今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

幸せになろうぜ! ~ダイフクの道~

2017年03月21日 | ダイフク
最近のダイフクです。
相変わらず元気そうです。近頃は訪問頻度が少し増えました。と言うか、もともと頻繁に来ていたようです。ただ時間帯は閉店間際が多く、少し遅ければスタッフが帰宅して食事にありつけない。ダイフクとしては"空振り"も結構あったのだろう。かつてチビの敵とばかりスタッフに追われ続けた後遺症が、まだ消えてないのかもしれません。

それで最近は少し早く来るようになった。餌場を複数確保して余裕の巡回・・などと前回は書いたけど、世の中そんなに甘くはないのでしょう。彼も日々の食べ物を調達するのに必死なんだな。

      
      少し早めに来て、誰にも気付かれないと待機

先日は事務所の脇で待機しているダイフクを見つけたので、カリカリの他にたまたまテンちゃんが残したレトルトをあげようと箸で出した途端、ダイフクの方から寄って来て箸から直接食べたのです。 すごい鼻息でした。はじめはご馳走(レトルト)に興奮したのかと思ったのですが、もしかしたらあれは、自分から人間に近寄ったのが初めてだったのかもしれない。ダイフクとしては勇気を振り絞って、恐い人間に近づくだけの価値があったご馳走だったとか。

そんなことを経験しながら、ノラは人間に馴れていくのでしょうか。くれぐれも悪い人間に会わないようにと祈りながら思うのです。 悪いのはいつも、人間なんだよね。

      
      レトルトの後はカリカリおかわりの大食漢

ところで、今までまったく声を出さなかったダイフクが最近は鳴くようになりました。誰も彼の存在に気づかないとご飯にありつけないので、事務所の周りをウロウロしながら鳴き出します。 何とその声がシャッポに似てかん高く、シャッポの「キュッキュッ」に対してダイフクのは「ファーッファーッ」と少し長い。少しづつだけどダイフクはまた、我々に心を開きつつあるのかもしれません。

      
   たまに夜遅く来たとき、スタッフ控え室を覗いてご飯の催促
            (残業中のK君撮影)


ダイフクよ、君とはいろいろあったね。ニャー、チビ、シャッポを追い払おうとして悪役になったり、チビの事故死の間接原因かと疑われたり、シャッポが消えた当日の朝睨み合いをして、また間接原因かと疑われたり・・。 いろいろあったけど真相は誰も知らないし、仮に君が原因だったとしても悪いのは君じゃない。ニャンコへの理解が足りなかった我々保護者の責任だ。

だから、君がよければ過去のことは水に流して、これからのことを考えよう。この店では君に強制はしない。もちろんT(罠で強制収用)もやらない。でも君が受け入れたいと思うのなら、君を全面的にサポートしよう。おかわりし放題の食事に暖かい寝床、至れり尽くせりの生活だ。そして、一緒に永遠の保護者を探そうじゃないか。

君にどんな過去があるのかは知らないが、君はここまで十分、誰にも頼らず独りで頑張ってきた。厳しい環境の中を生き抜いてきた。でももうそろそろ、安心と安住、穏やかな生活を望んでもいい頃だと思うよ。

だからダイフク、幸せになろうぜ。

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コワモテに隠れたやさしさ

2017年03月19日 | ソトチビ
耳カットされて市民権を得た?と思っているソトチビです。
あの耳カットを発見したとき以来、毎朝毎夕の食事時に顔を出すようになりました。と言っても普段は近辺に見当たらず、どこからか出張訪問しているようです。ボラさんが手術したのだとすれば、心配しているかもしれないな。

先日車で帰宅途中にバス通りから団地に入ると、10mほど前を歩いているソトチビを発見。そのまま追っていくと、足取りも軽く道なりにわが家に向って、生垣の根元から入って勝手口にまっしぐら。自分が家に着いて勝手口から覗くと、ソトチビはいつものように待っていました。

やはり、本拠地はバス通りの反対側に点在する旧農家さんのどこかだと思います。近年は車の量も増えてきたけど、街中と比べればまだはるかに少ないので大丈夫か。

ときどき朝食の待ち時間におかあさんの寝床に合流していますが、二匹の行動はまったく別のようです。問題は午後の時間帯が合わないこと。自分が店から戻る前にソトチビはやってきて、おかあさんの朝の残りを食べているらしい。日が長くなるにつれて夕食の時間も遅くなるので、これは昔のようにソトチビに覚えてもらうしかない。

そんなソトチビ、なんだか顔もすっかり柔和になってきました。もともとキジトラはコワ顔ですが、馴れると甘えん坊でやさしい心根の子が多いんです。最近のソトチビはキョトンとした顔つきが印象的。 しかし神経質でもあるキジトラのこと、他所で人に近づくことはまずないでしょう。

