今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

ダイフクおじさん

2017年12月01日 | ダイフク
このひと月半ほどは毎朝毎晩やって来るダイフク。
朝ご飯を食べ終わると、天気のいい日は店裏の草むらでのんびりと日光浴が日課。寒い夜はバックヤードの、事務所の前に詰まれた段ボール箱の隙間で過ごすらしい。朝一出勤のスタッフが、事務所の窓の中外でテンちゃんとお見合いしているダイフクを時折見かけるそうです。

そこはテンちゃんの前回記事で紹介した新しい見張り場付近ですが、気になるテンちゃんに対してダイフクは平気のようだ。徐々に店の一員になりつつあるのかな、と思った矢先にモドキがまた現れた。モドキは一段と大きく逞しくなったけどまだ若い。ダイフクほどの処世術があるわけもなく、窓の中のテンちゃんやちび太にまで総毛を逆立てて威嚇します。先日は鉢合わせしたダイフクに詰め寄る一幕も。

しかしダイフク、立派です。2mほど先でモドキが背伸びして毛を逆立てて威嚇しても、香箱座りで戦闘意欲まるでなし。いや、違う。ダイフクはのんびりしているように見えて、モドキがそれ以上近づけないのです。あっぱれダイフク。住民票の発行ももう直ぐだ。

              
        表情はやさしくなったけど、秘めた強さは相変わらず?

そんなダイフクを心待ちにしているのはスタッフだけではありません。相変わらず夜はケージの中で過ごしているちび太。朝開放されると、あれだけ食いしん坊だったのが最近はご飯も食べずに飛び出していく。特に晴れている日は店裏にダイフクがいることを知っているのです。そうなんです、ちび太はダイフク大好きニャン子になりました。

とにかく狩りの練習に余念のない荒くれちび太。相手がネコだろうが人だろうが草だろうが石だろうが、見境なく飛び掛ってはがぶがぶ、がぶがぶ。得意技は仁王立ちになってぴょンぴょン跳ねたり両手をわさわさ、喉をゴロゴロ鳴らしながらいつまでもしつこく絡んできます。

そんなちび太なので、相手がダイフクでもモドキでも関係ない。慌てたのはこっちです。ダイフクやモドキが来そうな時間帯にはちび太を出さないことにした、はずでしたが、知らぬ間に店裏にいるダイフクと逢っていた。こっちはちび太の行動で、裏にダイフクがいることを知った次第。

で、見ていると、ちび太がダイフクを狙っている。まさか、と思う間もなくちび太がダイフクに飛び掛った。あっちゃー・・・しかしダイフクは動かない。何度飛び掛られてもじっと座ったまま。そのうち度を越したちび太の絡み方にダイフクの手が動いた。パンッと軽く手を振っただけでちび太が飛んだ。でもそれだけ。ちび太がまた飛び掛る。ダイフクは何と、目を細めてじっとしていました。

              
             店裏の草むらでダイフクを狙うちび太
                (でもダイフクは知らん振り)

              
         これは別の日、お休み中のダイフクに絡んでいます

それで救われたのはテンちゃんです。あのちび太の凄まじさを一身に受けていたのだから。最近は気のせいか、自分の時間を楽しむテンちゃんの姿を見ることが多くなりました。

それにしてもダイフクは変わったのだろうか。それともこれがダイフクの本質か。今は消息を絶ってしまったコンやミセミケと一緒になったときも、ダイフクは優しかった。もし、ヒールキャラだった昨年のダイフクが今と同じだったら、ニャーやシャッポの行く末は変わっていたかもしれない。何より、チビは死ななかったかもしれない。ダイフクの変化を喜びながら、一抹の恨めしさも感じるのでした。

さて、ちび太が慕うダイフクおじさん、毎朝毎晩ご来店と書きましたが、実は一昨日から姿を見せません。ノラの生活は変化が激しく、いつもながらこのブログに書く頃にはもう変わっていたりする。でも、今回の変化はあまりにも唐突。バス通りを挟んだダイフクの生活は危険だらけ。店裏を探し回るちび太の姿がいつもの光景になりました。

いやあ、何の何の。ダイフクはそんなにヤワじゃない。そのうちまたひょっこり現れて、ちび太の面倒を見てくれるに違いない。

               
            穏やかで安定感のでてきた"ダイフクおじさん"


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする