今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

気心の知れた猫 ~やっぱりニャーが一番だ~

2018年12月26日 | ニャー
ニャーが保護部屋に乱入して、シロキを襲いました。
シロキはまだ馴らしの最中で保護部屋です。保護部屋は和室なので戸襖にあおり止めを付けて鍵代わりにしていますが、朝夕の食事や掃除時は出入りが多いので鍵をかけていなかった。その隙にニャーが襖を開けて乱入、ケージの外にいたシロキに"おしおき"をしたのです。この2匹、シロキが外にいた時代にも繋がれニャーにおしおきされたことがあって、言わば因縁の仲。

ニャーは自分(オジン)を見ると、「やばいっ」とばかりにシロキから離れて洗面所の棚の上に逃げ込む。そして目をうるうるさせて身を屈めて体罰に備える。ニャーはもうオジンが怒るとわかってるんです。その気配に他の猫たちまでが一目散に逃げ隠れる。今は手を上げることはしないけど、止めさせたい一心で咄嗟の大声はでてしまう。でも最近になって、じっと睨みつけるだけでこっちの意思が伝わることがわかりました。これなら他の猫たちには影響なさそうだ。


最近は他人行儀な行動が目立つニャー

こんなことを繰り返しているせいか、ニャーとの関係が随分疎遠になった気がします。呼んでも躊躇して来なくなったり、自分が寝るときは定位置だった枕元にもいなくなった。いつも一緒だった感覚が、今のニャーにはないのです。もちろんそう感じているのは自分だけじゃないだろう。ニャーは何も言わないが、夜中に目が覚めてリビングに下りていくと、あらぬ所でひとりポツンと寝ているニャーの背中がすべてを物語っているのでした。

猫であろうが人であろうが、相手が誰であってもニャーはよく観察します。そして相手の動きや状態に合わせて行動する。かつてのテツがそうだった。そのニャーの行動原理を理解すれば、意思の疎通を図ることも可能になる。外に出たいときは、こっちが玄関に向かえばニャーは何処にいても跳んでくる。リードに手がいけばもうニャーのもの。でもこっちが所用で出かけるとき、ニャーはやはり跳んでくるけど直ぐにわかるのだろう。黙って引き返す。

まだテツほどではないが、オジンの状態(感情)も読み取るようになった。こっちの精神状態がいいときは何かと傍にいるが、悪いときは近寄らない。ニャーはとっても遠慮深い猫なのです。いつもリンをいじめているようだけど、コタツを回ってオジンに寄ってきたときに膝の上にリンがいると、黙って後ずさりしてひとりポツンと横になります。人にも猫にも気を遣う猫。自分はそんなニャーが大好きだった、はずなのに・・・。


ひとり寝が寂しそうなニャー

ニャーとの関係は、いつからこんなに疎遠になっちゃったんだろう。
2匹目、3匹目と大家族になるに連れて、いつも気にかけていたのは先住ニャーのストレスだった。ニャーは保護者との蜜月を求める猫。保護者の寵愛を一身に受けたい猫。でも大家族になってそれが敵わなくなった。大家族の猫はみな平等。ノラだって保護猫だって先住猫だって、差別されることなく幸せになるべきだから。それが自分の信条であり方針でした。
でも、待てよ・・。

それはそうだけど、だからと言って猫をみな公平に(同じように)扱う必要があるのだろうか。特別な猫はやっぱり特別なんだ。新しくお迎え(保護)した猫には、それはわかってもらうしかないではないか。そして、それでもこの家はいい家ですよ、ノラより遥かに幸せな生活が待ってますよとアッピールすればいい。なのに無理に公平に扱おうとするから、ニャーのような気心の知れた猫の期待を裏切って寂しい思いをさせちゃうんだ。ひと昔前のようにわが家にいるのがニャーだけだったら、自分はどのようにニャーに接していたか。ニャーはそのときと同じように自分と付合いたいだけなんだ、ということに気付いたのです。


身近にある大切なものは見失い勝ち?

あーあ、自分はテツのアドバイス(11月9日付)を全然わかってはいなかった。ニャーのストレス軽減法、それは自分自身の行動の中にあった。他のどの猫よりも保護者を想い、保護者を見ているニャーだからこそのストレスだった。これからは、ニャーにしっかりと伝えていこう。ニャーがまた、自分の枕元で寝てくれるようになるように。
1.オジンがニャーを大好きなこと
2.オジンがニャーをとっても信頼していること


ニャー、もうお前の期待は裏切らない



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 来たれ、夜の訪問者 ~ソト... | トップ | にゃんとも(猫友)2018 »

コメントを投稿

ニャー」カテゴリの最新記事