そんなソトチビの表情です。

         まだコワモテが・・

         目が合うと柔和な顔に

         キョトン顔・その1

         キョトン顔・その2

今朝になって、ソトチビの首にまた異変をみつけました。まだただれてはないけど、1cmくらいの大きさで毛が抜けて白肌が見えていた。以前の皮膚病の跡なのか、また再発したのか、まあ薬はまだたっぷりあるので、様子を見て手当てしようと思っています。


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今日も元気なおかあさん

2017年03月17日 | (故)みう(おかあさん)
おかあさんの近況です。
ソトチビがわが家に連れて来たおかあさん、家裏の寝床で2回目の冬を無事に越して、最近は動きも活発になって来ました。相変わらずソトチビが来るけど別行動、朝食の"待ち時間"だけたまに寝床でツーショット。ストーカー君はその後一度顔を出したがそれきりです。

          
        最近では珍しくなったソトチビとの会食

そして問題のニャー。
今でも散歩中におかあさんを見ると、反射的に追いかけようとします。そのせいでおかあさんも近くには寄ってきません。

          
             生垣の向こうから
           「ここなら大丈夫だニャン」

このところ日中は殆ど見かけなかったおかあさんでしたが、結局家の周りをうろちょろしていたようだ。違いと言えば、3軒先までだった守備範囲が4軒先と少し広がったくらい。

          
            家の前の道路を疾走中
              「気持ちいいニャン」

夕方になると寝床の周辺にいます。この時刻にカイロを交換したり夕食を出したりするので、こちらの様子を伺っているのでしょう。 しかし問題がひとつ。おかあさんの食事の時間が大変不規則になってしまい、やむを得ず置き餌にすると、ソトチビとどっちが食べたのかわからない。今ではもう、食事分配は本人たちにまかせています。

          
             お隣の室外機の上で
      「そろそろオジンが出てくる時間だニャン」

          
          たまにゴロンゴロンで甘えたり
       「気持ちいいけど少し緊張なんだニャン」

          
         この日はカイロ交換中に食事終了
         「寝床が大丈夫か点検しま~す」

先日、ニャーを抱いて2階のベランダで日向ぼっこをしていたときのこと。まだ芽吹き前のお隣の柿の木に少し大きな鳥(オナガ?)が飛んできて戯れ始めた。もちろんニャーの目は釘付け。こっちは身を乗り出すニャーを抑えるのに必死でした。

と、そのとき、向かいのガレージから白いものが疾風のごとく駆けてきて柿の木の根元に消えた途端、一気に幹頂まで登り詰めたのでした。鳥には逃げられても余裕の様子で辺りを見回して・・。茶目っ気たっぷりのおかあさんでした。

          
              一気に木登り

          
            「いい眺めだニャン」

こんなに自由なおかあさんを見ているせいか、わが家にお迎えする日程が大幅に遅れています。ただ、心配していた恋行動はまったく見られないのでやっぱり手術済かも。いずれにしてもなるべく平和にお迎えしたいので、鍵となるニャーとの関係改善にもう少し努めてみようと思っています。

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はじめは小さなサインだった ~ハナ最後の闘い(前編)~

2017年03月14日 | (故)ハナ
また自省の意味を込めて、ハナとお別れしたときの話をさせて下さい。

            
           ハナ17才の頃、家前の道路にて

それはハナが脳溢血の病魔から奇跡の復活を遂げた1年後のことでした。その日は夫婦で家に帰ったのが当時としては少し早めの19時。揃って帰宅したときは大抵3匹のお出迎えがあるのですが、それがないと、何となく胸騒ぎが走るものです。そのときも誰も(玄関まで)出てこない。そして胸騒ぎが的中、居間の窓側に倒れていたハナを発見したのです。

ハナは嘔吐物にまみれて横たわっていました。後でわかったのは、嘔吐物は当時絶不調だったテツのものだった。ハナは半分仰向けに倒れて、静かだったが目がうつろになって。でも脳溢血のときとは少し違う。いずれにしても、何か重大なことが起こっていることは明らかだった。

            
          嘔吐物を拭き取ったが手足が動かず
                テツも心配そう

しかし行きつけの病院は19時までで電話が繋がらず。何件か調べて、19時半まで受け付けていた少し遠くの病院に何とか診察をお願いしました。とりあえず抱いて行こうとハナを毛布に包んでいるときだった。ほんの一瞬だったけど、ハナがひきつけを起こしたのです。全身が力んで、白目を剥いて。本当に一瞬の出来事、直ぐに治まりました。

病院までの間、ハナは腕の中で少し元気を取り戻したようでした。病院に着いて診察のときは頭を上げるほどに。先生の診断は"低体温症"、「とにかく温めてあげて下さい」と。 重大に思っていた割には薬も何も出ないので、いろいろと状況を先生を伺っているとき、ほんの一瞬、診察台のハナがまたひきつけを起こしたのです。

