今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

テツとの対話その8・猫年齢とノラの話

2017年03月10日 | (故)テツ 
やあテツ、久しぶりだね
そっちでは相変わらず元気にしてるかい?
こっちは新入り(テンちゃん)のおかげで忙しいよ
テンちゃんは10才を越えて12才くらいらしい
まあ、人馴れしてるから純然たるノラじゃなかったんだろうな

実はそれで、テンちゃんの年齢をちょっと調べてみた
12才って、人間で言うと64才だって
1才のニャンコは人間で言うと17才
享年19才のお前は、人間で言うと92才

え? もっと若かったって?
うーん、そうだよなあ
お前はそっちに行く半年前までは
高さ1mの洗面台に飛び乗ってたんだから
92才のオジンが走り高跳びで新記録を出すようなもんだ


テツ12才の頃


19才でも洗面台に飛び乗った

どうやらこの換算方法に問題がありそうだ
そもそもハナの22才なんて載ってもないし
表によっては「仙人モード」なんて書かれてたりして
要はニャンコの長寿化に対応できてないんだな

でも、ニャンコの1才が人間の17才ってのは納得
思春期というか青春と言うか
肉体の成長に精神の成熟が追いつかないんだな
人間もニャンコも同じ
人生(猫生)で一番いい時期かもね
なあテツ、それにしてもお互い、トシ取ったもんだ


晩年はたまに恍惚?状態に

ところで、ノラの平均寿命4才として、人間で言うと32才
平均で32才かぁ、さすがに若すぎるな
何でかって?  統計はないけど
子ノラの餓死や寒中死が圧倒的に多いと思うよ

他のネコ科は野生でも10年以上生きるのに
整備された都会は食べ物がないから
故郷の草原や密林で暮らすより厳しいってことだ
やっぱり、本来の寿命は全うしてほしいよな

生まれて直ぐわが家に来たから知らないだろうけど
テツよ、お前もノラの子だったんだ
なのにお前はたくさんの幸せをくれた
その幸せを少しでも
出会ったノラたちにわけてあげたい
どこまでできるかわからないけどね

だからテツよ
またこっちでやることが増えちゃった
悪いけど、もう少しそっちで待ってておくれ


激ヤセながらおだやかな晩年だった
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ストーカーに狙われたおかあさん

2017年03月07日 | (故)みう(おかあさん)
またまたドッキリタイトルになっちゃってすみません。おかあさんと言っても、もちろんいつものおかあさんの近況です。

朝晩はまだ冬の寒さですが、このところ日中はすっかり春めいてきたのでおかあさんの動きも活発になってきました。相変わらず断続的にやって来るソトチビに誘われるのか、日中はまったく見かけない日もあったり、かと思うと二匹で庭先をうろちょろしてたり。 しかし夕方になると、家裏の寝床周辺に戻っているようです。

まずは最近(このブログで)流行の、ソトチビとのツーショットから。
      
         
  暖かくなっってきて、このツーショットもいよいよ終わりかな

ただこの二匹の関係、互いに執心しているわけでもなさそう。相手に気づいても、歓待するときもあれば「あら、いたの?」程度の感じのときもある。とは言えソトチビの面倒をよく見るおかあさんです。

自分が休みの日に庭で作業をしていると、何処からともなくやって来て傍で見守っています。でも、言うまでもなく窓の中からはニャーの視線が。そのせいか、以前のようにゴロンゴロンはしなくなりました。

       駐車場から
          生垣の下から
             門袖の上から

まさに付かず離れずですが、時々小さな声で鳴いて存在を伝えます。まあ、まだ信頼関係が十分じゃないのでしょう。いろいろしてくれるけど、もしかしたら下心が、なんて思ってるのかもしれません。

ところが3月に入ったつい先日のこと、本当に下心を持った輩が現れたのでした。
夕方にカイロ交換作業を待っていたおかあさんが、盛んに出口の方向を気にしてます。はじめは気づかなかったけど、よく見るとニャンコの顔が。しかもじっとこっちを見てる。

      
     出口の左側からニャンコの顔が覗いてる!

そろそろと動き出したおかあさん。そっと追っていくとそのニャンコは逃げていきました。しばらくして戻ったおかあさんは緊張した面持ちで寝床へ。自分も家に入ろうとしてふと見ると、今度は反対側から先ほどのニャンコがじっと見つめていたのです。

       
         今度は反対側の隣地から

敵か見方かわからないので、とりあえず見張りました。おかあさんがここに住み始めた頃一緒にやって来た、「おにいさん」に似ているけどちょと違う。よく見ると一才そこそこの若者か。 うん? それで何となくわかったような。

そう、もう恋の季節なんです。この頃の♂ニャンコはとても積極的で、かつては自分が抱いていたハナやくもにさえアタックしてくるほどの勇敢さでした。でもそのニャンコはまだ若いので遠慮がちだったんでしょう、15分くらい経つと諦めて帰って行きました。

しかしその翌日も物陰からじっと。休みだった妻が写真に納めました。

      
         おかあさんのストーカー

それ以来この2日ほどストーカーの姿は見ていません。でもとても気になっています。おかあさんに"その気"は見られなかったのですが、今後の変化には要注意。

しかし考えてみたら不思議だ。おかあさんはわが家に住み着いて以来、ずっとフリーだったにも拘わらず妊娠すらしていません。まさかものすごい面食いで・・、なんてことはないだろうし、ことによると手術済?

