今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

ハンストする猫

2022年01月15日 | ケン(ちびたん)とコミケ
猫がずるいのか、自分が甘いのか。
どうにも "してやられた感" が否めないこの頃です。
しかも相手は、まだ子猫のちびたん。

膝の上でゴロゴロ状態(昨年11月、保護してひと月過ぎた頃)

「家庭内ノラ」の立場にますます磨きをかけてきた。
近づくどころか、目が合っただけでさっと部屋から逃げ出す始末。
かつてケージ暮らしの頃は抱かれて喉を鳴らしていたのが嘘のよう。
ご飯をくれる人という認識はあるらしく、支度中は他猫と一緒につつましく待っている。
でもいざ差し出せば「シャーッ!」、そして一目散に逃走。
なのでちびたんのご飯はいつも「置き餌」です。

興味と警戒=陰(部屋の外)から見つめてきます

最近は、どうやら危害を加えない相手ということがわかってきたらしい。
で、安心したのか、穏やかになるどころか逆に攻撃性が出てきた。
油断すると爪出し猫パンチを食らいます。
まあ、育て方のまずさがブーメランで返ってきたようなものでしょうか。

先日、そのちびたんが突然食べなくなった。
それまでは華奢な身体の割には他猫の倍は食べる大食漢。
拒食がまる1日くらいになると、こっちも気になってくる。
何しろ突然のこと、真っ先に考えたのは異物誤飲か口内の傷。
どっちにしても通院しないとわからないし、レントゲン検査も必要になる。
と、思案しながらとりあえず流動食などいろいろ試してみた。

すると突然、食べ始めたのです。
実はちびたんとシロキは大食漢なので、最安の缶詰を増量に使っていたのですが、
結局、その増量を止めただけで食べ始めた。
今では従前より量はやや少なくなったけど、他猫と同じように問題なく食べてます。

猫社会ではまずまず、リビングでもしっかりくつろいで

あれはハンストだったのだろうか。
いやいや、猫に「欺く」だとか「交渉する」だとか、そんな思考はありません。
あくまでも自分の気持ちに忠実、行動は嘘偽りなく気持ちを反映する。
本音一直線の純情、でもそれだけに厄介なこともある。
食べないときは本当に食べない。
人間のように、背に腹は代えられないからいざとなったら食べる、なんてことがない。
食べないときは食べ物として認識してないので、死んでも食べないのです。

2階の出窓で日向ぼっこが日課(右はチキン)

つまりハンストのつもりではなくても、結果的に最強のハンストだ。
妥協の権化のような人間がかなう相手ではない。
かくしてちびたんに限らず、サクラにモドキや家猫たちも、ご飯のグレードをどんどんつり上げてきたのです。
ああ、その一方で、いまだに嫌な顔ひとつせずに最安缶詰でも食べてくれるシロキ。
手間もかからないし、なんと保護者孝行なのかと後光が差して見えるのです。

リビングで日向ぼっこ(ニャーとちびたん、手前のシロキには後光が??)

コメント
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