当ブログ現役ではニャーに次ぐ古株のモドキ。
個人的にも思い入れの多いモドキだけど、いまだにノラ生活を続けています。
モドキの方から店の子志願してきたことが何度かあったのに、応えることができなかった。
都度タイミングが悪かったとはいえ、それはモドキの知らぬこと。
ノラとして立派になっていくモドキを見るにつけ、複雑な心境になるのでした。
貫録十分なこの冬のモドキ
今年の冬頃から来店時間が遅くなり、さらにはサビ子猫出現やシンの再来もあって、モドキの存在(来訪)を置き餌で確認することが難しくなった。
置き餌は毎晩2匹分以上出しており、必ずすべて消化される。
でも誰が食べているのかわからない。
たまに遅くまで残ったスタッフがモドキを見かけるが、その頻度も減ってきた。
今ではモドキの情報は月に1,2回と、モドキがどんどん疎遠になっていく。
今回の4回シリーズの初回記事、「モドキよ・・、」はそんな内容でした。
そこにMさんの話が飛び込んできた。
猫にやさしいMさんのハルへの思い。前回と前々回記事で綴りました。
そのMさん、当然のことながらモドキのこともよくご存知です。
いやそれどころか、自分も含めた店のスタッフよりよほど知っていたのかもしれません。
最近はレジ外台で休む姿も見なくなりました
ズバリ言います。
Mさんによると、ハルが産んだ子供たちの父親はモドキだと言うのです。
というのもハルが昨年5月に戻ってきたとき、モドキが一緒だったと言う。
そしてMさん宅の庭でよく一緒に過ごしていた。
ハルの恋の相手はモドキ以外に考えられないというのです。
何より、生まれた子供の残った1匹は今も健在でモドキそっくりなのだとか。
いやはや、これには驚いた。
当時の自分の猫日誌を見ると、モドキは週に5,6回は店に顔出している。
今こそ夜遅くなったけど当時はまだ明るい閉店時刻が多かった。
つまりモドキは、店とMさん宅を二股にかけていたことになる。
と、そのうちハルとモドキが店でニアミスした時の過去記事を見つけました。
何と、自分自身も2匹の様子からそれらしき関係を推測していたのでした。
※「ハルとモドキ」(2021.8.8その他・一見さんカテゴリー)参照して下さい。
「ハルとモドキ」より・・写真上のハルはモドキの横を通り過ぎて行った
さらにMさんの話は続く。
今年になってハルが再び戻って来た時、やはりモドキが一緒だった。
その後ハルを保護して、3月にMさん宅でハルが産んだ6匹の子。
そのうち3匹はハルの母親似で、残る3匹がこれまたモドキにそっくりなのだと。
「顔のでかいとこも筋のようなハチワレもモドキそのものだ」とご主人。
「最近はユキちゃん(ハル)や子供たちがリビングに見え隠れするので、庭からそれを眺めるのがモドキの日課になってるの」とMさん。
そうなんです。それが、モドキが店と疎遠になりつつある理由だったのです。
Mさんはモドキも迎えようかと悩んだと言う。
自分もいつかはと思ってたと話すと、Mさんは言った。
自由奔放に慣れ過ぎちゃったモドキが、家に閉じ込められて他の猫たちとうまくやっていけるかどうか・・Mさんは、あくまでもモドキ本位に悩んでいました。
モドキの最新画像(店長さん撮影)
一方、Mさんには懸念もあった。
第一期入居のMさん宅はバス通りに面した好立地にある。
ただモドキには危うい場所で、モドキが危険なバス通りを渡って向かいのマンション群の敷地に行くのを何度も見たらしい。
そのマンションも、猫嫌いさんが多くノラに厳しいことで知られている。
「モドキは慎重だから大丈夫」とご主人は言うけど、Mさんも自分も心配が尽きない。
Mさんとは、それからモドキの将来について話し合った。
他ならぬモドキのために不妊手術も必要だろう。リスクの一番少ない方法で。
Mさんも自分も、その身を案じるノラがいる人はみな同じ悩みを持っています。
当ブログではこれまでも書いてきたし、これからも書き続けるつもりです。
でもとりあえず、今回はモドキに関する当面の心配事が消えました。
最近のモドキはとっても穏やかになったそうです