.3上~2021.7下
毎日定期便のように顔出し。夜中心だが昼に来ることも多くなった。(第4次店の子志願) 春にはシンが再来そして消えた。ハルとの恋(Mさん情報)。
◆2021.8上~2021.9下
数日空けることが多くなった長くて5日。夜は来ていた可能性あり。
◆2021.10上~2022.1月下
ほぼ毎日顔出し。やって来るのは夕方から夜。「お店の夜の番人」の異名がついた。



◆2022.2上~2022.3下
3,4日空けることが多くなったが、夜には来ていた模様。2回目ハルとの恋(Mさん情報)。Mさんによるハルの保護。
◆2022.4上~2022.8下
徐々に顔出し回数が減り、1週間あるいはそれ以上空けることも多くなったが、夜は来ていた可能性がある。4月にサビが現れ、6月にシンが再来し、ともに常連となってモドキが夜来た見極めが難しくなった。一方Mさん宅に頻繁に現れるという情報も(Mさんより)。
◆2022.9上~現在
モドキ来訪の痕跡がなくなり、店からモドキの気配が消えた。Mさん宅にも来なくなったらしいが、町内ではたまに見かける。現在はたまにモドキ生存の情報が入る程度。



以上のように、モドキには顔を見せないブランク時期が何度もあり、置き餌を食べた痕跡がなくなったときもあるのです。でもその都度復活してきた。だから今回もきっと・・。

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モドキは生きている、でも・・

2022年10月05日 | モドキ
心不全の再発でドクターストップがかかり、モドキの捜索は中止しました。
モドキの消息は、スタッフみんなの気がかりです。
先週モドキの記事以降も、残業で遅くなった店長さんの目撃情報が。
レジギフト室からちらっと見た軽量鉢小屋の置き餌を食べていた何か。
店長さんはモドキだと思った。
が、確認のため近づいたときはいなかった。

モドキの行動にしてはおかしい。
店長さんの自信は消え、自分は端から懐疑的だった。
と言うのも、その時の置き餌はモドキが食べないものだったからです。
翌朝には空だったらしいけど、シンが食べた可能性が高いと思った。
でも、そんな情報にすがりたい気持ちは人一倍強かった。

この春軽量鉢小屋にて、まだ夜のお店の番人(猫)だった頃

その後、間違いのない情報を得たのはあの心不全の最中でした。
病院の待合室でMさんにお会いしたのです。
さっそくモドキの話に。
Mさん宅にも最近は来ないのだとか。
しかし最後に見た日、それは隣地区で白黒猫が路上死した3日後だった。
Mさんはその日をはっきりと覚えていた。
なぜなら町内会の一斉掃除日だったから。
Mさん宅ではなく、他の家の庭でボ―ッと休んでいたそうです。

かくして、店長さんの見間違い説は消えました。
モドキは生きている。しかも夜遅くには店に来ている可能性がある。
モドキの来店に備えないと。いつか再会を期して。

昨年は事務所に入ってきて休むこともあった

と、店の雰囲気は明るくなった。でもMさんには新たな心配事が。
昨年の初夏に生まれたモドキに似た子を、最近見なくなったというのです。
Mさんもたまにお世話していた外猫だ。
そうなんです。誰かが事故に遭い、その猫生を奪われたことに変わりはないのです。
年間30万匹のロードキル。猫たちが安全に暮らせる方法はないものか。
ノラや野生動物との共存は、無理なのだろうか。

夜になるとレジ外台に現れた頃

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モドキの無事を祈って

2022年09月26日 | モドキ
先週からモドキの捜索を始めました。
心不全を患って以来の運動不足、それに腰痛(ヘルニア)の悪化で歩くのも大変だ。
それでもとにかく無事を確認したい。
こうなるまでのいきさつは、少し日にちを遡って話す必要があります。

モドキの前回記事は8/11、当時は1週間に1,2回顔を出していた頃で記事の内容も平和です。
その後8月末の一見さんカテゴリー記事で、モドキを2週間ほど見ない不安を書いた。
その後2度ほど顔を見せたけど、今月初めを最後に消息を絶ち、もう3週間になるのです。
しかも最近は気配もない。
大食漢のシンとサビが来るのでわかり難いが、モドキの来た痕跡が確認できなくなった。
先週にはさらに具合の悪い情報が。
清掃局で該当可能性事故がヒット。長年確認していて、今回が初めてのヒットでした。

店裏でマーキング中 (本年7月:元気な頃のモドキ)

モドキが最後に顔を見せた2日後に、近くで白黒猫の路上遺体が処理されていた。
記録には中型の白黒猫とだけ。
場所はひとつ先の区画。直線距離で店から800m、Mさん宅から600mほど。
一般の未去勢野良猫の行動範囲内だ。
でも街中でしかも餌場を確保している場合は、その半分程度だという説もある。
しかもその途中には片道2車線に中央分離帯のある大通りが。
店裏の住宅街や対面のマンション群だけでも十分広いのに、モドキがそこまでいくだろうか。

相変わらず自分を見ればお腹を見せたけど・・

とはいえ不安は尽きず、後悔ばかりが先に立つ。
最近のモドキの記事には古株で重鎮だと、そして自分の思いが重ねて綴られています。
しかもモドキは何回も店の子志願してきたのに、こちらの都合で実現しなかった。
保護ボラさんのブログでは、情報を得ればすぐに保護に向かった話ばかりだ。
自分は優柔不断で決断力に欠けていたのでは。
自分には甘えがあったのではなかったか。

当店での最後の食事は外レジ台の上でした

しかし、今でもモドキを受け入れる状況にはない。
ノラ生活を満喫しているノラでも、いつかは必ず家の生活に慣れてくれる。
しかしモドキの場合、最大の懸念は他の猫たちとの親和性なのです。
その一方で、モドキには気になる変化があった。
ひとつはおどおどして人を避けるようになったこと。(4/24過去記事「変るモドキ、でも心はひとつ」)
もう一つは先月会ったとき、どこか具合が悪いのか大人しくなっように見えた。

8月下旬、元気がなさそうなモドキ

いずれにしても、今できることは限られている。
捜すこと。そしていつ来てもいいように準備を整えておくこと。
でもシャッポが不明になった直後にテンちゃんが現れたように、ソトチビがいなくなってすぐにシロキやハリーが現れたように、今もシンにサビという、次の時代が押し寄せて来ているのです。
今一つ期待していること。
レジ外台に置いたモドキの大好物、シーバが空になることです。
この場所はシンやサビも気づいてないはず。ココレオの見張りもあるし。
モドキとココレオの思い出の場所なのです。

モドキ用のシーバはココレオが見張ってます

注) モドキの無事は祈るけど、事故に遭ったのがモドキでなければいいということではありません。それがどんな子であれ、モドキと同じようなヒストリーを持っていると思うからです。不意に人生(猫生)が奪われるのは悲しいことですが、日本では年間30万匹の猫が交通事故で命を落としているというデータがあります。これは当ブログのシリーズ「ノラたちとの共存を目指して・資料編」の修正にも関わる話なので、改めて書く予定です。

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ある日のモドキ

2022年08月11日 | モドキ
Mさん宅と当店の二股かけるモドキ
いやもっとある? それはわかりません
最近は週一くらいの頻度で当店に顔を出します
たまに夜にも来ているようです
先日、そんなモドキの行動を追ってみました

夕方、事務所前にふと現れてご飯の催促
(と言っても最近は殆ど食べません)

食べ終わったらしばし休憩
(ただしここは室外機の温風で暑い)

恒例、観葉室の中をチェック
(この日ココレオは奥に入ってました)

「何だつまらん」

レジ前のベンチ脇で一休み

店奥の用土コーナーに向かう

昼はココレオ、夜はモドキの休息場所をチェック
(今は暑くて使っていません)

追いかけてくる自分(オジン)に向かってゴロンゴロン
(右手の用土コーナーと物置の間から出入)

裏駐車場に出ました

用足し中

さらに奥の方へと消えていきました

SCの奥の方に行けば外に出られる(チビ救出の過去記事参照)
SC奥か危険なバス通り側か、モドキがどこから来るのかは不明です
危険の多い場所でのノラ生活、もう6才になるモドキ
Mさんも自分も本当は直ぐにでも迎えたいのだけど
その日が来るまで、もう少しの頑張りだ

「閉店後の店は静かでいいな」

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