子育てって、つくづく大変で偉大なことだと思います。
自分の時代は母親中心で、自分は殆ど役に立ってなかった。
3人の子供が無事育ったのは古女房殿のおかげと、今更ながら感謝感服です。
ところが最近になって自分も経験するはめに。
と言っても、子育てならぬ"猫育て"です。
家で8+2匹、店で2+2匹の猫たちのお世話をしていると、彼らの個性が見えてくる。
人間のように善悪はないし、虚栄心も競争心もないからそんなに差があるわけじゃない。
ひとつ言えること。猫はみな甘えん坊だ。
道端で遭遇した牙を剝いてくる野良猫だって、警戒心が強いだけ。
わが家ではまだ触れないクウも、事あるごとに甘えているのがよくわかる。
かつて、ニャーは猫同士よりも保護者との蜜月を望む猫、とよく書いた。
でもそれは訂正します。
家猫はみな同じ。保護者との蜜月が最高の幸せなんだ。
ただその伝え方は違って、クウのように触れなくても、ニャーのようにベタベタしなくても、
やっぱり保護者のことが最大の関心事。
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今日の主役は、ポツンと離れて食べる"あの子"です
そんな中、わが家にはちょっと変わった表現をする子が。
そもそも猫に、はにかんだりいじけたりという感情があるなんて知らなかった。
なので理解するのに時間がかかってしまった。
他の子たちの前ではうまく甘えられない、ちび太です。
甘えん坊ちび太は、気心のやさしい世話焼きタイプ。
ガタイが大きくても恐れられてはいない。
キーには甘えられるし、シロキの唯一の遊び相手だし、悪ガキ2匹のよきお兄さんだ。
時としてリンやニャーに当たるのは、自分も保護者とそうなりたい気持ちの表れか。
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キーに甘えられるちび太兄ちゃん
今年の夏前、ちび太は夜の寝場所をオジンベットから1階リビングへと変えました。
枕元で相寝るニャーの存在が気になったらしい。
天真爛漫のお株をすっかり奪われたチキンの参入も気になったのだろう。
オジンベットから横のPCラック、そして押入れへと寝場所を変え、ついに1階に移した。
ちび太と自分は、長年続いた"相寝仲間"を失いました。
リビングにいると、猫たちが代わる代わるに「撫でて~」と甘えにくる。
甘え方にはそれぞれ特徴があって、隙をみてはやってくる。
一番熱心なのはリン。ニャーも時々やってくる。
チキンとシロキは、オバンが優先だけどいないときはやってくる。
寄れば逃げるキーとポニーも、座っていればやってくる。
来ないのはちび太とクウだけ。
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寝床探し? いろいろな箱を開拓中です
夜も更けて、オジンが2階のベットに向かえばすかさずついてくるちび太。
ふたりだけのときはスリスリなめなめ、思い切り甘えてくる。
やがてニャーが来てチキンが来ると、いつの間にか1階に下りている。
そして最近、何とも物悲し気なちび太の鳴き声が聞こえてくるのです。
寂しさに耐えられないといった悲痛な声。
やがて鎮まるまで、こっちも落ち着いて眠れません。
さて、どうするか。
昔、長女が小学4年の頃、自分にくっついて離れないときがあった。
邪険にはできないしあれには困ったけど、いろいろ工夫しているうちに気付いたのは、
遊べるときに徹底して一緒に遊ぶと結構納得してくれた。
ちび太との遊ぶ時間は、まだまだ足りないのかもしれません。
オバンが猫たちの扱いに長けているのは、子育て経験の賜物なのかもしれないな。
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現在の寝床:夜にはカーテンを閉めるので隠れられる
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