今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

キジロよ・・

2023年09月07日 | ハチ(キジロ)
最近キジロの記事は少ないけど、「優等生」「安定」といった言葉に満ちている。
2018年の暮に家裏にやって来た頃のキジロはまだ子猫だった。
当時は怖いおじさん猫たちが来ていて、キジロは半年前にやって来た子猫のサクラとともに恐る恐る合間を縫って食べていた。
やっとこさ見つけた餌場。頑張る2匹に当方も応援したものです。

2019年のまだまだ寒い冬、まだあどけない顔のキジロくん(再掲)

年が明けて2月になると、ルイが現れておじさん猫たちを駆逐した。
ルイはサクラには♡になったけどキジロには無関心で、キジロとサクラの生活は少し安定した。
その年の秋、ルイがFIPで急逝。
以来キジロはサクラとふたりで家裏の餌場を守って来た。
♂♀だけど、発情することは一度もなし。
昨年の秋には口内炎のサクラを家中に保護したが、キジロはその後もひとりで頑張った。

今の優雅で安定した生活は、キジロの頑張りの賜物です。
ただ、山の手から来たサクラが生活の場を当街地周辺に移したのに対し、
草原の向こうから来た(と思われる)キジロは通いの生活を続けた。
キジロは食べに来たときは街で見ることもあるけど、普段は殆ど見かけることがなかった。
だけど冒頭述べたように、キジロの安定感は外猫としては群を抜くものでした。

昨年の梅雨頃のキジロ・家裏で

昨年キジロが来なかった日は6日。今年は7月まで3日。
4年半強と付き合い期間が長いだけでなく、ほとんど皆勤賞なのでその密度は断トツだ。
来る時間帯もこの春頃からは朝晩2回で安定してきた。
いつ来るかわからない他猫と較べ、"優等生"と言いたくなるのも無理ないかと。

今夏の猛暑が来ると、キジロの来訪も夜だけになった。
休養前記事「みんなみんな元気です」(8/11大家族カテゴリ)では夏バテかもしれないと書いた。
食欲が少し落ちたな、くらいに思ってたのですが、その後キジロの様子が一変したのです。

今年の春、家裏でのんびり

4日置きに一度、3日置きに一度と来ない日が増え、8月の下旬には3日続けて来なかった。
その時はさすがにあちこち確認して回ったが、事件事故情報なし。
病気で弱って養生してるとか、どこかに閉じ込められてしまったとか・・。
やがて現れたキジロは、様子も食欲もいつもとまったく変わりなかった。
しかしその後も空け日は増え続け、最近の10日では2日しか来ていません。
この4日ほどは音沙汰ない状態が続いています。

最後に見たキジロはいつもとまったく変わらなかった。
食欲も食べっぷりも満点だったし、食べた後物欲しそうに残っていた。おかわり出したら食べずに帰るので、「おいっ」と呼んだら振り返ってこっちを一瞥してそのまま消えた。
それがキジロとの最後になりました。(今のところ。)

おそらくキジロは新しい場所を見つけて、自分の意志で当家に来ないのだと思います。
当ブログではこんな時に繰り返し書いている言葉がある。
「出会いがあれば別れがある。シッポの生えた天使たち。」
キジロは当家と別れても、他のどこかでお世話になってその人たちを癒していくことでしょう。

果たしてキジロはシャッポやソトチビのように懐かしニャンコの仲間入りするのか。
それともモドキのように元の生活に戻ったり、ダイフクのように再び顔を出すのか。
ここしばらくが分かれ目です。


先月の25日、今のところキジロの最後の写真です

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キジロの夏

2023年08月08日 | ハチ(キジロ)
久々にキジロくんの登場。
外猫ながら生活の安定しているキジロくんに、事件があったのは2ヶ月前のこと。
一見さんのキジロそっくり猫と唸り合いを演じました。(6/2記事・一見さんカテゴリー)
と言っても唸っていたのは一方的に相手の方だったけど。
あれ以来、片眼を患ったキジロのそっくりさんは現れません。


キッチンの窓から覗いたら、なにやら猫らしき姿が

7月の後半から庭の温度計は連日猛暑日を記録。40℃を超えることも度々。
当家の勝手口は北側にあるけど、何故か夏になると10時頃まで日が当たります。
その暑さたるや尋常じゃないので、キジロが来るのは日の当たらない早朝か夜になった。
毎日夕方日が落ちた頃に水を撒くので、その涼を求めてやって来ることも。
キジロは、しっかりとこの界隈の市民権を得ています。


お隣さんの勝手口で一休みのキジロでした

とにかく穏やかでおっとりしている物静かなキジロくん。
人を怖がるので、その様子が遠慮しているように見えてしまう。
明るい黄色は目立つ色。何かあればわが家に連絡が来ます。
そんなキジロくんですが、受けなければならない試練がある。
手術です。今の世の中、耳カットがなければ公認の市民権は得られません。


この暑いのに食欲衰えず

でも毎日会ってるけど、これまで発情したのを見たことがないのです。
推定5才。サクラと仲良くなってもまったく発情しなかった。
てなことで、少しのんびりしています。
当家の裏に来たときはまだ子猫だったキジロ。
その頃の家裏は群雄割拠して、キジロは隠れて盗み食いしていた。
あれから4年半。諦めずに頑張ったおかげで、5回目の夏を優雅に過ごしています。

ビビりのサクラとお近づきになった昨年の10月
しかしサクラは、口内の病で家の中に保護された

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

その後のキジロくん

2023年04月25日 | ハチ(キジロ)
「白癬」と呼ばれる真菌による皮膚病を疑ったキジロ。
迷った挙句、ケトコナゾール(商品名ニナゾール)という経口真菌薬を処方した。
問題はその薬が7年前に購入した古いもの。
密封冷蔵庫保管とはいえ正常品だという保証はない。
でも、海外からの取り寄せなので待っている時間はなかった。

捕獲器で捕まえて病院に連れていくのが本筋なのだろうけど、
安定しているキジロの生活を乱したくない。
かといって広がりつつある幹部を見れば、何もしないわけにはいかない。
で、以前にソトチビに対して行った”危険な賭け”を再び行ったのでした。
古くなった同じ薬を使って。

今日のキジロ

ニナゾール1錠の1/6を1日1回3日間、2日間を置いてまた3日間の計1錠分。
あれから1ヶ月と1週間が経った。
結論から言うと、キジロはすっかり回復して今はいたって元気です。
ニナゾール最終投与の3日後には患部が乾いてかさぶたになった、
10日後には胸元の患部が消滅、喉元のかさぶたは1/3ほどに小さくなった。
20日後くらいだったか、患部が少し湿っていたのが気になったけど、
30日後には喉元のかさぶたも消え、今では跡形もなくなりました。
ちなみに、抗生物質は1日1回(所定量の半分)の投与を1ヶ月間続けました。

まあ、薬が効いたのかキジロの回復力の賜物なのかはわかりません。
それに水虫の方はよくご存知のように、とにかく真菌はしつこいので要注意。
胞子にまで効く薬はなかなかないからです。
しかしまあ何はともあれ、キジロが無事回復して何よりです。
ちなみに、わが家ではキジロどころか人間も古い薬を使ってます。
常備薬をいろいろ揃えてはいるのですが、昭和の夫婦はとにかく我慢強い。
薬を使うことが殆どなくて、わざわざ買い替える気にもならないわけです。
いい悪いは別ですが。

ただ、今の自分は基礎疾患の宝庫でしかも心不全にヘルニア。
薬や病院嫌いなどと言えなくなってしまいました。


食欲も衰えません

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

危険な賭け・再び

2023年03月18日 | ハチ(キジロ)
日が暮れて、朝からの冷雨がようやく止みました。東京の昼雨、大阪の夜雨は健在だ。
夜降リ出した雨が朝には止むなんて(天気予報通りなら)、関西地方の人たちが羨ましい限りです。
さて、今年は当ブログ猫達の厄年なんでしょうか。年初よりのご難が続きます。
今度はキジロ。前回記事(2/9)で"優等生"と書いたばかりなのに。

