今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

ご難続きのサクラ

2021年07月08日 | サクラ(新顔)とハチ(キジロ)
今月で付き合い歴が3年になったサクラです。
3年前、住民問題にまで発展したハリー(灰白くん)とシロキの食事場争い。
何とかハリーを保護して騒動が収まると、新しい猫の気配。
その存在にしばらく気付かなかったほどサクラは影の薄い子でした。

その後も恋心に満ちたシロキやルイの追いかけから逃げ回り、
黄色と(大人)黄白の主導権争いに巻き込まれまいと警戒し、
やや遅れて現れた(現在の)キジロと、身を隠しながら食べに来ていた。
当時はサクラもキジロも推定1才未満、サクラの左耳は既にカットされていた。

勝手口で中のちび太の鳴き声に反応するサクラ

やがてシロキを保護、争っていた2匹は自然に消え、ルイがFIPで急逝。
その2年前の秋以来、わが家の家裏はサクラとキジロの時代が続いています。
みう(当時おかあさん)とソトチビの1年半を抜いて、最も長くなりました。

そのサクラとキジロの関係は。
キジロの来訪は夜が多く、昼型のサクラとは殆ど会わない。
警戒心の強いサクラは小食早食いで、その代わりに何度も食べにくる。
昨冬は、サクラのいる寝床の上でキジロが休んでいたこともあった。
みうソトチビのように仲睦まじくとはいかなくても、まあ相互不可侵でいるらしい。
と、思っていた。

この春あたりからキジロが昼にも来るようになり、不意の接触事故も数回。
この3年の間にサクラの警戒心が薄れてきたことあるのだろう。
小さな声ではあるが「ギャッ」と叫んだり「ミュウミュウ」と怯えたり。
サクラはひたすら逃げ、キジロも追いかけはしない。
まあ、大事に至ることも騒動になることもなかった。

やや、サクラがリビングの窓から覗いてる

しかしここにきて、雨日が多いせいかキジロが家裏に居座ることが多くなった。
同時にサクラの出番がめっきり減った。
そこでサクラのとった苦肉の策。
サクラは、庭側に現れるようになったのです。

かつてのルイのように、リビングや和室の外から中猫たちに挨拶するサクラ。
一番興味のありそうなのはちび太。
ニャーだってまんざらでもなさそう。
困ったのは保護者。何しろ庭側にご飯出すのは結構面倒臭い。
それに夜雨戸が閉まっているとサクラの声は殆ど聞こえないのです。

中のちび太にご挨拶

先日の朝、リードで外にいるニャーにご飯を出したところ、何とサクラが来て食べ始めた。
これにはさすがのニャーもちょっとおしおき。
「ギャッ」と叫んで逃げたサクラ、家裏ではキジロが食べてる最中でした。
その日は午後にまた恐る恐る食べに来たけど(勝手口)、自分の型が定まらないサクラです。

それにしても、当初は姿すら確認できなかったサクラが随分進歩したもんだ。
何より、少々のことには動じない度胸がついた。
この家は何があっても自分を見捨てないのだと理解してもらえたのだろうか。
そんな相互信頼が醸成したら、何よりです。

ニャーに気に入られたら鬼に金棒だけど・・

コメント
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