店では昨冬の間に何人かのスタッフが職場を離れました。そのOGたちは休退職の後も時折店に顔を出してくれます。で、そのとき、あるものを見てみな一様に驚く。いやOGばかりでなく、昨年から店にいるスタッフの間でもささやかれ始めたことがあります。「チビの生まれ変わり」だと。
ちび太のことです。
子猫の成長は早い。ちび太が大きくなって、昨年事故で亡くしたチビと年齢が重なってきました。すると、まさにチビに"生き写し"なのです。容姿だけじゃなくて鳴き方や声、飛んだり跳ねたりの動き方、テンちゃんを慕ってくっつく様、眠りが浅くて鳴きながら寝たりと、何から何までが似ているのです。
違いと言えば、ちび太の方が人間に馴れていて甘えん坊。でも、それはチビだってそうなるはずだった。あの事故は、チビがスタッフに心を開き始めた矢先のことでした。やっとつかみかけた幸せを奪った事故。だからきっと、心残りのチビがちび太になって戻って来たに違いない。みなそう思っているのです。
①
※ここでクイズです※
本記事にある9枚の写真のうち、1枚はちび太ではありません。さて、どれでしょう。
(答えと写真説明は本記事の下にあります。)
②
ちび太は無邪気、天真爛漫、そして人好きで猫好きです。自分を本気で威嚇するモドキにだってじゃれつこうとする。オジンストーカーにもなりました。とにかく遊びたい、じっとしていない、でも、誰も相手をしてくれないとつまらなくなって眠りに入ります。
③
ちび太の行動範囲が広がりました。当初は事務所の周りだけだったのが、今では店内のどこにでも出没します。ひとりお遊びの時間も多くなった。そして"ダイフクおじさん"の影響で店裏の従業員用駐車場にも。周囲の草むらや車の下でダイフクを探す姿を目にするようになりました。
④
⑤
一方確かに少しは解放されたテンちゃん、楽になったかと言うとさにあらずで、相変わらず食事もトイレも落ち着いてできない。昼寝にいい場所を見つければ直ぐにちび太に邪魔されます。しかもちび太が大きく力強くなった分、じゃれつかれたときの衝撃も大きくなった。リードで繋がれたテンちゃんは、本気にならないと対応できないこともあるようです。
⑥
⑦
そろそろリードにも慣れさせようと、その前ステップとして首輪をつけてみました。一番小さい首輪の一番小さいバンド穴です。それでも、首輪が口に入ってパニックになること2回。今はまたリボンに戻しています。
保護者探しも続けています。店ではテンちゃんとともに人気者。里親候補も何人か出たのですが結局決まりませんでした。血液検査もまだだし、ちび太が大きくなるにつれ焦りもでてきた。店でちび太の生涯を面倒見るというのは、現実的でないからです。
⑧
⑨
先日、店裏の駐車場の向こう側、SCのフェンス沿いの草むらで戯れるちび太を見てどきりとしました。昨年、チビが乗り越えて擁壁の向こうに落ちたあのフェンスです。2回までは何とか救えたけど、3回目の落下で不幸が起きた。
今は天真爛漫、昼間は思い切り遊ぶちび太ですが、チビの二の舞を避けるために何か処置しなければならない。抑制された長い人生(猫生)か、危険のリスクを伴う自由な生活か、またぞろこの悩みを抱えることになりました。そうです、1年前に『ノラの矜持』を書いたときから、自分は何も進歩していないようです。
・
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・
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・
※写真の説明※
本記事の写真は、ちび太のひと月前から現在までのものを時系列で並べています。⑨が最新で撮影は一昨日。
①まだまだ、あどけさが残るちび太です
②テンちゃんの休憩所に納まってご満悦
③今年入社のS君大好きニャンコになりました
本当は膝の上だけど、仕事の邪魔なときは隅っこで・・
④この写真、実はチビです
チビカテゴリーの最初の記事で使いました
⑤「出たい出たい」(モドキが来る時間帯は危ないので部屋の中)
⑥じゃれつくと言っても、テンちゃんを打ち負かしそうな勢いです