詳しく調べてみる必要がありそうです。

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名札をつけよう ~シャッポの教訓~

2017年03月06日 | シャッポ
前回の総括記事「迷宮入りしたシャッポの失踪」(2/3)で一区切りとしましたが、もちろん"これにて終了"なんてことはなくて、捜索も続けるし反省会も行います。思い出に耽るなんてまだまだ先の話じゃい。

朗報としては、徐々に暖かくなって、ご近所のガーデニング好きのおかあさん達がちらほら店に戻ってきました。そして時折聞こえる「あらぁ、そうだったの。いなくなっちゃったの」の一声。シャッポがいなくなったのはガーデニングの季節が終わった昨年の暮れだったので、多くのおかあさん方はここにきて初めて知ることになるのです。それで、この力強い援軍に情報収集の期待も高まるわけで・・。

いなくなったシャッポが残していった"贈り物"と言えば;
たくさんの写真
臭いのついた寝床(毛布付)
愛用の食器
オジン(私)の健康(捜索で歩き回る)
教訓その1(かまい過ぎない)
教訓その2(去勢しておく)
教訓その3(名札をつける)

今回はこのうちの教訓3(名札をつけよう)の話です。

シャッポをはじめチビやニャー、おかあさんに付けていた首輪は百均の安いもので、それななりに使えたのですが名札は付いてませんでした。シャッポが行方不明になったとき、そのことをこんなにも後悔するとは夢にも思わず。

そうなんです。ニャンコはそれほど唐突にいなくなるんです。まったく予想だにできない状況で。だから全国のニャンコの保護者様、備えあれば憂いなし、ウチの子に限ってなんてことはないと思って、必ず名札をつけてやって下さい。もちろん地域猫さんも同様です。

で、名札付きの首輪について調べました。
殆どがワンちゃん用ばかりで、ニャンコ用のは少ない。また、最近流行のワンタッチのものは外れ易いので、穴留め式(ピンバックル)の首輪がお勧めです。ニャンコにもよりますが、ワンタッチのものだと、シャッポやチビは月に1度か2度は失くしていたので。

名札部分はだいたい2cm角くらいの大きさです。ネット通販などではプレートだけでも売ってますが割高なので、近くのホームセンターを回って見つけました。ピンバックルでも途中に強化ゴムが仕込んであって安全装置になっています。

      
  下が従来品(百均)、上が名札付ピンバックル(500円くらい)

次に名前の書き方です。
もちろん、ニャンコの名前を書いても意味がありません。失踪した際保護してくれた人がわかるように、極細マジックペンで自分の苗字と電話番号を書き込みます。電話番号は市境とか特別な地域を除いて局番は不要でしょう。なるべく書き込む文字数を少なくして、その分文字を大きくしたいからです。

書き終わったら、消えないように上からセロテープを貼り付けます、セロテープが丸まったり剥がれたりしないうようにプレートの裏表を使って工夫します。様子を見ながら、必要に応じて貼り替えるといいです。

さて、さっそくニャーの首輪を交換しました。
       プレート裏
           プレート表

これで安心。次におかあさんです。
前回のおかあさんの記事では、うまくできるか少し不安気に書きましたが、実際には難なく交換できました。(既に昨日のソトチビの記事にも写ってた。)

       首の後ろ側(横にあるのが前の首輪)
           前から

一見きつく付いてるようですが、この二匹は毛がふさふさしているのでそう見えるだけです。また、リードをつけて外に出るときはこの首輪は使わず、子犬用の首輪を使っています。ニャンコが首輪抜けを図ったときの力は想像以上に強いからです。

どうです? これでまずは一安心。
シャッポの反省会はまだ続きます。でも捜索関係の記事は、街のノラたち探索ということで「その他カテゴリー」に移動することになります。

      
       この記事の主役はこちら、シャッポでした


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ありゃ、サクラになったソトチビ

2017年03月05日 | ソトチビ
ソトチビです。
前回の記事(2/13)以降も、相変わらず3,4日に1度くらいのペースでやって来ます。お礼参りなのか、おかあさんに会いに来るのか、小腹が空いたのか、目的はよくはわかりません。

まずは、おかあさんとの可愛いツーショット。

     2月16日
        2月19日(おかあさんは奥)
           2月25日

25日のときは23日からの3連チャンでした。見かけるのはだいたい朝方でおかあさんにご飯をあげる時。あげると少し食べて帰っていきます。 さてこのソトチビが何処から来て何処に行くのか。実は、初めからある推測がありました。