ほんの一瞬だったけど、間違いなく先生も見た。だが妻も看護師も他の人間は気付かなかった。「先生今の・・・」と言いかけたとき、いやあ、大丈夫でしょう、と軽い一言が返ってきました。とにかく一晩温めて、様子を見て翌日にかかりつけの先生に診てもらってください、と。

自宅に戻るとハナはまた少し元気になって、いつものレトルトと牛乳を少しだけど自ら口に含みました。(結果的にこれが最後の食事となった。) それからはコタツで温めたり、抱いて温めたり。良くなれ良くなれと祈りながら。しかしハナは、無情にもまたあの痙攣に襲われたのです。今度は長く、4,5秒は続いたでしょうか。

            
               自宅に戻ったハナ
            テツが付き添って離れなかった

            
            少しだけ自分で食べたけど・・

その晩ほど切ない思いをしたことはなかった。初めは温めれば治ると信じていた。しかし4,5秒だった痙攣はどんどん長くしかも頻繁になって、未明には15分毎に20秒も続くほどに。ハナは頑張って、痙攣に負けまいと意識を保っていました。撫でたり声をかけると安心したように目を細めて・・。 夜間の救急病院を調べると遠いがあることはある。でもどれほどのことをしてもらえるのか。一見診察への不信感、ハナに負担をかけたくない、いろいろな思いが錯綜して、結局いつもの先生の開院を待ったのです。

              
     ハナを抱き続けた一晩、しかし様態は悪くなる一方で

病院はその日に限って混んでいました。アサイチのつもりが1時間も待たされて。ハナは、順番待ちの車内でついに意識を失ったようだった。窮状を聞いた先生が迎えに来てくれてようやく診察が始まったのは朝の10時、倒れたハナを発見してから15時間後のことでした。

            
    順番待ちで抱き続ける中、ついにハナの意識がなくなった

診断は「敗血症」。白血球の値が8万を超えていた。即入院で抗生物質の投与開始。先生は言いました、「敗血症は時間との勝負、早く処置すればだいたい治ります。」

            
              ハナ入院の前夜と朝
     ご飯を催促するようであげても食べなかったテツとくも


**後編に続きます**
書き始めるといろいろな想いが蘇ってきて、またしても予定をはるかに上回る長さとなってしまいました。作文力のなさを痛感しています。この記事は後編(入院後のハナの闘病と保護者の反省)に続きます。


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外を見るんだニャー

2017年03月11日 | ニャー
ニャーです。
別にこの家が嫌なわけじゃないけど、今日もまた外を見てます。
どうしてそんなに外を見るのかって?
そりゃ興味があるから、なんだニャー。

外に出ると緊張して疲れます。
でも家の周りならなんとか慣れてきた。
オジンが言うには、ニャーはちょっと前までは外で暮らしてたらしい。
なんだかな。正直、昔のことには興味ないです。
今の生活がそこそこだったら、それで十分なんだニャー。

外を見るのは気を引くもんがあるからでしょ。
家の中になくて外にあるもの、それは動くものです。
知らない人、鳥、恐いの(自動車)、木の枝(風にそよぐ)、空気・・・動くものは何でも。

何かが動くと身体が勝手に反応しちゃいます。(条件反射)
オジンによると、ご先祖様から受け継がれたニャーの本能なんだって。
狩りをすることで生き延びてきた猫族が、代々研ぎ澄ましてきた能力だとか。
そうかぁ、だから気持ちや手足が勝手に動いちゃうんだニャ。

遠い屋根の上の鳥だって、窓越しでも必ず気付いて反応しちゃいます。
オジンもびっくり。ちょっと鼻高。

でもこのあいだ、オバンのきつーい一言が。
「こやつ、だんだん気が抜けてボケネコになってきたんじゃない?」
何でも最近は、横でガソゴソしても爆睡したままだとか。

やばいやばい。
狩りの能力が鈍ったらそれこそ死活問題なんだニャ。
だからいつも外を見て、全身の感性を磨いてるんです。

では、そんなニャーの外見(そとみ)ポーズ特集をどうぞ。

窓越しに;
      
         
   風で動くもの、往来を動くもの、鳥や散歩のワンニャン

お向かいの屋根;
      
       すずめに山鳩、カラスやシジュウカラも

勝手口の空気口から;
      
  主におかあさん、ソトチビ、たまに鳩や不審なニャンコも
     (オジンに教えてあげると褒められます)

2階のベランダから;
      
   ありゃ、お隣の物置の屋根でおかあさんが日向ぼっこ

         
  なーに? あんまりじろじろ見ないでほしいニャン(おかあさん)

そう言えば、屋根やベランダの手すりの上が禁止になっちゃったのでとても残念です。
パネルの隙間からじゃイマイチだし。
でもまあ、オジンが抱っこしてパネルの上から見回させてくれるから・・。

あっ、やばいやばい。
抱かれて見てても何の意味もないのに。
何だか本当にボケちゃいそうなニャーでした。


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