最近キジロの記事は少ないけど、「優等生」「安定」といった言葉に満ちている。
2018年の暮に家裏にやって来た頃のキジロはまだ子猫だった。
当時は怖いおじさん猫たちが来ていて、キジロは半年前にやって来た子猫のサクラとともに恐る恐る合間を縫って食べていた。
やっとこさ見つけた餌場。頑張る2匹に当方も応援したものです。
2019年のまだまだ寒い冬、まだあどけない顔のキジロくん(再掲)
年が明けて2月になると、ルイが現れておじさん猫たちを駆逐した。
ルイはサクラには♡になったけどキジロには無関心で、キジロとサクラの生活は少し安定した。
その年の秋、ルイがFIPで急逝。
以来キジロはサクラとふたりで家裏の餌場を守って来た。
♂♀だけど、発情することは一度もなし。
昨年の秋には口内炎のサクラを家中に保護したが、キジロはその後もひとりで頑張った。
今の優雅で安定した生活は、キジロの頑張りの賜物です。
ただ、山の手から来たサクラが生活の場を当街地周辺に移したのに対し、
草原の向こうから来た(と思われる)キジロは通いの生活を続けた。
キジロは食べに来たときは街で見ることもあるけど、普段は殆ど見かけることがなかった。
だけど冒頭述べたように、キジロの安定感は外猫としては群を抜くものでした。
昨年の梅雨頃のキジロ・家裏で
昨年キジロが来なかった日は6日。今年は7月まで3日。
4年半強と付き合い期間が長いだけでなく、ほとんど皆勤賞なのでその密度は断トツだ。
来る時間帯もこの春頃からは朝晩2回で安定してきた。
いつ来るかわからない他猫と較べ、"優等生"と言いたくなるのも無理ないかと。
今夏の猛暑が来ると、キジロの来訪も夜だけになった。
休養前記事「みんなみんな元気です」(8/11大家族カテゴリ)では夏バテかもしれないと書いた。
食欲が少し落ちたな、くらいに思ってたのですが、その後キジロの様子が一変したのです。
今年の春、家裏でのんびり
4日置きに一度、3日置きに一度と来ない日が増え、8月の下旬には3日続けて来なかった。
その時はさすがにあちこち確認して回ったが、事件事故情報なし。
病気で弱って養生してるとか、どこかに閉じ込められてしまったとか・・。
やがて現れたキジロは、様子も食欲もいつもとまったく変わりなかった。
しかしその後も空け日は増え続け、最近の10日では2日しか来ていません。
この4日ほどは音沙汰ない状態が続いています。
最後に見たキジロはいつもとまったく変わらなかった。
食欲も食べっぷりも満点だったし、食べた後物欲しそうに残っていた。おかわり出したら食べずに帰るので、「おいっ」と呼んだら振り返ってこっちを一瞥してそのまま消えた。
それがキジロとの最後になりました。(今のところ。)
おそらくキジロは新しい場所を見つけて、自分の意志で当家に来ないのだと思います。
当ブログではこんな時に繰り返し書いている言葉がある。
「出会いがあれば別れがある。シッポの生えた天使たち。」
キジロは当家と別れても、他のどこかでお世話になってその人たちを癒していくことでしょう。
果たしてキジロはシャッポやソトチビのように懐かしニャンコの仲間入りするのか。
それともモドキのように元の生活に戻ったり、ダイフクのように再び顔を出すのか。
ここしばらくが分かれ目です。
先月の25日、今のところキジロの最後の写真です
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