この2匹は因縁の間柄なんです。
昨年の秋、サクラとキジロが家裏に食べに来て3年ほど経った頃。
臆病で警戒心の強いサクラが、キジロは安全だと少しづつ慣れてきた頃でした。
親離れしたのか捨てられたのか、子猫のケンが現れた。(当時の名前は「ちびたん」)
そしてようやく見つけた餌場に、生きていこうとケンも必死にしがみついた。
昨年の秋、家裏に現れた頃のケンはまだ子猫だった
家の中に余裕のない当家では、新ノラが来ればまず外でお世話できないか様子を見ます。
ケンは子猫ながら大丈夫そうだった。
が、問題はサクラでした。ケンがいると家裏に近寄れないのです。
ケンが離れたときだけ忍び足で食べに来るけど、そのうち殆ど食べれない状況になった。
それでケンの緊急保護を考えたのですが、"お友達になって穏便に保護する"時間はない。
それで、それまで忌み嫌っていた罠(捕獲機)を借り、初めて試してみたのです。
結果は(多分まぐれで)思いのほかうまくいった。
それからいろいろあって、ケンは未手術のまま家庭内ノラとなって現在に至る。
一方サクラはこの秋に体調を崩し、家に保護して今は保護部屋暮らしだ。
ケンのように攻撃性はないけど、保護者に馴れず近寄れば逃げ回る。
先日の手術予定も発熱のためできず、結局まだ未手術のまま。
今のままでは2匹をいっしょにできない。家庭内ノラか保護部屋か。
サクラは臆病なので、無理に保護部屋から出しても隅に隠れたままだろう。
それで今の割り振りにしています。
当初は添い寝もできたケンだったけど・・(その後ノラ返り)
ケンは人はダメだけど、猫社会ではそれなりにうまくやっている。
他猫と馴れ馴れしくとはいかないが、頼りになる兄貴分のチキンが遊び相手もしてくれる。
好奇心旺盛、持ち前の気の強さで、臆することは何もない。
ただ、人が苦手なので廊下など離れた寒いところからリビングを見ていることが多い。
リビングに人がいなければ他猫に混じって暖まっている。
家猫生活を満喫というわけにはいかなくても、ストレスを溜めるほどでもなさそうだ。
そんなケンに降って湧いたような災難、ちび太の変化です。
この秋頃から狙われるようになって、とうとうケンも2階ベッド下の住猫になった。
(注:2階ベット下は弱くて小柄な子の共通の避難場所。)
ただ、ちび太の根城がオジン部屋なのとケン狙いが気まぐれなので、ケンも困るほどではない?
と、思っていた矢先の、先日の流血騒ぎでした。
キッチンの奥(勝手口)からリビングの様子を伺う
あれほどの血がどこから出たのかいまだにわからず、右後足もまだひきずっている。
声も出さず音も立てず、毛と血だけが大量に飛散するという静かな勃発だった。
でも、その後のケンに悲壮感がまるでない。
むしろ今までよりリビングにいる時間が増えたようだ。
ちび太がいても、警戒はするが逃げる様子もない。
何かあっても保護者が止めてくれると確信したような・・。
で、当方もあまり気にすることなく過ごしています。
それよりどうやってケンを確保するか。ストレスを最小限にする方法は?
これはココにも通ずる話。いつか来る手術の日までに、予行演習くらいはしておきたい。
大きなたも網を探したけど売ってないので、今は投げ網方式を検討しております。
リビングにて (手前はニャー)
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