今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

事件

2021年05月20日 | レオ(テンチビ)とココ
3日前のことです。前夜半から時折雨を伴った台風並みの暴風が吹き荒れていた。
朝一番にレジ室(ココレオが寝ているギフト室)に入ったスタッフが声をあげた。
床一面が毛の海だったのです。

続く観葉室を見るとやはり毛の海で、レジ室同様点々と脱糞(刹那糞?)が。
観葉室東側の網戸が全開になっていた。
ココレオは、その窓近くのアジサイの展示棚で神妙にしていたそうです。

観葉室の東側窓と奥はレジ室(ギフトコーナー)

やがてスタッフが集まって徐々に騒動の凄まじさが明るみに。
毛の海は床だけでなく、2匹の寝床やラックの上や天井近くの梁にまで及んだ。
さらにここかしこに血痕が。
よく見るとレオもココも左後ろ足にケガ、特にココはまだ流血していた。

その朝は中だけでなく、外も吹き荒れる暴風で滅茶苦茶になっていた。
スタッフは片づけに追われ、ココレオは開放されると離れ小屋の床下に逃げ込んだ。
自分が店に着いたときは、2匹とも姿が見えませんでした。

明らかに誰かと誰かが一戦交えたのです。
レオとココが争うことはまずないので、開いた窓から侵入者がいたのだ。
落ちていた毛は殆どが白とグレーでココのものと思われた。
2匹が逃げまどい、勇敢なココが矢面に立ったのだろうか。
それにしても相手は誰なのか。

今日のココレオはすっかり平常に戻っていました

そもそも、何で網戸が開いた?
南西風なので南側ならまだしも東側の窓が開くのは考え難い。
猫が開けた跡はなかった。
フェンスの向こうから誰かが棒を使って開けたか。
わかる由もないが、ごく局地的なつむじ風が発生した可能性はある。

侵入者として真っ先に疑われるのがモドキです。
でも、いつも店の中を回遊するモドキが東側(外側)の窓の開きに気づくだろうか。
侵入者はどのような状態で入り、そして出て行ったのか。
まさか人?
不思議なことに、これだけの騒動なのに倒れた鉢類がひとつもなかった。

さてココレオは?
2匹とも夕方になってようやく現れ、元通りになったいつもの寝床に納まった。
やっぱり彼らはスタッフがいると落ち着くようです。
ただ、その日は朝も夕方もご飯を食べなかった。
でも翌朝はいつもの調子に戻って、ココは抗生物質入りのご飯を食べました。

その後のココレオはまったく普段と変わりなし。
モドキもその日の日暮れにやって来たけど、いつもとまったく変わりなし。
一件落着、ということでこの記事を書いてます。

相変わらずの仲睦まじさ

それにしても不思議な事件でした。
何故網戸が開いたのか。
誰が侵入し、そして出て行ったのか。
ココレオと何があったのか。
でも何より、ココレオが出ていかなかったのは不幸中の幸いでした。
そして、ココレオがその後もこの店に留まってくれたことが最大の安堵でした。

かつてシャッポが唐突に消息を絶った理由。
ダイフクの陰に怯えるあまりこの店に見切りをつけた可能性もある。
ココレオにとって安住の地であり続けるには、それなりの気遣いが不可欠だ。
彼らを養っているからじゃない。
あり余る"心の癒し"を返してくれる、彼らにいてもらいたいからです。
言うまでもなく、網戸は直ちに固定しました。

わずかな日差しにデレデレ
このデレデレ感が周囲に和みをばら撒いています

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする