今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

「もう十分・・・」に、ムカ

2016年11月05日 | (故)ハナ
かつての我が家の3匹(ハナ、テツ、クモ)の晩年は、いずれも通院生活でした。
病院の待合室で雑談の相手がウチの子の歳を知ると、必ず返ってくるのが驚きの声、
「あらぁ、すごい、・・・・」
「うわぁ、長生きですねェ、・・・」
「本当ですか? 元気ですねェ、・・・」
その頃の待合室には、猫の平均年齢8歳、と書かれたポスターが貼ってありました。

これって、自分は褒められてたんですよね。
そこまでニャンコを大事に育てるなんてすばらしい、と。

わかってはいるんですが、でも何となく抵抗を感じてたんです。
相手が悪いとかそういうことじゃなくて、何かこう、もやもやしたんですね。

あるとき、それがわかったんです。
ハナが脳溢血から回復した21才、テツは激ヤセが始まった16才のとき、診察中に先生が一言、
「いやぁ、もう十分生きてますから」

・・・・・。
十分生きた?
もういつ死んでもいいってこと?
おいおい、医者がそれ言うの?
悪気がないのはわかっていても、さすがにムッとして抗議したのでした。

愛する老猫と暮らしている人ならわかりますよね。
何歳になったって十分なんてことは絶対にない。
そして、「終わり」が来ることに対してとても敏感になっているんです。

今度、老猫の保護者さんに会ったらこう言ってあげましょう。
「まだまだ、これからですよ、これから。」



      
             テツ(左)とハナ
           青春の一コマではありません
          このときテツ16才、ハナ21才

コメント
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