本記事は前記事「余命3ヶ月半、持って半年」の続編です
死期が近づいた猫は人目や猫目を避ける、と前記事で書きました。
でも保護者を信頼する家猫の場合、むしろ保護者に甘えてくるという記事もあった。
特に保護猫には、抱かれたり掴まれたりは嫌だけど本当は甘えん坊という子が多い。
わが家ではちび太、ポニー、キー、リンそれにレオもそうだが、とりわけ甘えん坊なのがシロキなんです。
とにかく遮二無二膝に乗ってくるし、寝れば上に乗ってくる。
去年の12月、ストーブを出したら早速ポニーと定位置に
そんなことを思い出して、その夜は反吐まみれのシロキを抱いて寝ました。
自分が寝落ちしてその間にシロキに逝かれたら一生後悔すると思って。
かつてオジンベッド争奪戦に負けて諦めていたシロキ。
子猫のように嬉しそうにはしゃいでいるのが伝わってきた。
その夜はシロキも熟睡。夜中に一度トイレ水飲みに起き、また布団に戻って来た。
夜明け前にも起きて、今度は押入れの箱に納まった。
翌朝、シロキは久々に自分から下りてきました
翌朝自分が猫ご飯の準備をしていると、シロキが下りて来た。
以前のように早飯組に交じってうろうろしている。
その時はスープを少し舐めて2階のオバン部屋出窓に。
他の猫が一段落して、シロキにチュールカリを上げたら食べ始めた。
しばらくして空になっていたが周囲に他の子たちがいたので誰が食べたかわからない。
昼間、今度はサクラ部屋の出窓で同じことがあった。
小袋1袋。わずかな量だけど、2日半何も食べてないシロキにとってはえらい違いだ。
まさかな、食べるはずないよ・・。
しかし夜になって、自分の見ている前でチュールカリ1袋食べたのです。
スープも少し飲んだ。
朝は恒例のオバン部屋出窓で (中;ちび太、右:サクラ)
それからのシロキは一進一退ながら少しづつ食べ物の範囲を広げています。
毎晩オジンと寝て、リビングやキッチンにもよく来るようになって、何より明るいところを好むようになってきた。
投薬はうまくいったり失敗したり。
うまくいった次の日は空腹を感じていることもわかってきた。
もう少し尿毒が下がれば本格的に食べ始めるに違いない。
そして貧血が改善したら、輸液ができる。
すべては食べることから始まるのです。
シロキよ、あと一歩だ。
頑張れ、シロキ!