当家は30年ほど前に開発された小さな住宅街にあります。交通量の少ないバス通りを挟んで広大な草原に面していて、そこは開発当時は水田でしたが今は休耕田です。我々が越してきた直後にバブルが崩壊、下がり続ける地価に所有者が手放せなくなって(?)、おかげ様で今でも目の前に草原が広がるという、のどかな光景を維持しています。

その草原に沿って旧農家さん(地主さん?)の家が点在。昔ながらの広い敷地を生垣で囲って、藁葺きの納屋があったりとよくある田舎の風景です。そのうちの少なくとも2軒がニャンコを飼っていて、200mくらい離れた家では3ニャン、500mくらい離れた家では10ニャンくらいのニャンコが庭先でくつろいでいるのを見かけます。

外飼いなのか中外飼いなのかは不明ですが、庭も広く周囲が草原に囲われているので問題になったこともありません。そう言えばこの近所ではニャンコの事故も聞いたことがない。減ることも増えることもないようなので、それなりに管理(手術)されているのかもしれません。
近所でノラと言えば、どちらかの家のニャンコかなと思うわけでして、ソトチビやおかあさんもそこからわが家に移って来たんじゃないかと思うのです。

ところでソトチビですが、25日からちょっと間を空けて一昨日顔を出したときのことです。その時は珍しく夕方に顔を出し、例によって勝手口の下でご飯催促ポーズ。で、おかあさんと仲良く食事、昔ながらの光景でした。

      
           二匹で仲良く食事中

と、よく見るとソトチビの左耳にカットの跡が。
サクラ耳を見たのは初めてだったけど、地域猫ボラさんのブログをよく見ているので直ぐにわかりました。でも一番上の写真ではなかったカット。25日のときも、見れば気づいたはずです。 ということはこのカットはごく最近か。そして手術を受けた証なのか。

ソトチビは飼われてたんじゃないのか、地域猫になったのか、何処からかボランティアさんがやって来た? それともその家にボラさんがいるのか。

ソトチビのルーツを探ってみたいという、新たな衝動が沸き起こってきたのでした。

      
           ソトチビの耳カット
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かじり猫, あしらわれる

2017年03月02日 | ニャー
ニャーのお遊び特集です。
ノラだった時代に覚えたのか、独りお遊びが得意です。

その1.かじり猫
     かじって
        かじって
           またかじる

店時代からダンボール箱が大好き。
遊び方はいろいろ、でもこれだけかじるニャンコも珍しい?

その2.ビニタイ遊び
    
    獲物?を狙っておしりを振るニャー

まあ、これはニャンコなら誰でもですね。ボタンやアメ玉を包んだ紙とかも大好き。自分で動かして自分で追いかけるのでこっちは楽。♪

その3.お誘い
    
   独りじゃつまんなくなるとお誘いのポーズ

その4.外で
怖いくせに外が大好き。その理由は鳥です。わが家の庭には果樹が多く、花芽や木の実を狙って鳥たちが集まってきます。巣立ったばかりの雀などはまだしっかり飛べないので、庭でちょんちょん歩き回ってたり。これに野生の本能が刺激されちゃうんですね。仕方ないと言えばそうなんですが、店時代には"前科"のあるニャーなので、保護者の責任をしっかり果たさなければなりません。

ところで昨日は休みだったので、大きくなった実生のポポーを鉢上げしたり、桃の木の大枝を切り詰めたりと久々の庭作業でした。その間約4時間、ニャーは時折場所を変えながら木の枝に繋がりっ放し。すっかり落ち着いた感じでそれなりに慣れてきたようです。

と、何かを発見、急に気を集中し始めました。
    
         獲物発見?

この気を集中させる行動は、ニャンコにはとても大事なことだと思うのです。人間だって刺激のない生活を送っていると早くボケるって言うし。特にニャーの場合は店時代でも、他のニャンコが近づくと必ず自分が先に気づいて不要な争いを事前に避けるという賢明さでした。

でも昨日は敵対行動とはちょっと違う。どこかに鳥がいるのかなと思ったのですが、何しろこちとら視力も悪いし、ニャーと同じ次元で物が見えるわけがない。しかし目を凝らしているうちに、そっちの方角から「ニャー」と聞き慣れた鳴き声が。

おかあさんでした。普段も庭仕事をしていると、何処からともなく現れて横で見ているおかあさん。でも昨日はニャーがいたので近づけなかったのでしょう。

    
         おかあさん発見

ところが、おかあさんはニャーが繋がれていると安心したのか、ニャーの目と鼻の先を通り過ぎて行きました。かつて襲われたトラウマも癒えたのか・・。 そうか、外はおかあさんのテリトリーだから、まだまだニャーより上手なんだよね。

ニャーとおかあさん、再び親交を深める機会が来ればいいけど。


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