⑦とにかくテンちゃんの居場所に合流したいちび太
⑧最近のちび太、ますますチビに似てきました
⑨「保護者募集」ポスター更新に使った写真です
(かわいいと思うんだけどなぁ・・)
ちび太のことです。
子猫の成長は早い。ちび太が大きくなって、昨年事故で亡くしたチビと年齢が重なってきました。すると、まさにチビに"生き写し"なのです。容姿だけじゃなくて鳴き方や声、飛んだり跳ねたりの動き方、テンちゃんを慕ってくっつく様、眠りが浅くて鳴きながら寝たりと、何から何までが似ているのです。
違いと言えば、ちび太の方が人間に馴れていて甘えん坊。でも、それはチビだってそうなるはずだった。あの事故は、チビがスタッフに心を開き始めた矢先のことでした。やっとつかみかけた幸せを奪った事故。だからきっと、心残りのチビがちび太になって戻って来たに違いない。みなそう思っているのです。
①
※ここでクイズです※
本記事にある9枚の写真のうち、1枚はちび太ではありません。さて、どれでしょう。
(答えと写真説明は本記事の下にあります。)
②
ちび太は無邪気、天真爛漫、そして人好きで猫好きです。自分を本気で威嚇するモドキにだってじゃれつこうとする。オジンストーカーにもなりました。とにかく遊びたい、じっとしていない、でも、誰も相手をしてくれないとつまらなくなって眠りに入ります。
③
ちび太の行動範囲が広がりました。当初は事務所の周りだけだったのが、今では店内のどこにでも出没します。ひとりお遊びの時間も多くなった。そして"ダイフクおじさん"の影響で店裏の従業員用駐車場にも。周囲の草むらや車の下でダイフクを探す姿を目にするようになりました。
④
⑤
一方確かに少しは解放されたテンちゃん、楽になったかと言うとさにあらずで、相変わらず食事もトイレも落ち着いてできない。昼寝にいい場所を見つければ直ぐにちび太に邪魔されます。しかもちび太が大きく力強くなった分、じゃれつかれたときの衝撃も大きくなった。リードで繋がれたテンちゃんは、本気にならないと対応できないこともあるようです。
⑥
⑦
そろそろリードにも慣れさせようと、その前ステップとして首輪をつけてみました。一番小さい首輪の一番小さいバンド穴です。それでも、首輪が口に入ってパニックになること2回。今はまたリボンに戻しています。
保護者探しも続けています。店ではテンちゃんとともに人気者。里親候補も何人か出たのですが結局決まりませんでした。血液検査もまだだし、ちび太が大きくなるにつれ焦りもでてきた。店でちび太の生涯を面倒見るというのは、現実的でないからです。
⑧
⑨
先日、店裏の駐車場の向こう側、SCのフェンス沿いの草むらで戯れるちび太を見てどきりとしました。昨年、チビが乗り越えて擁壁の向こうに落ちたあのフェンスです。2回までは何とか救えたけど、3回目の落下で不幸が起きた。
今は天真爛漫、昼間は思い切り遊ぶちび太ですが、チビの二の舞を避けるために何か処置しなければならない。抑制された長い人生(猫生)か、危険のリスクを伴う自由な生活か、またぞろこの悩みを抱えることになりました。そうです、1年前に『ノラの矜持』を書いたときから、自分は何も進歩していないようです。
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※写真の説明※
本記事の写真は、ちび太のひと月前から現在までのものを時系列で並べています。⑨が最新で撮影は一昨日。
①まだまだ、あどけさが残るちび太です
②テンちゃんの休憩所に納まってご満悦
③今年入社のS君大好きニャンコになりました
本当は膝の上だけど、仕事の邪魔なときは隅っこで・・
④この写真、実はチビです
チビカテゴリーの最初の記事で使いました
⑤「出たい出たい」(モドキが来る時間帯は危ないので部屋の中)
⑥じゃれつくと言っても、テンちゃんを打ち負かしそうな勢いです
⑦とにかくテンちゃんの居場所に合流したいちび太
⑧最近のちび太、ますますチビに似てきました
⑨「保護者募集」ポスター更新に使った写真です
(かわいいと思うんだけどなぁ・・)