『猫たちの澄んだ世界で余生を過ごしたい』
猫の世界への憧れ? これは自分が書いた過去記事の一節です。
そんなこと思うのは、長年仕事一途の生活で疲れが溜まってたんでしょうね。
猫たちと言ってもわが家の猫たちのことです。
で、今はと言うと、まさにその猫たちの世界で暮らしてたりして。
お世話係なので立場は違うけど、嫌でも彼らを四六時中見ている。
果たしてその暮らしぶりは・・。ちび太を例にとって見てみると・・;
今回は久々にちび太の出番です
ちび太は自分(オジン)への依存度が高い猫で、特に冬は一緒に寝起きしています。
朝自分とちび太が起きるのは8時頃。朝一速攻で少量の早飯食い。
本チャンの朝飯(ウェット)は10時頃で、それまでは2階のオバン部屋で日光浴。
ヒマにまかせてケンにちょっかい出すこともしばしば。
朝飯(ウェット)を済ませるとリビングや物干部屋で日光浴。
リビングでは1時間ほどしかないが、部屋を渡り歩けば5時間くらいは日に当たれる。
12時から13時の間にカリカリを食べ、その後はだいたい睡眠時間。
ちび太はベッドに被せたブルーシート(BS)の下に潜って寝るのが定番。
BSカバーはココの粗相防止で始まりました
18時頃になると起きてキッチンで夕飯待機。夕飯ウェットは19時~19時半頃。
それからの夫婦揃っての夕飯時がちび太のお楽しみ時間。一緒に食卓を囲みます。
おかずにお肉や魚があれば目の色を変えてとにかく粘りに粘る。
ちび太の特技は怒られようが何だろうがまず懲りないこと。
夫婦の夕食が終わるといつの間にか消えている。
その後夫婦揃ってビデオ鑑賞。この時間帯にもたまにケンにちょっかい出す。
22時半から23時頃になって夫婦が動き出すと猫たちが再び集まります。
もちろんちび太も。そして23時半頃までにはカリカリを済ませる。
ちび太にとってはここからが問題。オバンが寝て、猫たちも寝に入る。
ところが自分(オジン)は昔から大変な夜更かしで、就寝時刻は2時~3時。
ちび太は寝たくてもオジンが寝てくれない。
仕方なくリビングのソファで寝たり、またケンにちょっかい出したり。
保護者の食卓で粘るちび太
夜自分が床に就いて30分くらいすると、ちび太が布団に入ってくる。
自分が寝ている間はちび太が何をしているのかわかりません。
オバンによると、時々ケンの叫び声が響き渡って飛び起きることがあるそうだけど、
まあ、布団の中に入ったり上に乘ったりしてだいたいは朝まで一緒に寝ています。
ちび太の一日はこんな感じ。これが毎日毎日続く。
まず思うことは、家猫の生活は保護者次第だということ。
外のノラたちだってその暮らしが人間次第だと言うことに変わりはないけど。
要は彼らが楽しく過ごすのも不幸になるのも。人間次第だということです。
次に思うのは、猫の世界には競争がない。
隠れたりとかフェイントをかけることはあっても、権謀術数の類もない。
近所付き合いというのはそれなりにあるらしく、気の合う合わないもあるようだ。
人間関係ならぬ猫関係が変化したりもする。
相手に対する気遣いはなく、あくまでも自分が中心なのです。
でも遠慮したり我慢することはあって、いたずらな衝突を避けている。
ちび太には苦手な相手がいないので、不都合を感じることも少ないだろう。
要は自分の性格次第ということか。
ニャー一派の雄姿 (左からチキン、ニャー、ちび太)
最後に思うことは、これが平穏な暮らし? 安全安心な暮らしなのだろうかと。
毎日が同じ。それが本当に猫たちの望む暮らしなのだろうか。
ノラだったらもう少し刺激はあるだろうけど。
ちび太に限らず猫たちを見ていると、毎日つまらなさそう。
遊び場を設けたりとか遊んであげるとか、そういうことで解決する問題でもなさそうだ。
ちび太がケンにちょっかい出すのは他にすることがないからだ、と思えてしまう。
自分がちび太だったら、毎日の倦怠感に鬱屈しておかしくなっちゃうだろうな。
向上心と無縁の猫は努力することもないから、それでいいのかもしれない。
猫にだって期待はあるし希望もある。人間は怖いけど期待も大きい。
それが受け身的なのは、人間のように自分で切り開く意識(能力)がないからだ。
ただしそれは猫が人間より劣るということではない。
猫にとっては不必要。それだけのこと。
でも待てよ。
そうは言っても、わが家の猫たちのQOLは間違いなく向上している。
自分は何の努力もしないのに保護者にそれをさせているのだ。
いかれた人間に出会うリスクはあっても、それが猫の能力だとすれば・・。
人間より上手なのかもしれません。猫の能力恐るべし。
ちび太よ、お前はオジンより上手なのか?
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