いたって手間のかからないキジロだったけど・・

キジロは1日1回大抵は晩に、たまに朝にも顔を出して2回食べます。
当住宅街に沿ったバス通り(交通量は多くない)の向こうに広がる草原の方からやって来る。
冬になるとひっつき虫(センダングサの種)をいっぱい身につけて来るので、
食べてる間に手で暖めがてらとってやってます。
今月はじめのこと。
顎下のひっつき虫をとっていたら、ボソッと皮膚のついた毛の束が落ちた。

顔を持ち上げて顎下を見ると、500円玉くらいの大きさで皮膚がえぐれて血が出ていた。
これはやられたかと最初は思った。
それにしてもそんなに簡単に喉元をやられるもんだろうか。
鉄条網をまたいで引っかかった、なんてことも考えられる。
本人(猫)は食欲もあるし元気そうなので、とりあえずしばらく抗生物質を投与することとした。
キジロは中からなら触れるが、病院に連れていくとなるとかなり大変だ。
常備薬が、また役に立った。

やがて胸元にも小さなえぐれが・・

ところがしばらくすると、今度は胸元に小さいけど同じようなえぐれができた。
顎下の大きなえぐれもそうだが、ぐじぐじしていて治りそうな気配がない。
1週間くらい経って、これはケガではないと確信。
7年前、ソトチビが患った'白癬 'という病気。要は皮膚糸状菌(真菌=カビ)による水虫の類だ。
当時はまったくの自己診断で、塗り薬が使えないので飲み薬を探しまくった。
そして海外の友人に頼んで購入してもらったのが「ニナゾール」という薬。
もともとは人間用のものだけど、1日1/6錠を数日投与して見事に治ったのでした。

顎下のえぐれと胸元のえぐれはほぼ乾いて来た

で、同じことをキジロに考えた。
しかし薬は冷蔵庫保管とはいえ7年前当時のもの。有効期限はとっくに切れてる。
かと言って何もしなければ、真菌は広がる一方だ。
ソトチビのとき以上の危険な賭け。決行することにした。
3日与えて2日休んで様子見て、また3日与えた。抗生物質の投与も続けました。
現在傷口はほぼ乾いたが、まだまだ赤く痛々しい。
ただ、キジロは一時落ちた食欲も復活して元気そのもの。
このまま様子をみて、再悪化しない限りニナゾールの投与は終了です。

今朝のキジロ、いたって元気です

注)
当時の記録は過去記事「危険な賭け(診断)」2016.11.22、「がんばれソトチビ~投薬開始~」2017.5.11参照下さい。
ニナゾールは内臓を害する副作用が懸念されるので長期使用は避ける、とあります。
薬事法では認められてないが個人輸入は可。今では輸入販売しているサイトもあります。
今回の内容はおススメできませんので、あくまでも自己責任での判断をお願いします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

優等生

2023年02月09日 | ハチ(キジロ)
ネコと暮らしていると
手間のかからないほど有難いことはない
「あばたもえくぼ」のようなもんで
手間のかかる子もやっぱりかわいい、のではありますが


今回はキジロくんの登場です

わが家ではダントツで手間のかからないのがシロキ
その次に続くのがキジロです
でも外猫であることを考えると
キジロは群を抜いて手間のかからない子、と言えるのです

とにかく安定感随一、食欲も落ちたことがないキジロ

昨年、キジロが来なかった日は6日だけでした
何しろ鳴かないので、こっちが気付かないこともあったろう
とにかく相手に心配をかけない
まさに猫の鑑、とも言うべき存在なのです

それでも普段が安定なだけに、来ない日があると心配しまくり
でもそれが、キジロの行く末を考えるいい機会になってます
安定してるからって甘えないように
病魔や事故は、いつ襲ってくるかわかりません
やっぱり外での暮らしは過酷です

キーたん(キジロ)、寒い中待たせてごめんな

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする