私事で恐縮ですが(と言ってもブログ自体が私事だけど)、また心不全の話です。
最近では上皇陛下が罹患したりアントニオ猪木さんの訃報でも聞かれました。
とても怖い病気で、その予後はガンより悪いらしい。
しかも不治の病なので発症後は進行悪化を抑えることが努めになる。
自分は今頃になって本気で勉強し、その内容に驚きそして焦っています。
是非健康なうちに「心不全とは」で検索し、徹底的に調べておくことをお勧めします。
6月に文字通り九死に一生を得た自分は、その後は幸いに普通の生活に戻れた。
当時の記事タイトルが「昭和の男はヤワじゃない」・・緊張感のなさを反省しております。
自分には高血圧、高血糖(糖尿病の一歩手前)、不整脈などの基礎疾患がある。
不整脈については(確か「左脚ブロック」だったか)特に手当もしていません。
これらのことを、もう一度先生とよく話してみようと思っています。
写真は本日昼下りの家猫たち(ちび太、リン、ポニー、チキン)
話は先々週に遡ります。
6月以降は汗をかくほどの仕事や運動を控え、その他は普通の生活を送っていました。
その後8月に利尿剤を減らし、それでも体調がいいので先々週に利尿剤中止。
しかしその時の採血検査結果で心不全の再発が翌日にわかった。
病院から連絡が来たのに、自分はその電話を見逃してしまったのでした。
先週初めに、息を吐く度にまたヒューヒューと肺が漏れたような音がし始めた。
そして息苦しさも感じ始めた。
その時は自分の判断で余っていた喘息の薬を服用。
その頃から妙に首回りと肩が痛くなり、何か寝違えたのかと思った。
一方店では久々の運動を余儀なくされる事態が。
ゆっくりではあるが、モドキの捜索で30分ほど歩いた。
夕方になるとココレオの収納で歩き回る時間がさらに増える。
その度に、動悸が激しくなっていった。
キー
水曜日に呼吸困難がさらに悪化、しかも首回り肩痛までが悪化。
けだるさと顔の火照りで夕刻には動けなくなったが、ひとり残って何とかココレオを中に入れた。
21時帰宅。もう動けなかった。
6月時同様例によって横になると息ができなくなり、眠ることもできなくなった。
足首が多少むくみ始め、体重が4日で5kgも増えていた。
横になって寝ることができないので、一晩中いろいろ調べました。
そして「放散痛」という言葉に出会った。
本来は心臓の痛みが、神経が同じ場所を通っているために他部位の痛みに感じてしまうこと。
肩凝りの塗り薬が効かないわけだ。
寝違いなどじゃなく、心臓異常の可能性があったのでした。
クウ
翌朝病院に直行。心不全の再発を知った。
先生は「おお、ようやく来たか」とずいぶんのんびりしている。
不整脈の件もあるしどこかで精密検査を受けたいと申し出たが、とりあえず・・、
利尿剤を再開するだけ。
ネットで調べた肩痛=狭心症や心筋梗塞の可能性も、「いや、これで治るよ。」
その日から利尿剤の初期量服用を再開した。
が、その夜も呼吸困難は続き、横になれず寝ることができず、首回り肩痛も引かず顔の火照りもひどくなって氷嚢を使うほどになった。
30分おきにはトイレに行った。
しかし明け方には、いつの間にかベットで横になって眠っていたのでした。
ニャー
たかが利尿剤、されど利尿剤。
利尿剤の効果は格段に大きく、翌朝には首回り肩痛や顔の火照りは治まっていた。
そして多少の息苦しさは残ったが、ベットで横になって眠れるようになった。
その翌日、つまり昨日には息苦しさもほぼなくなった。
体重は3日で8kg減っていた。
ただ階段の上り下りを3度続けたとき息が上がり、首回りが少し痛んだ。
やっぱり関連してるんだな、と思いました。
心不全は身体中(特に肺と足首)に水が溜まる病気です。
今回は息吐く度に肺がヒューヒュー鳴ったとき、喘息などと勝手に判断したのが間違いだった。
だが直接的には利尿剤を減らしたことが、再発の原因だと先生は思ったようだ。
心不全は再発を繰り返し、その度に悪化してステージが悪くなる病気です。
だから再発させないことが重要な対処法なのです。
一方利尿剤には、特に高血圧の自分には副作用もある。
なので投与のバランスが重要なのです。
ケン
今回は本当にいろいろ勉強しました。何より大事なことは、心不全の予後が悪いこと。
自分は平均寿命まで生きられない可能性が高くなった。
余生に何か期待があるわけじゃないけど、自分には長生きしたい理由がある。
今、お世話している猫たちを幸せにする責任です。
彼らの幸せな終生を、見るか確信するまでは死んでも死に切れません。
なので、これからは節制に努めようと決意した次第です。
今回も多大な迷惑をかけてしまった他ならぬ伴侶のためにも。
(妻は本日自分に代わって出勤中。)
シロキ